タグ： 青春自殺

紅　叶実（あかし　かなみ） ◆好きなもの:愛情、優しくされること ◆嫌いなもの:家族 小さい頃から、両親からの愛情は何一つなかった。 父親は、ヤクザとの関わりがあり、麻薬を持ち帰って来たり、知らない男を連れてきたりした。 そんな父親に嫌気がさした母親は浮気をし、ほぼ家に帰ってくることはなかった。 ご飯を食べるために、学校に通うために毎日毎日、色んな人の相手をした。母親に顔が似ているため父親にも抱かれたことがあった。 （童貞も処女も喪失している） 過去に、薬物を無理やりかかされたことがある。 そして、太ももには刺青が彫られている。 怖がられるから、幼馴染に嫌われたくないから 全てを隠している。 自分と同じような経験をしながら育った姉が1人いる。 その姉は、彼氏ができたことに喜び希望を抱いていた。 もうこの家から出ていけると、そしたら、叶実も一緒に連れて行ってくれるといった。 嬉しかった、やっと解放されると思ったから。 でも、その願いは叶わなかった。姉の彼氏は叶実に欲情し姉の前で叶実を抱いた。その後、姉と彼氏は破局。姉は酷く冷たいめで「あんたなんか弟じゃない死んで」と残して出て行った。 どうしてこんなことになったんだろう。自分の存在が誰かを傷つけてしまうならもう誰も関わらないで優しくしないで。 「俺は1人だって生きていける　どうせ誰も助けてなんてれないんだから　はなから期待なんてしない」 恋愛対象は、男。それが父親にバレてから女を抱くことが増えた。抱いた後吐くぐらい女の子との行為は苦手。 HO1のことが好きという感情はあるが、正直、HO3のことも大切な友達に思っているためこの感情に上下関係をつけたくはない。みんな大切。でも頼ることはできないし、依存することしない。自身の姉のように離れていく恐怖があるから。 自身の顔を自分で傷をつけている。 自分の顔が目当てなら、顔を傷つければ捨てられるのではという考えだが、実際は父親は身体しか興味がないのでほぼ意味がない。 ふぐたこいか以外× 幸と身体の関係を持っている。 その日は、随分と父親は荒れていて、朝から殴られた。 「早く帰ってこいよ　今日は客が来るだからな」 と言われて、むしゃくしゃしていた。 だから、優しくしてくれた彼に甘えてしまった。 幸なら全部受け入れてくれると思ったから。 自分から”抱いてほしい”なんて言ったことなんて初めてだった。嫌われる覚悟だった。嫌われるのは優しくされるより楽だから。 なのに、幸は受け入れてくれた。優しくしてくれた。 自然と涙がでた。こんなこと、HO1.HO3になんか言えないから。 この感情が恋愛なんかじゃなくてただ、幸に甘えているだけなのに、幸は真剣に向き合ってくれた。 ごめんなさい。でもどうか幸は俺のこと見捨てないでそばにいてくれるよね。 キスだけはまだ誰ともしたことがない。好きな人ができた時のためにとっておいている。

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