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俺／あんた／～だろう、～だな 2022.07.16『X2U one on one 贋作家と男娼』 　NPC・画家ウィリアム・アドルフ・ブグローとのコネクション 　 　HO：贋作家 ・ゲルマン系の外見。鷲鼻に落ちくぼんだ目をしている。 ・偏屈で人嫌いな男。露悪、諦観。 ・安い酒、静かな場所が好き。 ・日雇い労働や贋作家としての力仕事のため、力には多少の自信がある。 ・猫背を揶揄して「シュネッケン（かたつむり）」と呼ばれたあだ名を名乗っている。 【生い立ちと使命】 あなたは貧民街イーストエンド出身の贋作家だ。 天涯孤独の身だったが、手先の器用さを生かしどうにか日々を過ごしていた。 少年期、画家ウィリアム・アドルフ・ブグローの絵画「天使の歌」を目にしたあなたは、今までの全ての苦悩が報われるような感動を受けた。 そして「自分も画家になりたい」と強く夢見るようになる。 しかし絵の練習にいくら勤しんだところで出費がかさみ、生活は苦しくなる一方だった。 そんなある日、酒場に掛けられた女のポスターを真似て描いたものが高値で買い取られた。 売れない自分の絵を苦労して描き続けることに虚しさを覚えたあなたは、名画と呼ばれる作品の複製、贋作にも手を出し始める。 以降、あなたは贋作家として人知れず活動を続けていた。 シナリオ開始より３ヶ月前にあたる1890年、秋。 あなたはダルマンという豪商から破格の報酬で絵画制作の依頼を受け、彼の別荘である屋敷に向かう。 だが、そこで与えられた仕事は贋作制作の技術を利用した偽造通貨の製造であり、ダルマンに騙されたあなたは帰るための荷物も奪われ軟禁されてしまう。 あなたは贋作を生むことで生きてきた。 しかし、あなたの中には「画家になりたい」という夢の欠片がわずかに残っている。 いつか「本物の絵画」を自身の手で生み出すことを心のどこかで望み続けている。 あなたの【使命】は「贋作ではない『本物』の絵画を描くこと」である。 【イーストエンドでの生活】 ・PLは『PCのイーストエンドでの生活や苦悩』を自由に設定し、KPに提出する。 ・ドイツ系移民と現地の娼婦との子。 ・イーストエンドでの暴力や差別、すべての不条理は、PCにとっては呼吸のように当たり前のことである。 　疑問を持ち、反抗するに値しない。 ・生きるためなら何でもする。 　靴を磨く。財布を盗む。物乞いをする。 　人の良さそうな老人を騙して金を巻きあげたことも、 　展示会に忍び込んで作品を盗み、闇市に売ったこともあった。 ・幼少期に教会に拾われたが、人を信じず、手癖が悪いので折檻ののち追い出された。 　何もかもが気に食わない場所だったが、礼拝堂の天井に描かれた絵画だけは好きだった。 　時間を忘れて天井を見上げ続けるPCに、シスターは絵画が見られる場所をいくつか教えてくれた。 ・教えてもらった通り、手頃なサロンや展示会、美術館に忍び込んだ。 　その折、万博のために来国したという一枚の絵画、「天使の歌」に出会う。 　目にしたのはその1回きりであったが、寝ても覚めても頭から離れないそれは、恋とも呼べるような執着だった。 ・絵画の中で見たような女をもっと知りたくて、酒場で口説いた。金で買った。路地に行き倒れているその体を暴いた。 　それでも、キャンバスに広がる、柔らかく暖かいそれとは程遠く感じた。 //美しいものを形にしたいのに、汚れた自分の手からは美しいものを生み出せない

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