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「私のような人間に、そんなものは勿体ないです」(現代日本探索者執事メイドベース) 水戸 凛凛(みと りんか) 某資産家の屋敷にて使用人として働いている20歳。 使用人としての仕事に余念が無い。余計な物音を立てず安心して寛げる空間を作るように、もし何か壊れてしまった時は応急処置が取れるように、外人の来客があった時のために会話程度に困らない英語を習得したり、と真面目にも程があるぞ。ちなみに趣味はない。 常に物事を客観的に見ており、自己主張をあまりしない控えめな性格。感情の起伏も少ないが、それは生い立ちが作り上げたものであるためいつ蓋が外れてもおかしくない状態でもある。 自分を雇ってくれた家の主人に感謝してもしきれないほどの恩を感じている。 現在は使用人として働いているが、彼女の出身である甲斐家は、それなりに有名な企業の名家であった。しかし、凛凛は当主の妾の子として産まれてしまったがために、周りの家族に受け入れられず過酷な環境の中で育ってきた。唯一の家族とも言える母は家の権力によって遠ざけられ、優しくしてくれる使用人もいたが「私に関わるといけない」と自ら離れて行った。そんな希望のない無彩色な日々に色が指されたのは12歳の時、ある催しに参加していた資産家との出会いであった。彼は一体何が目的か、凛凛の存在を物珍しがったのか、はたまた同情と哀れみからか、「うちの使用人としてこの娘を引き取らせてくれないか」と提案。頼みを断れる相手ではないので家も承諾、彼女自身も断る理由がないので疑問を抱えつつも承諾。便宜上は「養子」として 資産家に引き取られた。 後後引き取った理由を聞いてみると「なんとなく、ただ、君はあの家にい続けたら間違いなく光を失ってしまうと思ったからね」と。当時30ちょいの男にそれ程の判断力があるものなのかとも思ったが、彼は必要最低限の教育を受けさしてくれたし、何より「生きる意味」を与えてくれたと思っている。 彼に多大な恩を抱くと同時に、一生尽くしたいと思っている。 ○大切な人 資産家 水戸 享介(みと きょうすけ) 39歳男性。圧倒的なカリスマで数々の会社を導いている。 性格はおおらか。何事もまずは広い視野で見て、そこで何かに気づいたら手を加えていくタイプ。かなり直感で動くタイプ。 凛凛とは８年の付き合い。 《楽園》ロスト ---------------------------------------------------------------------------------------- 呪文： ◆魔術　ナコトの印の術 【効用】 　この呪文は一定の範囲の空間に干渉することができる。 物を動かす、物の動きを止める、働きに抵抗するなど、使用者の考える 限り様々な効果がある。 それは肉眼で認識しているものであれば、例え宇宙空間の物質であっ ても効果を及ぼす。 発動するには、MP、場合によってはPOWを消費する必要があり、対象 物によって消費するコストが変わる。 【使用方法】 ①呪文の使い手は、自身の手の甲を傷つけ、血を浮かび上がらせるこ とによって特別な≪印≫を描かなければならない。 ②出来上がった印を、反対の手で重ねるようにおさえる。 ③その状態で対象物を視認すると、対象物に影響を及ぼす為のコスト がわかる。 ④対象物を視認しながら詠唱をすると同時に、コストが支払われ始める。 　コストは使用時間と対象物のエネルギーに応じて、時間経過により 徐々に消費されていく。 ※この印の詠唱は、対象物がコストに見合わない場合でも使用可能で ある。その場合の効果は、使用者のコスト（ＰＯＷ）を徐々に減少させ、 それが０になるまで続く。0になった時点で術の使用者は死亡し、その 効果は無くなる。

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