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《職業》 《特徴表》 《技能》 《備考》 【以下蛇足】 《略歴》 《容姿》 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 早花 響(さはな ゆら) 20歳 訪れる信者の話をただ聞き、優しい言葉をかけ、救いを与える。人々に幸福あれと心から願っている。 常に微笑んでおり、自発的に喋ることが少ない。非常に従順で、与えられるものを拒まない。そうあれかしと望まれたため、そうなった。 周囲の誰も響自身を見ず、またその自我を認めなかったため、段々と心を閉ざしていった。 叔父の家から出ることができたなら、その時は年齢の割に無邪気で幼い言動をするだろう。自分の関心の向くままに触れたり尋ねたりと世界を楽しむ。 叔父の家から抜け出すということは、死ぬ覚悟ができているということだ。 《職業》 神子 2015 宗教家ベース 〈オカルト〉〈聞き耳〉〈心理学〉〈説得〉〈図書館〉〈歴史〉〈信用〉 〈経理〉→〈精神分析〉 ※教団の運営には関わっていないため。 時には自身がその依代として、神の意志を信者に伝える。そのように振る舞い、迷える人々をすくい上げる役目。 《特徴表》 6-6 急速な回復力 5-6 異物への耐性 《技能》 ・聞き耳、目星──信者の噂話や装いは外のことを知る重要な手がかりであったため、ひっそり気にかけていた。 ・図書館──あまり多くの本は与えられなかったが、繰り返し読んでおり文章の構造をよく把握している。 ・オカルト、心理学、歴史──彼女に与えられる知識はこうしたものが殆どだった。 ・信用、説得──神の声を届ける者として信者を導く。 ・精神分析──信者の中には全く余裕がなく、錯乱した様な様子の人もいる。そうした人を落ち着かせるため。 ・応急手当──こっそりと自傷しては他の傷と一緒に手当している。 ・隠れる、忍び歩き──夜中にこっそりと家の中を歩いて逃げ方を考えている。 《備考》 【以下蛇足】 《略歴/生い立ち》 4歳──両親が病で他界 両親を病で亡くし、叔父の家に引き取られることになる。その瞳と美しい容姿に利用価値を見出した叔父は、響を偶像に利用して新興宗教を立ちあげた。 そして大切な偶像が傷付かないよう、家からほとんど外に出すことはなく、また家から出られないように身の回りの事も自分でさせなかった。 《容姿》 短く切りそろえられている深い藍色の髪。白色の長いマフラーを巻いている。 ブラックオパールのように、光を様々な色に反射して煌めく瞳を持つ。 《RP》 「わたし、私は……オカイコサマ、って呼ばれていたわ。それが名前なのかしら。あなたは？」 「あら？　青に染ってないわ。海は青いのにどうして？」 「こんなに広くって青いのに、海って手の中に掬うと透明なのね。……！！　へ、へんな味！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 新興宗教の偶像。監禁・虐待を受けている。 自分の身の回りのことすら一切自分でさせて貰えず、食事の際も目隠しの上少量の食べ物を口に運ばれるまま嚥下していた。自分の服より重いものを持ったことがない。 自我を認められない環境で育ち、もし逃げ出しても叔父が必ず追いかけてきて今度こそ殺されると思い込んでいる。　そう思い込まされているだけで、実際には家から抜け出すことは容易である。覚悟と用意があればいつでも出られるだろう。 自分の家が信者から搾取する組織であることを理解しており、心を痛めている。 人々の幸福を願っているが、自分のことは誰が救ってくれるのか、誰も救ってくれないならば自分が救ってあげなければ、という思いも抱いている。一度だけでいいから自分のために生きてみたい。 響にとって自殺は、 【これ以上誰かを不幸にしない】、そして【他の誰のためでもなく自分のためだけに生きる】唯一の手段である。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 海の向う/北原白秋 紫陽花「あなたは美しいが冷淡だ」 寄り鯨

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