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七瀬明煌　ec6800 失踪時18歳。叔父と喧嘩して天文台を飛び出した。 まっすぐ家に帰る気にもならなくて、足を止めたくなくてひたすらに走っていた。 その途中で何か、化け物に遭って吞み込まれて。…死んだと思った、でも”目が覚めた”。何があったか覚えてない、あれが本当にあったことなのかも。 気づいたら知らない山にいて、気づいたら日付は2年後になっていて、じゃあわたし、行方不明になってたってこと？ 帰らなきゃ。　　そう思って立ち上がろうとしたとき、今度は随分荒っぽい暗闇に覆われて　　…それで、今だよ。 ※通過者向け概要を読み飛ばしてたので18-20歳の空白を捏造しましたがシナリオ的にアウトだったら違う理由を考えます※ 元宇宙飛行士の母と専業主夫の父、わたしに弟。だった。 わたしが小学生になって少し経ったときお母さんがいなくなった 死んだんだって。ママは宇宙が好きだったから宇宙葬をしようって。 パパの目が真っ赤だったの、今でも覚えてるんだよ。 11月生まれ。金星のいちばんよく見える日に生まれたから、名前はそこからつけられた。 金星は秋の一番星よりもずっと光るの。太陽と月の次によく見えるの。だから　だから早く、見つけて 　一人称：わたし / 二人称：呼び捨て / 三人称：君 ✑職業技能 　聞き耳：暗闇で発達した 　天文学：母に昔教えられた 　キック/頭突き：脱出を試みて身に着いた 　オカルト：不思議なことを調べてた 　芸術（柔軟）：やることなさすぎて身体柔らかくなった 　写真術：皆で写真撮るのすきだった ✑自探縁故 　弟：「天野」　【】※ライカバレ 　叔父「ひかたさん」／母・七瀬すばる ✑参加シナリオ　*敬称略 　✧〖密室のパスト〗Am卓_2024.9.3-2024.9.12 　　わをん_東野千結（ちゆ） ✑秘匿 　密室のパストHO能天気【https://sepia-meal-9f9.notion.site/58d4a60086794c5aa365779ed71197a5?pvs=74】 ７年。蝉の幼虫が地上に出るまで。失踪した人間が死亡判定をされるまで。中学生が成人するまで。 それだけの時間だ。それだけの時間を、ここに閉じ込められてる。 最初のころはそれこそ脱走しようと躍起になった、泣き虫が死んじゃうんじゃないかって怖さが真後ろについてきていて、早く病院に、って。 なんど声をあげたか、なんど壁を蹴ったか、なんど不気味な音に怯えたか、なんど、なんど。 それでも時間が過ぎていくうちに衰える筋力に、視力に、変わらない現状に。いつのまにか寝転ぶばかりになった。 気が狂いそうだった。 家に帰りたい。外に出たい。　７年も経っているのに？ 私が帰る場所はまだある？パパも天野もわたしのこと覚えてる？帰って　こ　まらない、？ 怖い。　だって、７年前の友達のことどれだけ覚えてる？　７年前にいなくなった人のことどれだけ待っててくれる？ ここから出たいけど、　出たところで。喪われた時間は戻らない 泣き虫のこと、好き。食べちゃいたいって思う、噎せる鉄の匂いと汗と垢の酸っぱさと嚙み千切れない生っぽさしかないのに。取り込みたい。離れたくない。 ひとりになりたくない。狂いたくない。狂うのは怖い　狂った人を知ってるから、見たことがあるから、　同じようになるのは　怖い 嫌わないで、怖がらないで、傍にいて。とびきり能天気なふりをするから、そういう人になるから、わたしを拒まないで 触れて安心していたくて、抱きしめると食べたくなって泣きそうになる。何度も唾液を飲み下す喉の動きがどうかバレていませんように。 労わるように髪を撫でつけるその手が巻き取るいくらかの毛に気づかれませんように、緩んだ口元に気づかれませんように！

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