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父、母、姉、自分の４人家族 幼少期から活発な性格で何事にも積極的に取り組む子だった。 好奇心旺盛で気になる事だったり好きなことはたくさんあったが夢中になるまではいかなかった。 そんな時親に内緒で姉に誘われてついていったザ・ウィンドフォールズのライブを見に行き人生が変わる。 身体に響く音、振動。周り人たちの熱気、生で聴く演奏。そのすべてが颯兎にとって新鮮だった。 一際目を奪われたのはベースである松本杏奈で音楽知識のない自分でも姉がなぜこのバンドが好きなのかわかった。 どれが欠けてもだめなのだと。４人で完成される音楽。 それから自分から姉をライブに誘ったりCDを聴きながら誕生日にねだって買ってもらった初めてのベースで 練習に明け暮れる日々を過ごした。こんなに夢中になれるものを見つけられたことがとても嬉しかった。 高校は軽音部に入りこの時から将来ロックバンドを志すようになる。ライブハウスに入り浸りその時初めてバンドを組むことになる。 大学に入ってからもバンド活動は続けていたがいつしか自分以外のメンバーは田舎に帰ったり挫折等で夢を追うことをやめ 解散することになってしまう。 自分だけが取り残された気分になった。だが人生で初めて夢中になれた音楽をやめるつもりなどなかった。 そんな時に出会ったのが路上ライブをしていたHO2だった。 その声とギターに一目ぼれした。こいつとなら夢を現実にできると。 そう思ったらこの気持ちを止めることなどできなかった。無意識に俺とバンドを組まないか？と口から出ていた。 そこから路上ライブをしていたところに殴り込みでキーボードを演奏してきたHO3、 ライブハウスで出会った音楽の才があるHO4とで今のIndividualityが構成されている。 HO2とであって1年後自分を音楽と引き合わせてくれた姉が交通事故で亡くなったのは颯兎とって急な出来事すぎて 中々受け入れることはできなかった。 心にぽっかり穴が開いたようだった。しかしそれは両親も同じで自分が支えてあげなきゃと必死だった。 その年の誕生日に大きな荷物が届いた。…差出人の欄には亡くなった姉の名前。 その中身は赤いベース。姉が自分の事を思って選んだであろうそれを見た瞬間、涙が止まらなかった。 嬉しい。すごく嬉しい。それなのにありがとうと伝えたい人物はもうこの世に存在していない。大好きだよと 抱きしめたいのにできない。それがどうしようもなく悲しくて辛くて寂しくていまだにその傷は癒えていない。 姉の名前　卯月 日奈子（ひなこ） ◻︎HO1 あなたはこのバンドのリーダーを担っている。 メンバーをまとめたりバンドの方針を決めるのはあなたの仕事だ。 秘匿■HO1 あなたには仲の良かった姉（妹、従姉妹、叔母など、女性の親族ならなんでも構わない）がいた。 彼女もあなた同様にロックが好きで、いつも笑顔を絶やさない明るい女性だった。 しかし、彼女は去年35歳の若さでこの世を去った（死因は任意）。未だにあなたの心の傷は癒えていない。 あなたは、姉（※）が大切にしていた「黒い石のペンダント」を形見として所持している。姉（※）からは、"音響石"というとても珍しい石でできているということを聞いている。闇のように黒いが表面は虹のようにキラリと輝くとても美しい石である。裏には「0801」と文字が彫ってある。 （仲の良かったNPCとの続柄を決めてKPに伝えること） （音響石についてインターネット等で調べたとしても、それらしいものは何もヒットしない） 1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 ん～中学生のころだったかな？きっかけは姉ちゃんに連れて行ってもらったザ・ウィンドフォールズのライブを初めて聞いた時！ 初めての感覚に襲われて心臓がどくどく鳴ってたのは今でも覚えてますね。こう…体の芯に響くっていうか！ そのころは夢中になれるものがなくってなんとな～く生きてたんですけどその時にロックに出会ったから今の俺があるって感じですね 2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 そうですね…ベースってバンドの土台っていうじゃないですか？俺のメンバーはみんな個性的でそこが気に入ってるんですけど 俺の演奏でみんなの魅力をもっと引き出せる。それって俺にとってすげー嬉しいことで…俺のバンドのメンバーはすごいんだぞって 聴いてるみんなに知ってほしいから。そこがベースの魅力で俺のしたいことにも沿ってる感じなんですよね。 3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 あ～～～～～～言葉にするとちょっと恥ずかしいんすけど…俺の世界を広げてくれた懸け橋…って感じですかね。 何もなかった俺に人生をかけて追いかけたくなる気持ちにさせてくれた。 当たり前ですけどロックに出会わなかったら今のメンバーや今までお世話になってきた人たちに出会わなかったわけじゃないですか。俺はここにいなくて普通にサラリーマンをしている未来があったかもしれない。 だけど俺はこの道を選べてよかった。もちろん楽しいことばかりじゃなかった。くじけそうになったこともあります けど今の俺が好きなんで。 この姉ちゃんから貰ったベースと最高のメンバーで大好きなロックバンドをやれてることがすげー幸せなんです。

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