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歩武歩武符燐の総長。決して自分からは手を出さないが、仲間に手を出されたら自ら身体を張って守り抜く。そのボスとしての資質に憧れて舎弟になりたがる者が後を絶たない。メンバーがいっぱいすぎて集会するのも大変になってきたので只今募集を締め切っている。 眼光鋭く多くの舎弟を率いるその姿から、「狼の大和」と周りから呼ばれている。 そんな大和だが、実態はただのドM。狼というより犬になりたい。 すべての始まりは小学5年生のときだった。11歳にしてなわとびの達人とクラスで崇められていた那覇 飛男くんの二重とびの縄に思い切りぶつかってしまったのである。 ひたすら謝る飛男をよそに、大和は皮膚を打つ衝撃や、ビシッという音、ヒリヒリ痛む感覚に言い知れぬ感動を覚えたのだった。 それ以来、大和は自分を追い込むことに快感を覚えるようになってしまった。趣味で筋トレを始め、自分の身体に穴を開けるのにゾクゾクしたのでピアスもいっぱいあけた。すると元の目つきの悪さも相まってヤンキーに絡まれるようになって万々歳。 ヤンキー相手に困っている人を見かけては率先して盾になっていたら「喧嘩の強いヤンキーに守ってもらった！」と誤解され舎弟が増えていった。 なりゆきでできた舎弟だが、他人が殴られても自分は気持ちよくないし可愛そうなので、仲間に絡んでくるやつには拳で対抗していた。 そんな日々を続けていたらますますフャンが増え、いつのまにかリーダーになって崇められてた。そのうえ変な異名までついて、ヤンキーの間で評判になってしまった。最近殴ってくれる人が最近全然いなくて悲しがっている。 （俺は舎弟じゃなくてご主人様が欲しいんだけど…） 「さらば愛しき人よ」ウィル、ノワール、根黒 「水槽病棟」エスペランサ、ナナちゃん、ほうほう、エリック、ケイ、千景

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