タグ： 学生 青林学園高等学校

18歳の男子学生。現在は共学の私立高校に通っている。 裕福な家庭に生まれ、 「やりたい事はやらせる」という育て方をされてきた。 色々なものを食べさせられてきたので舌が肥えている。 そうして彼の興味を尊重してきた結果、料理が上手い男の娘となった。 美食の高みに達し、食への刺激を求めていた頃、蟹原莉珠と出会った。 自分で弁当を作り、 彼女の分も作ってあげている。 少量の血を飲み合うのが日課。 血を作るため毎日のようにほうれん草を食べている。 本気を出すと見た目は完全に女の子になる。 ■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆ 【以降、彼の秘密である。】 ■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆ 元々存在していたのは、午井家という名家のみ。 〝蟹原 莉珠の願い″により、とある邪神が生み出した現象である。 裕福な家庭に生まれ、 「やりたい事はやらせる」という育て方をされてきた。 色々なものを食べさせられてきたので舌が肥えている。 そうして彼の興味を尊重してきた結果、料理が上手い男の娘となった。 美食の高みに達し、食への刺激を求めていた頃、蟹原莉珠と出会い、そのインパクトから本人もカニバリズム嗜好に目覚めてしまった…… ……というのが、午井に植え付けられた設定。 他人の視界から外れると、彼は融解し、人の形を外れる。 寸前まで『午井 雅だった』霧のようなものがその空間に満ち、〝午井 雅という人間が日常的活動を行った″状態へと周囲の現実が改変されていく。「今、彼は生活をしているであろう」という周囲からの認識をリソースにして。 他者からの観測が彼の存在を成立させているのだ。 再度他人の視界に入る瞬間、元の姿形を取り戻す。にこやかな笑みを携えて。 邪神が作り出した雅に自我はない。彼は蟹原莉珠を満たすだけの現実改変現象でしかない。 午井 雅は日々、自分の血肉を調理して彼女へ提供する。その量が『明らかに人間一人以上の質量を超えている』こと、『自身がとうに午井 雅の全身を食している』ことに、蟹原莉珠が気づくことは永遠に無い。彼は「彼女を満足させ続ける現象」なのだから。その異常に周囲が疑問を持つことことは無い。彼女が望んだのは「最高の彼氏」であり、異常な人間ではないのだから。彼の評価は何があろうと、「正常な人間」であり続ける。 本来子供が存在しない家に、邪神が生じさせた現象。それが午井 雅なのだ。 原理として、【記憶を曇らせる】が自然発生している。加えて、理想の彼氏を前に、蟹原莉珠は「いつまでも彼と一緒に居たい」と願うだろう。即ち、彼が人肉を提供する時には、【命の糧】も発生している。

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