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『職業ベース』 ●警察官、刑事 ※現在は「元」刑事のため、職業Pにて経済犯罪者の職業技能より〈値切り〉を取得。 ・職業P EDU(16)×20=320P 『特徴表』 ・プロ・ドライバー(2,3) 小さい頃から乗り物で遊んでいた。あらゆる〈運転〉技能の基本成功率は50%である。 ・目つきが悪い(D)(4,1) 目つきが悪すぎて、知り合い以外から怖がられる。APP-1。さらに〈信用〉-10%。 ※1D6ロール結果→6 60Pのうち、45Pを〈医学〉、15Pを〈写真術〉に割り振り。 『略歴、性格』 彼は元々、善良な刑事であった。 警察官学校を優秀な成績で卒業し、数年後念願かなって警視庁本部へ異動となった。彼は人に取り入るのが上手く、誰とどう付き合うべきかを本能的に心得ている。自分の利になる人には恩を売り、自分にとって不要な人物とは距離を置く。世渡りが上手いと同時に、何枚もの仮面を被った人物だと評する人もいた。 何故、彼が刑事を辞めるに至ったのか。それは、彼のほんの些細な「嫉妬心」が招いた出来事に起因する。 本部に移って数年後、彼に後輩ができた。その後輩は自分とは比べ物にならないほどの努力とセンスを併せ持ち、そして何より表裏なくキッパリと人にモノを言える人物だった。 とても眩しかった。アイツに自力では届かないとさえ思った。彼の中にふと芽生えた「嫉妬心」。それは日に日に彼の中で水かさを増していき、そして溢れた。 彼は後輩が担当する事件を主に、犯人側へ警察内部の情報をリークした。一度だけと思っていたものの、人間という生き物は一度味わった甘美な味を忘れることは出来ないものである。汚職は常習化していき、情報の見返りとして提供先から金銭を受領することも多々あった。 しかし、悪いことはいつか明るみになる。 彼の汚職を明るみにしたのは、誰でもない後輩その人だった。彼は罪に問われ刑事を懲戒免職となった。服役をしシャバに出てきた頃、彼にはそれまで積み上げてきたコネも、キャリアも、自尊心すら残っていなかった。ただ一つ残ったものがあるとするなら、警察という組織への強い執着がそれだろう。 彼はすぐさま過去に接触した犯罪グループに取り入り、過去自分が調べ上げてきた警察内部のデータなどの小出しにしながら取り入った。そして、裏社会の情報屋としての地位を確立していく。 性格は蛇のようだと揶揄される。隙間隙間に入り込み、気がついた頃には飲み込まれている。 目つきこそ悪いが人当たりはよく、自分の利益になりそうな相手のためなら協力は惜しまない。 趣味は車やバイク関連。どちらの知識にも精通しており、運転もお手の物。特に男の上司に話も受けるため、処世術の一つとして活用していた。 関西弁のような口調で話すが、生まれは関西ではない。これもまた、自分自身を隠すために身につけた芸の一つであった。 「わいに七光りなんてもんは無いさかい、光を遮る煙にでもなったりますわ」 ※うらがき ・名前の由来 汚職事件など、罪状がはっきりせず、有罪・無実の決定のしにくい裁判事件を指す「疑獄」という言葉と、「蟻地獄」から。 「煙士」は語感が良かったことと、煙という言葉が似合う男にしたかったから。 ・蟻獄の後輩くんについて ふわりとだが、私の他の探索者を想定している。あくまで自分の中での位置づけなのでセッション中に大っぴらにすることはしない。

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