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FHの研究施設から逃げ出した実験動物。度重なる実験により、ジャーム化した。 元の品種は日本の山間部に生息していた野生の犬である。記憶は少し残っており、過ごしていた土地と群れの仲間たちへの想いと、人間への憎悪、もうあの頃に戻れないという絶望が彼の心中を占めている。 先行種、そして変異種となったことで、不安定化したレネゲイドに引っ張られるように、肉体が常に変異を遂げており、数多の生き物の姿へと移り変わる性質を手に入れている。 体が不安定なため、寿命は長くなく、生命力も怪物と化したにしては低い。さらに、死滅願望もあるため、一度倒されれば、二度と動くことはできないだろう。 UGNに倒された後、近くに潜んでいたレネゲイドビーイングに身体を譲渡し、自らは永眠した。以降、その肉体を譲られたレネゲイドビーイングは自らのことを「ロボ」と名乗るようになる。 ※彼の真実 通常の野犬よりも遥かに頭が良く、またいたずら好きであったため、「ロボの再来」とまで恐れられた個体。 妻子持ちで、愛妻家だったが、FHの職員に仲間を皆殺しにされ、妻と子供を人質に取られからは、実験動物として絶望の日々を送った。 最初は妻子を心の支えとすることで耐えてきたが、度重なる実験によりジャーム化。妻子を忘れ、施設から脱走する。彼の絶望は自分の心の支えであった者たちが全て消えたことから来たもの。

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