タグ： kwemk カタシロ_k 科学部OB卓

北海道出身の脳神経専門の医師。 そこそこ裕福な家庭の一人っ子として生まれる。幼少のころは祖父母から贈られた文鳥をとても可愛がっていた。 文鳥は蛇崩が10になる時に死んだ。狼狽した蛇崩は土に埋めようという母の言葉に従ったふりをして文鳥を冷蔵庫に入れた。冷蔵庫に入れた野菜は長持ちするという。生命から物に変わったことをすぐには受け入れられず、考える時間が欲しかったのだ。母からは当然怒られた。 文鳥を失った時から蛇崩は悪夢を見るようになる。厳格な父、やさしい母、いつも励ましと甘いお菓子をくれる祖父母が身体を硬直させて冷蔵庫に収まっている夢だ。蛇崩は取り付かれたように勉強した。医者になろうと決めたのだ。 自分は恋愛もできない人間だと思い込んでいたが、30を過ぎたころ勤めていた病院の近くの定食屋の一人娘と縁を結ぶこととなった。彼女は演劇が好きでそれを生業にしようと養成学校に通いながらオーディションに何度も挑戦したが、才能が出ず、プレッシャーと自己嫌悪で心を病んで生家に帰ってきたところだった。蛇崩はそんな話を定食屋の主人から打ち明けられ、「先生、精神とかも治せるんでしょ？お願いしますよ」と泣きつかれた。蛇崩は戸惑ったが、世話になっている主人の手前断れず、昼飯を食べている間だけ彼女のカウンセリングをする約束をした。最初は黙って天ぷらそばをすするだけの時間が過ぎたが、やがてぽつりぽつりと身の上のことを話してくれるようになった。お互いのことが分かってくると、彼女は蛇崩の話に小さく笑ってくれた。蛇崩にとって、昼休みは何よりもかけがえのない時間となった。二人はやがて結婚した。 幾十年もの時は流れ、蛇崩は脳神経外科医としてそれなりの地位を確立していた。国内、いや時には海外からも講演や勉強会の開催を頼まれるほどだ。 ようやく授かった娘は中学生になった。蛇崩と違ってスポーツができ、快活な少女だ。もしかしたら妻もこのくらいの時分は似たように笑い、気の合う友人に囲まれていたのかもしれない。けれどもう確かめるすべはない。妻は数年前に難病で逝ってしまった。蛇崩にとっては娘がすべてだった。 医者の仕事には誇りを持っているし生涯の生業とするつもりだが、娘に同じ道を強要するつもりはない。好きな道を行き、自分よりも娘を大切にしてくれる男が現れたら、その人と一緒になってほしいと思っている。 何も望まない。ただ娘が幸せに生きてくれさえすれば、他に、なにも。 私とあなたの宿命 カタシロ　case0 手術室　 強い光　名医 飼い猫が行方不明　ウルタール 玉手箱　猫の声が聞こえる 箱に注意書き　夢の世界　セイジャと死者が ネコは生きていた 確かめずにはいられない ベッドサイドモニタ　台　箱 100％　送信完了（日本語ではない） 台 ペンデュラム　不気味な言語　これをあなたに差し上げます。 箱 蓋に　この箱はウルタールの玉手箱 筒１　人間の脳 筒２　何もない 鉄火　わからない　いつの間にかいる 医者とは会っていない　暗い　見えていない？ ２日目 蛇崩医師　 銀のカギ　HPラブクラフト 門によるタイムワープ 究極の門　過去とつながっている　形あるものは通れない 記憶をデータ化し、過去の自分に送信 今の自分の記憶を持った過去の自分 脳…十代前半 ロール紙、資料棚 ロール紙： 膨大な数の人物名　適正率1 適正率2 不可解な言語 4415人　90％を超える例はない 資料棚： 奇妙な装丁　人知を超えたテクノロジー 鉄火 医者になれたら 外食の約束 ３日目 イスジンの 他人と精神を交換できるA椅子人とB地球人が精神交換 殺された →イスジンがのっとっている オカルト資料 脳を維持する機能 ずっとそばにいた 興味を持った　蛇崩の脳を摘出し、蛇崩の脳を上書きした 娘を救いたいという　 ヨゴス　 ４億の人を探す　 ベッドサイドモニタ 記憶情報を転送する　 ペンデュラム シマメノウ　薄明石 本 キーパー？隠された知識を守るもの

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