タグ： くろさわ家

「速く書いて！速く！」 「お届け物ですよお！お裾分け！」 「しょうがないねえダーリンは」 遺書って素晴らしい！素晴らしい、素晴らしい！ 貧乏な家であった。両親ともにダメ人間。競馬に競輪、最悪なのはパチンコ。借金があるのにそれをかえすためにさらに借金をかさねる。どうにも首がまわらなくなり、借金取りに追われ、一家心中をとった。 いつかこんな日が来ると思っていた。「一緒に死のうね」「大丈夫、一人にしないからね」ふざけてる、親と子どもとは別なのだ。母が父に刺され、弟は首を絞められ、自分は大暴れして、何度も殴られた。その後、鍛えていた汰夢を殴っては殺せないと紐で柱に括り付けられて練炭殺害を図られる。父親が首をつるまで息をひそめ、父がばたばた暴れてこと切れるまで死んだふりをして父が息絶えたその瞬間に暴れまわり、なんとか死ぬのをまぬがれた。後遺症もなく無事に済んだ。 なんとか生き残り、さてどうするかと部屋を見渡したその時。 そしてそこに。遺書を見つける。父親の遺書だ。こうなった原因。人生で素晴らしかったこと。人生で無念だったこと。自分が死んだらどうしてほしいか。 今まで本の虫であった。知識書は自分の経験になるし、小説は自分の人生でなく他の人の人生をなぞることができた。 そんなものより素晴らしかった。遺書はその人の人生をすべて表した上に、後悔も、懺悔も、希望も、その者のすべてが載っている。なんて面白く興味深く趣深いものなのだろう。もっと、もっと。もっと読みたい。自分はこれをたくさん読みたい。でも遺書などそうは読めない。 であればどうすればいいか。書かせればいい。そうだ書かせればよいのだ。そうしよう。誰でもいい。たとえばすれ違ったから。例えば顔がよかったから。なんでもいい。自分にはその能力もある。 現在はその日暮らし。安いアパートを借りているが、基本的に家に帰らずぶらついていることが多い。一家心中が小学生のときだったので中学も高校も卒業していない。独学で基本知識は学んでいた。 性格は真っすぐ。明るく、しかし倫理観にかける。人のことは考えられるが、考えられるからといって行動するかはわからない。第一優先遺書、次が自分。 特徴表持ち探索者(使用はKPに一任) (3-6)格闘センスの持ち主/幼い時から道場で鍛えられてきた。素手の戦闘技能3つ(キック、組み付き、頭突き)の基本成功率は50％である (4-5)不思議ちゃん(D)/時折突拍子もない言動で周囲を騒がせることがある。別の世界からきた精神交換者か、妄想が生み出した人格がしばしば表面に出ているのかもしれない。(D特徴として1d6*10ポイントを興味技能ポイントを追加)(回避50) 20210509 ドロップアウトディスパイア 早坂秀文 https://charasheet.vampire-blood.net/3855686 20211130 Mamma Mia Vampire あらあ～～～ 20230405 うねの奥 うへえゲロくさい…… SAN10→POW1

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