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密室のパスト　HO泣き虫 元美大生。油絵を描くのが好きだった。 大学が終わったあと、バイトから帰る途中に突然襲われて誘拐された。 道具もないしこんな状況なので今はもう絵は描かない。描けない… も～～～～～～～～～～～～～～～～本当にネガティブな性格。 ぶつぶつ後ろ向きなことを言ってはすぐ泣く。心がめちゃくちゃ弱い。 能天気のことを気にかけている。 通過 「密室のパスト」 不定：5カ月の間幻覚を見る。 ーーーー密室のパスト秘匿設定ーーーーー 実は人間じゃない。死肉を被っている化け物。 美大生だったときの「東雲颯希」はもっと根が明るい性格だった。すこし変わり者だったようで、オカルトの類が好きでそこからインスピレーションを受けて絵にするような人だった。掴みどころが無く、それでも不思議と人が集まるような魅力がある男だった。 両親とも仲が良く、自分の好きなことを思い切り出来る、みんなに愛される順風満帆な人生を歩んでいた。殴られて死ぬあの日まで。 目を開けたら化け物の自分は暗い部屋にいて、傍には能天気がいた。能天気が自分の頭を撫でていた。 そうして、彼との監禁生活が幕を開けた。 自分の怪我を労わってくれたり、自分に優しくしてくれたりする能天気と一緒にいるうちに、彼のことが大切になっていく。それと同時に、だんだん自分が人間ではないことを後ろめたく思うようになっていった。 やがて、「自分の正体に気が付かれたくない」と強く思うようになる。 能天気が自分の髪をすいてくれる時間が好きだけど、正体に気付かれたら…と思うと怖い。 能天気が「ここから出たらどこ行きたい？」って聞いてくる度に涙が出る。

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