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オリジナル：日本刀、聞き耳、図書館、目星、芸術（陰陽道）、天文学、隠れる、追跡 元々人間に興味が薄かったが、双子の片割れが足を切られた時に何かが壊れた。 片割れにはしらせていないが、この手でその犯人の一家もその後刀で殺している。 あえて式神で殺さなかったのは、すぐに殺さず少しずつ削って殺したからだ。復讐にしてはあまりの残虐さだった。 それから、人が泣いていても何も思わないし、人が殺されてても何も思わない。 人が飢えに苦しんでいてもそうかと思うだけ。 「嫌い」という感情さえない。無である。 おそらく自分がどこか壊れているのだろうなと頭では認識しながら、表情を作っている。それが清明様に言われた一つの処世術だからだ。清明様はきっと自分のしたことをご存知なのだろうな、と思う。 大事なのは片割れだけ。それでも、自分たちが生きていくためにはここで陰陽師をすることが一番だということもわかっている。清明様の力添えがなければ身寄りのない自分たちが官職につけるわけがなく、衣食住を保証された環境で住めるわけもない。あの道端で死んでいる人間に成り下がるわけにはいかない。 恐ろしいほどこの倭の国は階級社会なのだから。 自分たちを保護した清明様には恩義、そして利用価値も感じているため従う。 式神は白虎。白い獣が自分のところに来るのは心性が出ているなと思いつつ、大きいので二人でたまに一緒に乗ってお空散歩してる。 本名：黒音（くろね）。隠している。二人の時にしか呼ばない。

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