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「義務なんですよ、我々が日常を侵す怪物を殺すのは。そこに、権利の介在する余地はない」 「細かく、砕いてさしあげます――硝子のように」 　サケ　　ﾏﾜ　　　 　オリエント 「慟哭び、廻れ────《玻璃演舞》」 名前：篠田裕／しのだゆう 　 　愛称はユウ。UGNチルドレンであり、保護されたのは10年前。厭世的な言い回しを多用するが、本人は常に冷静である。 　過去の忌まわしき記憶から、「日常を侵す怪物を殺す」義務を己に課しており、その一線だけは譲らない。 　潔癖症染みた仕事人気質であり、座右の銘は「やるなら部屋の隅まで徹底的に」。綺麗好きであり、掃除を欠かすことはない。 　趣味は掃除の他に硝子細工の作成であるが、前者はともかく後者は己を見つめ直すために創っていることが多い。 　物品に限らず人を素手で触ることはほとんど行わない。何時もは白い手袋を履いて活動するため、綺麗好きな性格も相まって本当に潔癖症なのではないかとされているが、過去のトラウマから素手で触れられずに手袋を履いているとのこと。 　どちらかといえば一家の中では落ちこぼれの部類であった。 　姉や親に認められるために課外活動等を行ってきたが、それもあの事件で全てが無に帰す。 　保護された当初は、ショック状態で口をきけない状態にあった。 　　　　　　　　 オリエント 　発現した異能は《玻璃演舞》。砂粒のように細かい硝子片を生み出し、自由自在に操作を行う。 　戦闘においては指向性を持った矢として撃ち出すほか、日常生活においても知覚を延長するために硝子を撒く。 　訓練の成果によるものか、硝子片の大きさや精度はある程度までなら操作可能。 　　　　レイン　クォーツ 　《乱れ舞う塵吹雪よ、蹂躙せよ》は敵対者を砕く際に用いる奥の手。硝子片で切り裂いた相手の体を硝子へと塗り替えて彫像へと変化させ――最後には粉々に打ち砕く、無慈悲な技。 （出自／複数の兄弟姉妹） 　そもそもの発端は七年前。 　些細な切っ掛けで一つ下の弟と喧嘩した際にオーヴァード能力の片鱗が発動し、弟を木っ端みじんに砕いてしまった。 　姉からたまたまその様子を見られており、きょうだいの情以上の恐怖ゆえに「人殺し」と呼ばれる。 　その時から篠田裕は家庭内どころか日常からも孤立してしまい、通報を受けて駆け付けたUGNに保護されてチルドレンとなる。 （出自／仲間の死） 　それから、彼は施設にて訓練を受け、チルドレンとしての「第二の人生」を早々に始めることとなった。 　引き取り手もいない中で数年間過ごすことになるが、同じチルドレンの仲間と触れ合う内に僅かな恋慕を覚える。 　だが、その仲間は敵の手にかかって殺された。その時から、篠田裕は第二の人生の目標を決める。 　日常を侵す怪物をこの手で殺しつくそう。 　その時から、彼は弟を殺したことを皮肉るかのように、《クリスターリア》のコードネームを名乗るようになった。 （邂逅／敷島あやめ） 　クラスメイト。彼女はUGNイリーガルであるが、それまではそこそこ真っ当な生を送れていたと聞く。 　一方的な嫉妬であることを自覚しているが、それでも羨まざるを得ない。 （他PCへの知見） ・緋影いのり　P/親近感　N/嫌悪 　どっちかといえば美人（表向きは）の支部長に、姉の面影を重ね合わせて見ている（化け物！と呼んだ人）。 　姉は完璧人間の傾向があり、エリート官僚への道を進めるような人間であった。内心嫉妬していた。 　どちらかといえば不器用（？）のタイプであるいのりと 篠田裕：僕、支部長を姉と重ね合わせてみていて、姉が落ちこぼれ気味だった僕と違って完璧人間 篠田裕：無意識に重ね合わせることで嫌悪している可能性がある……？（名推理）

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