タグ： 板井厨房

「い、今告白するのが吉と出ました。絶対いけますよ、頑張って！」 　高校二年生。友人と一緒にこっくりさんの儀式をしていた所意識を失い、友人もろともオーヴァードに覚醒した。そのまま成り行きでUGNに入り、普通に職務をこなしている。 　自分に自信がなく、困ったことがあるとよく占いに頼る。こっくりさんからダウジング、夢診断、占星術、タロット、水晶まで大真面目にやってのける。的中率はそこそこ。いわゆる”恋愛脳”で、他人の恋愛の気配を察知すると積極的に介入してくる。 「抵抗を止めてください！　さもないと、その……ふ、不幸が訪れますよ！」 　白兵担当なのだが、どちらかというと呪術師じみた趣がある。本人も、剣を振るより祟る方が性に合うと言い出す始末。チルドレンとしての経験は浅い。 　ハーフなので金髪に金色の瞳をしているが、能力を発動すると黒髪黒瞳になる。あと狐耳が生える。その為、暫くはキュマイラを発症していると思われていた。この状態だと占いの的中率が上がり、情報収集や起こっている問題の解決方法はもちろん、自動車の運転や狙撃などのあらゆる事柄を”占い“で何とかしてしまう。それは本当に占いなのだろうか？ ・コンボデータ 『分身娑婆』 　遠く離れた場所から相手の影に突然現れ、斬りつける。不意は打てるが本人の筋力が型落ちなので、威力はしょっぱい感じ。 『憂満鬼願』 　その場から一歩も動かず、見立てを行った藁人形を放り投げて切り刻む。敵の身体には全く同じ傷跡が付く。原理がふわふわしているのにこちらの方が高威力。 ・ビルドコンセプト 　無形でミドルをなんとかする奴。なんともならない時のためにマスターズコネクションまで持ち出した。その分攻撃性能は中途半端というレベルではないというか、これ侵蝕値大丈夫？　フルコンボのコスト11で打点は装甲値有効の15点ってどうなの？ 　ぶっちゃけこれで突破できないミドルはそうそう考えられないので、マスコネより実験体で精神に振り切った方が戦闘力底上げにもなるから確実に良い。でもそうはしなかった。そうはしなかったんだよ、ロック。 ・成長方針 　時の棺とか妖精の手とか　アタッカーとして伸ばすよりサポートに回った方が良い気がするよね 　でも先にメモリーを取ろう！　こんなノリでジャーム化とか洒落にならんよキミ！ 「幸せの在り処は、『はい』か『いいえ』じゃ答えられませんから……」 　オーヴァードになる前、とある”先輩”に片思いしていた。割と仲は深まっており、件のこっくりさんには、告白の成功の如何を問うつもりだった。 　オーヴァードに覚醒したことで、彼女は”先輩”が自分の告白を受け入れてくれるであろうことを予知する。が、それと共に何か”知ってはいけないこと”までも理解してしまったらしく、告白を諦めている。 「あの人と幸せに暮らす未来があった、それだけで私は幸せだから……この運命と添い遂げるって、決めました」

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