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〈設定〉 両親からのネグレクトにより、一時期、栄養失調による不調や病で生死の境を彷徨ったことがある。 その影響か、歩行がやや覚束無い時があり、何も無い場所でも不意に転ぶことも。 私生活に支障がある頻度ではないが、教祖になってからは、信者達に心配を掛けないよう歩行補助に杖を持つことにした。 HO2に対しては、両親を消してしまったことへの罪悪感が、大人になるに連れて芽生えていくが、 己と同じ力を得たことは、自分と同じ場所に来てくれたのだというやや仄暗い悦びを感じている。 特に教祖として祀り上げられたかったわけではなく、似た境遇の友人を救いたいだけだったが 他にも家族のような存在ができた以上、このコミュニティを守っていきたいと考えている。 しかし、いざということがあれば、幼馴染だけでも救いたいと言う気持ちが強まる可能性もある。 幼い頃のネグレクトによるものか、教養や知性が足りない部分があるようで、 一般常識がやや欠落している傾向があり、年齢の割に幼い一面も見せる事がある。 その為、精神的なケアや一般的な知識を補うことを兼ねて、空き時間に読書をするようになった。 拝掌教の教祖としては、一人称は「私」で女性として周りに振る舞っているが、 幼馴染の前でだけは、一人称は「僕」で本来の子供っぽい素に戻ることもある。 信者達に女性として振る舞うのは「男性より話しやすいと思うから」だけで他意は特にない。 元々精巧な顔立ちであるためか、一時期祈りの相談とは関係無い取り巻きが付きそうになったので 可能な時はHO2や真菰をそばに置くことで、守備と精神的な安息を保とうとしている。 余談：名前について 信者達からは「サイネ様」と呼ばれている。単純に呼びやすいし女性っぽい名前の響きなので。 本当の名字は小羽頭(こばと)で、小羽(小さい鰯)の頭。鰯の直喩にはしたくなかったので、鳩に置換え。 また、「鳩」はキュウとも読めるので名前の「済」と続けると「キュウサイ」になる……という無駄な拘りです。

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