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フランスにおけるディフェクト研究の最先端たる学術組織『バティスト財団』首席研究員。 また『エティエンヌ･ナショナル』という、フランスに本拠を置く製薬会社の二代目会長でもある。 専門は電子工学、医学、薬学、生物学と多岐にわたり、他の研究員の補助のために数年前から「インビトロ･ゼロ」に客員研究員として勤めている。 その出自はフランス王位請求権を有する名家の出身であり、齢11歳で博士号を取得した天才。軍事民間を問わず様々な科学技術の発展や学術的な転換点を生み出しており、さらに温厚で篤実、極めて人格者であるとの評判である。 また「高貴なる義務《ノブレソブリージュ》」の体現者であり、常々"他者より恵まれた立場であるならば、他者よりも多くの努力と貢献を義務とする"と公言し、また有言実行であるように努めている事から、ある種理想的な貴族思考の持ち主。 それだけに非人道的な研究には反対する立場だと思われがちだが、科学の発展に犠牲は付き物との意見から研究のために必要不可欠であれば、躊躇なく実験体に非人道的行為を行うだけの冷徹な面も持ち合わせている。 無論その必要を認めない限りは実験体に対しても温厚篤実であり、ある種平等で公正な博愛主義者でもある。

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