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簡易説明:兄であるAst or・P・Gemini(アル)の遺体を携帯している異常者。 過去: 生まれた時から父は何故かいなかった。 とても美しい母が若気の至りか酔った勢いで、夜を共にした男との子を孕んでしまった。 たった一度だけの過ちだった。 結果、双子が生まれた。 母は白髪で銀色の目をしていたため、兄は白髪の銀目だったが、妹は何故か白髪で金目だった。 兄はアストル、妹はベスクルと名付けられた。 アルは物静かで突飛な行動をしがちな奇人。ぼーっとしがちだが、地頭が良く、いざと言う時に機転の利く人間だった。また、友人はいなかったが、妹には優しかった。 ベルは、元気ハツラツだが至って普通の女の子、自ら勉強をするとが好きで、成績は優秀だった。友人にも恵まれたが、兄がなによりも好きであった。 兄妹仲は非常に良い。 母は女優をしており、女手一つで双子を育てた。 だが、母は双子が7歳の時に、殺害されている所を楽屋で発見される。 警察は当時母がストーカーに遭っていた事もあり、ストーカーに殺害されたと思っていたが、母のわずかな手がかりから、アルが聡明な地頭で、真犯人が恋焦がれた マネージャーだと突き止め、事件を解決した。 母を推理で救った事を機に、兄は探偵としてそこそこ有名に。妹はそんな兄の役に立ちたいと思い、検死が出来るように医学を学んだ。 二人一組という意味で、自身の名前でもあるジェミニから。双子座をモチーフにしたピアスを兄からプレゼントされ、それ以降、兄妹で肌身離さずつけている。 稼ぎ手だった母亡き後、得た名声を元に、アルは少年探偵として活動を始め、お金を稼ぎ始める。数々の難事件を解決し、数年後には、「超一流の探偵」になり、「白銀と白金の二つ星」とも呼ばれた。 ハイスクールになる頃には母譲りの美しさもあり、双子は共に人気を博したが、メインの推理をする兄は特に人気であった。 しかし、その人気を妬むものもいた。 通り魔的殺人だった。 飛び級で高校を卒業した年、16歳頃、兄妹で出かけた際に、目の前の男がベルに突如発砲しようとする。 何発も発砲した弾が命中したのは、妹を庇った兄のアルだった。 体中に風穴が空いてしまった。生命活動を持続させる事は不可能だ。 痛みを伴った顔で最後に、「……生きろ」と呟かれた事だけは覚えている。 兄は狂った殺人犯に殺された。 幸せは突然崩れた。 発砲音で気がついた人達に犯人は取り押さえられ。 咄嗟に、体中が穴だらけの絶命した兄の姿を物陰に隠して、回収をした。顔のみが、一切の風穴など無く無事だったのがせめてもの救いか。 彼女は……。 逮捕された犯人は、麻薬中毒者であり、理性的な判断も出来ていなかった。 後日、面会室に訪れたベルに、動機を聞かれ、「彼女が白銀の探偵に惚れてしまい、振られた。その腹いせにアイツの一番大切な物を壊そうと思った」などというくだらない理由を話した。 「しかし、アイツも馬鹿だ。妹を守らなければ、殺されずに済んだのに。」そう付け加える。 しかし、犯人は目を疑う事になる。 ベルが面会室から去り、再入室する際には、"双子が2人揃って"現れたからだ。 「アルは死んでないよ？お兄さん、勘違いしてるんじゃない？ちゃんと罪を償ってよね！」 いつものようにベルはそう言う。 「……。……ベル、……もう、いい。…獄中で償うといいさ。」 瞬きもしないアルは犯人を光のない目で、呟いた。 この映像は記録にも残されたが、麻薬で錯乱した男の妄言として、兄の死は無かったことになった。 白銀の名探偵はマスクをするようになったが、美貌に恨まれた事件が報道された為だと説明した。 白銀の名探偵は常に白金と共にいるようになった。 …あの日、ベルは、兄の遺体を持ち帰ったあと、状態を見た。首から上は無事であった。だから。 止血をした後、肌の色は化粧をして。 肌の見えない服を着せれば。身体に空いた風穴など、誰にも気が付かれなくなった。 まるで、生きてるようで。……いや、アルは、いまここに一緒に生きているじゃないか。 死ぬも生きるも二人一緒だと、ピアスを貰った時に約束した、から。 けど、このままではダメだ。腐敗する。探偵の時のツテで、材料も薬品もあるし、医学を学んでいたため知識もある。だが、長身の兄の身体を保てる程の量がある訳では無い。 顔だけは、保てる。なら。 体は継ぎ足していけばいい。 罪人達を許せない気持ちから。 何より、兄をこのまま生かし続けるため。 処刑後の罪人の死骸など、ゴミ山に捨てるような治安の悪い州で死刑執行人を裏の顔としながら、"兄"と共に探偵を続けた。 罪人の死骸を時より持ち帰り。 死刑執行人と探偵仕事で得たお金で日々、兄の身体の維持を続けている。 ーーー SV(ベル): 「アル！もう、よそ見しないでったら！見逃しちゃうよ？」 「悪い人は許さないよ！」 「本当にアルは、手が掛かるんだから…」 「…白銀と白金なんて、ちょっと気恥しいかも！」 「私は、検死担当！アルが本物の探偵さん！アルのお手伝いをしたかったから、医学を学んだんだぁ」 「もう！アルって本当に私がいないとダメなんだから！次の現場に引きずるよ！」 SV(アル): 「……。(ぼーっとベルの後ろに抱きついている)」 「…現場、捜査完了。…………犯人、お前。」 「……ベル、俺、…一応兄。」 「…白銀と白金の二つ星。……二つ名、最高にカッコイイ。」 「……一応、……俺が、…メインで、……探偵してる。」 「動くのめんどい……引っ張って、ベル……」 ※ルールブックに刑務官に該当する職業が無い為、下記職業を代用。 ・闇医者 医学、応急手当、経理、説得、法律、薬学、ほかの言語、個人的な関心の技能1つ 職業技能ポイント：EDU×20またはEDU×10＋DEX×10(EDU×20を採用) 特記：(十二星座卓では適用されないが念の為記載) 不十分な器具や設備でも、有り合わせの道具で十分な応急手当ができる。 ーーー 代用理由: 医学を元々勉強しており、兄の死体保管の為に闇 に手を出したため、及び刑務官の職業にて死刑の際に薬品を使う・法律の知識が必要なため。 その他: ・本人のDEXは高いが、死体を引きずる為、DEX5としている。 ・STR及びCONが高い理由としては、刑務官の仕事では体力も必要な上に、毎日死体を持ち歩いてる為鍛えられたので高めにしている。 ・兄のブーツを改造しているので支えた上での自立は出来る。 ・常に手を繋いでるか、後ろからアルが抱きしめてるような体制。 ・移動する際は引きずっていく。

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