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イメージソング： ・ぺのれり「Prayer」（　https://www.youtube.com/watch?v=RVSlzGE1UPw　） ・ぺのれり「 - dirty rouge」（　https://www.youtube.com/watch?v=-5SV9LvNSnI　） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わたくし 「わたくしが美しいのは当然です。だって『　金星　』ですもの。でもね、それなら、『美しくない』ものとは一体なんなのでしょう？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わたくし 　……そう思って観察していたのだけれど、駄目ね。だって『　星　』とあなたがたでは、速度が違いすぎるのですもの。 　わたくしのひと瞬きで、あなたがたはすぐにいなくなってしまうから……だから、わたくし、同じように『ひと』になろうと思いましたの。名案じゃない？ 　ですから、あなた。わたくしに、『美しい』とは、『美しくない』とは、何なのか。教えてくださる？　かよわいあなた」 ●エシュタル●　愛称「アンナ」 ・一人称「わたくし」/二人称「あなた」「あなたがた」/呼び方「～さま」 ・「金星」のレネゲイドビーイング。正確には、人々の持つ「金星」に対するイメージの具現化。 ・「美」という観念に興味を持ち、同じ視座に降りるために人の形を得た。 ・名前の元はバビロニアの女神、豊穣と愛と美と金星を司る女神「イシュタル」。この名前は彼女を最初に迎え入れた「"シザーリオ"」というレネゲイドビーイングによって名付けられたもの。彼女はそれを大層気に入り、自身の名前とした。なお、金星には「イシュタル大陸」とよばれる陸地部分が存在する。 ・愛称である「アンナ」は、そのコードネームである「天の女主人《太白星（ニン・アンナ）》」から。彼女を迎え入れた二人目であるゼノスの長、都築京香が授けたもの。それもまた彼女は大層気に入り、コードネームとしてだけでなく愛称として使うようになった。 ・普段は類稀なる美貌と絶世の歌声を持つ歌手「アンナ」として人間社会に溶け込んでいる。その浮世離れした容姿や言動は、一般社会では非常に目立つものではあるが、芸能界という奇人や変人の多い世界ではある種「アーティストだから」という理由で片付けられてしまっている。 ・好きなものは「うつくしいもの（わたくし）」、「ミルクとお砂糖たっぷりのコーヒー」 ・嫌いなものは「わたくしをうつくしくないと言うもの」、「とっても苦いもの」 ・乳白色のような金色の髪を足元まで緩やかに伸ばし、透き通った赤の瞳の中に星の煌めきを浮かべる白貌の美人。 　まさしく黄金比、美の化身そのものといった姿かたちは、どんな人間の目にも快く映る。これは造りの問題というより、彼女が「そういう存在」だからだ。 ・179cmと女性にしては背が高い。これは「地球と金星」のサイズ差というよりも、彼女の意識する「人間と星のスケールの差」を反映させたもの。 ・彼女の体は体温が高い。これは金星自体が昼も夜も摂氏460度と超高温であるため。これは太陽に最も近い水星よりも高温。 ・金星の表面重力は地球の表面重力よりも小さい。ゆえに、パーソナルスペースが常人に比べ狭く、よってコミュニケーション距離が近め。 ・エンジェルハイロゥとしての力は「光り輝く美の女神」という、人間の金星に対する意識の現れ。 　一方でハヌマーンとしての力は彼女自身が持つ「スーパーローテーション」と呼ばれる超強風によるもの。 ・彼女にとって太陽とは「西から東にのぼるもの」。これは他の七惑星と自転の向きが逆であることに由来する。 　なので西と東を間違えがち。決して方向音痴ではない。 ・人間に対しては、個人というよりも「ひと」という、よく言えばおおらか、悪く言えば適当な視座で接している。 　星という大きなスケールで生きる彼女にとって、個人とは目を凝らさなければよく見えない、見えたところで瞬きの間に消え去っている、そういうとてもとても小さな単位だからだ。 　だからこそ、彼女はどんな人間にも接することを止めないし諦めない。それは自らの美しさを人は無条件に受け入れるという“事実”と──── 　何よりも、彼女自身が「人を通じて”美しい”という概念を理解したい」と望むからだ。

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