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　東京の私立大に勤める客員教授。アラビア圏の歴史研究者であり、文化研究者でもある。実家はそこそこの歴史を持つ名家の分家で、そこの三男。 　ガタイがデカいこと以外は、平凡なザ・アラブ人。探求心旺盛かつ温厚な性格であり、学生や他の教員からも親愛と信頼を寄せられている。その人柄の良さは、当時留学生だった日本人の妻　千秋を射止めるほどである。しかし怒ると普通に怖い。 　幼いころから＜歴史＞に心を惹かれて、その分野の学者になることを志す。その過程で＜考古学＞と＜人類学＞と＜博物学＞、参考程度に＜地質学＞を学び、＜図書館＞は日ごろの読書を通して高まった。＜信用＞は元来の性格に由来しており、＜日本語＞は学生時代に妻と話す為に勉強したのがキッカケ。＜ジャンビーヤナイフ＞と＜回避＞は、実家に代々伝わる伝統武芸として習得した。 　実はかのニザール教団の子孫であり、武芸はそこから受け継がれたもの。 　『天露尋』にて、教え子の危機に際し、仲間と共にその寿命を対価に彼と「少女」を悪夢から救い出す。（寿命が６２歳となる） 　『ナギサの物語』にて、またしてもとある「少女」を救うことができずに、それを歯がゆく思う。その後、待望の子供（女の子）を授かり、渚と名付ける。 　『稲荷の村』にて、命からがらに邪心の復活を阻止するも、『彼女』を救うことが出来なかった。 　『狂死狂愛』にて、とある施設に赴き、「彼女」を未来へ連れ出した。

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