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【技能】 クトゥルフ2015　P.12　ギャンブラーより 【パーソナル】 一人称：俺・俺様　二人称：貴様・呼び捨て 凶暴な性格。竹を割ったように物事に対してはっきりとした態度でいる。 迷ったり、物事を深読みするのは嫌い。頭は悪くないが脳筋ゆえにバカ。 国民には優しく、将軍としての責務を真面目に果たしているが、 それ以外では人の話を聞かないし、従わないなど協調性に欠ける。 【バックボーン】 ヴァラム共和国は、広大な山々と少しの海に面した小さくも平和な国だった。 ニコの親友でもあるゲオルギー・マルティンをを国家元首とし、農業を中心に栄えた。 しかし、ある時領海の底に希少資源が眠っていることが発覚し、途端次々に周辺の先進国から貿易や取引の打診が舞い込んだ。 過去に戦火に飲まれ、傷を負った歴史のある武器を持たない小国が再度巻き込まれることを危惧したゲオルギーは全ての取引に応じず、 資源は採掘せず、どこにも売らず、自国も利用しないと宣言を出した。 しかしそれに納得しなかった国が、山を挟んだ隣国のアンディガート帝国だった。 アンディガートは、しつこく資源の権利を渡すよう求めたが、ゲオルギーは断り続けた。 そこから数年後、アンディカート帝国の策略により、秘密裏の兵器開発の汚名を着せられ、一方的な戦争を仕掛けられる。 独自の軍隊を持たなかったヴァラムには抵抗するすべがない。同盟国や近隣国家に助けを求めるも、どの国も資源を欲しがっていたり、アンディカートとの衝突を恐れて応答しない。 抵抗空しく、ヴァラムは制圧された。ゲオルギーは最後まで資源のありかを吐かず、命乞いもしなかった。 首謀者、反乱の先導者として同じくとらわれたニコも、決して情報を吐かなかった。 それこそ、親友を人質にされたとしても。 ゲオルギーは、ニコの目の前で無残な詩を遂げた。 泣き叫び、怒りで目の前が真っ赤になって、胃液を吐いて喉が焼かれようともニコはゲオルギーの意志を守った。 このまま死んでしまいたい、でも残った国民は？導き手のゲオルギーは死んだ。俺まで死んだらそのあとは？ 親友を見殺しにした責と、上に立つものとしての責任感の間でニコは揺れていた。 アンディカートは、ニコの両足を切断し、地下牢に閉じ込めた。 拷問と辱めを受けながらそれでもまだ反抗的なニコにいら立ったアンディカートは、目の前で国を焼いて見せた。 親友が命を懸けて育てた大地と守った国民がごみのように死んでいく。 その光景についに耐え切れなくなったニコは、国の秘密を全て話した。今すぐ死んでしまいたかった。 しかしそれよりも、こいつらを殺してしまいたい。その思いの方が強かった。 情報を引き出し、満足したらしいアンディカートは、それ以降ニコを放置するようになった。 餓死でもさせようとしていたのだろうが、その時、一人の男が現れた。 「まだ火は消えていないか」 そう聞いてきた男に、ニコは何を考えるでもなく頷いた。 そして気が付けば、謎の男と国民により、ニコは近隣の国へ逃がされた。 別の国で義足を作ってもらい、リハビリを続けた。 怒りと悲しみと恨みと罪悪感に打ちのめされそうになりながらも、ニコは折れなかった。 折れるわけにはいかなかった。自分には罪と責任があるから。 あの国は、親友は優しすぎた。無抵抗な人間に理不尽に棒を振り上げる人間がいる。 それに抗うには力しかないのだ。その矛になるのはきっと自分なのだ。 だから、生き延びたのだ。 数年をかけてアンディカートの反乱組織のリーダーで、ニコを逃がした張本人であるアンダルフォンと共に戦争の準備をした。 各国の同調者を募り、じわじわと周辺国家へ侵入。勢力を広げていった。 そして期が熟したとき、戦争は始まった。 ニコ＝フリードリフ・ルキーチ・マルティヌスは、将軍として各国を制圧、ついにはアンディカートを攻め落とした。 汪たちの首を晒し、ニコは復讐を果たしたのだ。 この力は全てを屠るために、この体は全てを守るために。 ニコは死ぬまで立ち上がり続ける。 戦争終結後は、各国を開放し、レグリアス連邦として新しい国となった。 【通過シナリオ】 蹂躙するは我が手にて　HO：B国の将軍　生還 ワールズエンド・アイドルアクト　生還 AF【加工された時の時計】蹂躙 『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 本来の”時の時計”は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手により加工され、「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」アーティファクトと変化している。

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