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一人称：ウチ　口調：京言葉交じりの関西弁 "六甲"と書いて"かなた"と読む、未だに初見で正しく読めた人間はいない。 六甲が昔"むこ"という地名で"六甲"の漢字を当てて今の地名になった経緯と、"むこ"の由来が畿内から見て向こう側にあるからという説から転じて"かなた"という読みで名付けられた。 「流石に迂遠過ぎひん？」 かつて空手部に所属し期待株として注目されていたが、呼吸法の"息吹"と苗字の"伊吹"の読みが同じことで弄られたために辞めた。 未だに聞くも涙語るも涙な過去である(泣)。 聞いたな？泣け。 「みんなに"イブキのイブキ"って言われるんホンに煩わしゅうて……」 ある日、何らかの超常的なそれっぽい感じの声か何かを聞いたような聞いてないような気がして霊媒師の道を選ぶことにした。 基本的に深くは考えない人生なのだ。 「うん、聞いた。多分聞いた。聞いたはず。聞いたんとちゃう？」 ２つ年下の妹がいるが六甲に負けず劣らず読ませる気のない名前をしている。 妹の探索者データ→[https://charasheet.vampire-blood.net/4759607] ◆シナリオ「アカイヤカタ」 ・導入 とある事件の解決のため古下幸に協力者の一人として彼女が追う稗田という人物が以前住んでいた洋館の調査への参加を依頼された六甲。 何やら霊媒師としての腕よりも交渉担当としての力に期待されていそうなことに不満を覚えながらも仕事ならばと快諾する。 他の探索者達やもう一人の協力者である襟須知美と自己紹介を交わした後、自由行動を挟みホテルで一泊してから調査を開始する。 向かう先は行方不明者も出ていると噂の心霊スポット、昭和初期に建てられ10年ほど前から人の手が入らなくなり廃墟と化した洋館――通称"赤い館"である。 ・顛末 赤い館を調査する内に特定の手順を行うことで"門"が創造されることが判明する。 その手順を見つけ出し実行したことで司祭と呼ばれる女性が実質的に支配している異界へと飛ばされることに。 異界探索の中で行方不明者である泉鏡花や、なんらかの目的で調査を行っている謎の少女ヘレナに出会い、そのヘレナからの話で司祭が稗田の協力者であることが判明する。 英語で書かれた魔導書を読めるのが六甲だけだという理由で全て押し付けられたり、神格生物との遭遇と撃退などを経つつ探索を進める内に異界からの脱出方法を見つけ出す。 異界からの脱出前に脅威となり得る司祭の排除を行い、鏡花とヘレナ――そしてヘレナの協力者である管理人(カンリーニン)と一緒に異界を脱出した。 脱出すると異界に迷い込んでから１週間が経過しており自分たちは行方不明の扱いになっていたことを知る。 警察に事情を聴取され、行方不明者が多く出ている危険な赤い館は取り壊されることになったのを聞くのだった。 また、ヘレナに探索中見つけた「クトゥグアの招来」の魔導書を返却し魔法を教えてもらった。 ・技能成長 　[魔導書]クトゥルフ神話技能+5 　[シナリオ報酬]クトゥルフ神話技能+3 　[ハンドアウト報酬]クトゥルフ神話技能+10、コンピューター+5、歴史+5 ・関わった探索者(【】内はハンドアウト) 　[茅野 あかり] 以前より古下・襟須と付き合いのある【統合失調者】、女性。 今までにも事件に関わってきていたが今回初めて拳銃を撃つシーンに遭遇したらしい。 泉鏡花の親から行方不明の娘の捜索を依頼されており、シナリオ終了時には礼を言われていた。 　[君塚まさし] 半グレで【薬物乱用者】の男性。 ことあるごとに気付け薬、鎮痛剤などと偽り他者に薬物を打ち込もうとする。 結果としてヘレナとあかりが薬を打ち込まれ、ヘレナに至っては薬物中毒に追い込まれた。 　[朝目　瞳] 【オカルトマニア】な女性占い師。 占いを行うと失敗して何かしらのアクシデントを起こしていたため六甲からの印象は割と悪い。 探索中に見つけた思い浮かべた場所を映し出す水晶をちゃっかり入手していた。 ◆シナリオ「幾千もの…」 ・導入 以前の赤い館で六甲達が行方不明となっていた間に古下の追う稗田が複数の場所を訪れていたことが分かる。 東京湾岸大学ア・バオアキャンパス、過激な宗教団体「星の智慧派教団」の一派、超高級イタリア料理店「サイゼリア」、高級旅館「爆雷」。 いかなる目的でそれぞれの場所を訪れていたのか？それを調べ稗田の野望を阻止すべく探索者たちは行動を開始する。 余談だが、赤い館を訪れていた頃から１つ歳を取り二十歳となった。 「これで酒が飲めるようになったわ♪」 ・顛末 手始めにア・バオアキャンパスについて調べてみると未発見天体発見サークル――通称"未天"と呼ばれる超心理学を扱う公認サークルが存在し、設立に稗田が関わっておりそのサークルの中で星の智慧派教団が流行っていることが判明する。 早速ア・バオアキャンパスに向かうと門前に報道陣やデモ隊がいたがそれをスルーして侵入、キャンパス内の学生相手に情報収集を行うと未天の設立に稗田と同じく関わっている横嶋という男が探査機・観測器開発に当たって不正を行ったことが発覚し報道とほぼ同時に行方をくらませていることが分かる。 更に調査を進める内に横嶋がほぼオカルト分野とされる未発見天体ナインプラネットを観測するためのナインという観測装置の開発を行っていたこと、星の智慧派教団で説明会の体でパワーストーンに不特定多数の人からMPを接収する儀式を行っていること、それらを利用して稗田と横嶋がグロースの招来を行おうとしていることを突き止める。 横嶋一派が仕掛けた神格生物のトラップを捜査の中で見つけた"輝くトラペゾヘドロン"の力もあって凌ぎながら手に入れたこれらの情報から探索者たちはナインの破壊、次いで大量のMPを溜めたパワーストーンの破壊を目標として動くことにした。 見事ナインとパワーストーンの破壊を成し遂げたが、その一連の動きの中で稗田が死亡――したと思うや否やどう見ても死んだ状態のまま活動を再開。 正体がニャルの化身であった稗田が"月に吠えるもの"としての姿を顕現しようとするが、その時探索者達が持つ"輝くトラペゾヘドロン"が光り出しルール違反を犯したとされる稗田と共に消滅したのだった。 尚、六甲は"月に吠えるもの"の顕現を目にして発狂していたため事の次第は事件後の伝聞でしか知らない。 ・技能成長 　［シナリオ報酬］神話技能+1 ・関わった探索者 　[茅野 あかり] 以前のシナリオでも同行した精神病患者の女性、実は今回の探索者全員と面識がある。 キャンパスへ侵入する際に失敗した六甲のフォローを行ったが、その際にＦラン在籍という経歴を捏造されたため恨みの感情が六甲に根付いた。 それはそれとしてコミュニケーションを取ることには抵抗がない六甲のアプローチで、あかりから生まれて初めての友達認定をされることに。 その後の探索中に便利アイテム(トラペゾヘドロン)をちょろまかそうと行動してバレた結果ほぼ全員から白い目で見られるようになったこともあり、長い付き合いである古下と並んで六甲が一番話しかけやすい存在となった様子。 　[戸隠トバリ] 白衣を身に纏った女性の精神科医、ヤニカスらしい。 今回の探索では調子がよかったようで(決定的成功・スペシャルの回数が多かった)、"輝くトラペゾヘドロン"を発見するなど功績を上げている。 他の面々に比べると大人しく非常識な行動も取っていないように見えるが、超高級イタリア料理店で旨辛チキンを注文したりと割と変な人ではある。 ［石川　吉度］ 白夜新聞社の特報部に属する特派員の男性、怪盗に憧れており技能も完全にそっち方向。 高い鍵開け技能で侵入捜査を、横嶋に変装して未天の面々を欺き破壊工作をアシストした立役者。 事件後は大スクープを持って帰ってきたことで新聞社から表彰された。 ただ捜査中にヘマをして大きな音を立てて星の精に見つかる原因となったことを六甲は忘れていない。 ■獲得魔法 「クトゥグアの招来」 クトゥグアを召喚するには六芒星の魔法陣を描き、松明で周囲を囲んだ状態で火のついたものを持った状態で 「フングルイ ムグルウナフ クトゥグア フォーマルハウト ウガア=グアア ナフル タグン！ イア！ クトゥグア！」 と唱える必要がある。この際、地平線上をフォーマルハウト星が離れている必要がある。 「コールフィッシュ」 MP２の消費、呪文の詠唱でd100の魚を引き付ける。 ２分間の詠唱が必要。 「癒し(HEAL)」 傷の回復時間を可能な最大値にまで引き上げる。 自然治癒の速度が週３耐久力に、<応急手当>を受けた場合の最初の週には６耐久力を回復させ、<医学>の手当を受けた場合の最初の週には９耐久力を回復させるようになる。 呪文をかけるには３マジック・ポイントのコストがかかるが、正気度ポイントの喪失はない。 かけるためには25ラウンドの時間がかかる。 呪文を受ける者は、呪文の使い手に体に触れられていなければならない。 そうでなければ呪文は効果を発揮しない。 また、この呪文はその週の分の効果を発揮させるために、毎週かけ直さなければならない。 ■特殊報酬 　●シナリオ「アカイヤカタ」 　　[ハンドアウトメリット常用化](ハンドアウト：オタク) 　　・オタク的知識として一部のものにアイデアを振れる。 ■遭遇した神格生物 　●シナリオ「アカイヤカタ」 　　・ムーンビースト、オッコトヌシ、ニャルの化身(司祭) 　●シナリオ「幾千もの...」 　　・星の精、シャンタク鳥、月に吠えるもの

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