タグ： ビブリオフィリアのグランドフィナーレ

司法書士事務所に勤務している青年。近々、務める事務所の中心たる司法書士の秘書になる予定。 自分のやりたいこと、やるべきことに対し、積極的な姿勢を示す青年だが、身長の低さと、まだまだ若々しさを保つ容貌が手伝って、中学生あたりに間違われることが多い。事務所の客人にも必ず一度は子供扱いされ、そのたびに、司法書士資格の証明書と運転免許証（ペーパードライバー）の提示を余儀なくされるのが、目下の困りごと。 両親はおらず、長兄が稼ぎ頭として、自分を含めた弟たちの面倒を見ていたが、こうして徐々に巣立ちつつも、生来の仲の良さ故か、週に一度のペースで実家に顔を出している。 同じ国立大法学部出身者の同期、長谷部、宗三、行光からは、顔面詐欺だの、声にあった歳の重ね方をしろ、だのと、大学に所属していた頃から、無茶振りの会話を投げかけられては、いなしていた。 大学を卒業したあとも法律関係で顔を合わせる機会がたまにあり、プライベートでは居酒屋に行ったり、飲み会をしたり、ゲームをしてそのまま寝泊まりしたり、交流を続けている。また、この面子とは、仕事関係＆法に対して、の討論会や意見交換も、積極的に行われている。

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