タグ： 女神のあおい

帝国/p.101　女給ベース 〇設定 1人称：私 2人称：○○さん、様 誕生日：4月1日(誕生花；桜/花言葉：「精神の美」「優雅な女性」) 気が弱く控えめで引っ込み思案な性格。自己主張が苦手で、いつも困った顔をしているか曖昧に微笑んでいる。 消極的な性分ゆえか友人は少ないが、少ないからこそ仲のいい数人を大事にしている。 背が低く幼めのかわいらしい顔立ちをしているため10代だと思われがちだが成人済み。 仕事をする時にはスイッチが入るタイプ。意図的に切り替えるようにしているうちに自然とできるように身についた。 そのため接客中は愛想よくにこやかに接している。 教養は平均程度だが頭が回るのでそこそこ評判はいい。桜華を目当てにしてカフェ―に来てくれる客も何人かはおり、そんな客の情報は忘れないようしっかりと記憶している。 好きな食べ物：あんこ、シベリア 嫌いな食べ物：特になし 酒：普通/あまり飲まない 煙草：吸わない 趣味：料理 恋愛対象：男 貞操：処女 カラーコード：#fef4f4(桜色) ※※※ネタバレ注意※※※ ▼以下「四季物語-春-」HO1の内容バレあり 優しい父親と病に臥せっているが凛とした母親の元でささやかながら穏やかな生活を送っていた。 人のいい父は他人のためなら何もかもを投げうつような人で、友人や近所の人のために無理して金を工面するようなこともたびたびあった。そんな人だったためか旧友にどうしても、と助けを求められ連帯保証人となってしまう。その後旧友はいつの間にか消息を絶ち多額の借金が父に降りかかることに。 なんとか返済をしようとしていた矢先に不幸な事故にあい父が他界。一連の事実に大きな衝撃を受けた母はそのまま病状が悪化して亡くなってしまった。 たったひと月で両親を共に失い、そして桜華の元には多額の借金のみが残された。 家族で住んでいた家は決して大きくはないが、借金を抱えた一人の女が暮らすには費用も敷地もかさみすぎる。けれど家族で過ごした大切な家をどうしても売り飛ばしたくはなかった。 働いて、働いて、自分の持っていたお金になりそうなものはすべて売り払って、けれどそれでも借金はなくならない。 家を差し押さえるという話が出て来て、パニックになり、働かない思考のままなんとかお金を工面しようと画策し、気づけば闇の仕事へ手を出していた。 一人殺してしまった今でも考える。 本当にこれでよかったのだろうかと。 天国にいる両親はきっと今の自分を見て泣いているのだろう。 だけど、どんなに後悔したってもう戻れない。 この手は血に染まっていて、自分はもう人を殺した罪人なのだから。 ”仕方がなかった”では許されないことをしたのだ。 忘れるはずがないとはわかりつつ、それでもその身に罪の証を刻むため、左胸に桜の花のタトゥーを入れた。 心臓に最も近い位置。この身に流れる血は、穢れた血なのだと。この身は、私は、もう汚れてしまっているのだと。 過去から逃げることはできない。それを実感するために、刻んだのだ。 毎日鏡を見て、己の身に刻まれた罪の印を見て、思い出す。 私は幸せになれるような人間ではないのだと。幸せになど、なっていいはずがないのだと。 闇の仕事をしている時も防衛反応なのかそれ用の仕事スイッチが入る。そのため仕事中に泣き出したり、震えて動けなくなったり、ためらったり、焦ってわめいたりするようなことはない。 すべての感情が抜け落ちたような顔で淡々と仕事をこなしている。 殺しの道具にナイフを選んだのは、料理が得意で使い慣れた道具だったから。 殺しに使う刃物と、料理で使う包丁は違うが、それでも調理中に肉を切る際に人を殺した感覚がフラッシュバックするようなこともある。 今ではもう慣れたので気分が悪くなる程度で済むが、最初に人を殺した次の日はその感覚を思い出して吐いたりもしていた。 好きだった料理も、今は少し怖いという気持ちがある。 「美味しい」と笑って食べてくれる人も、もういなくなってしまったから。

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