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6版弁護士ベース 言いくるめ➛追跡 検察官は法律に反する事件が起きればその事件を捜査するため、それらしい技能に一部変更 CON⇔APP DEX⇔STR Xからの告白　 1章カラスの証明　生還 Xからの告白　2章 生還 妹 天信 鈴菜(あまのぶ すずな) 愛妻家の検察官。隙あらば惚気ける。鴎先輩の心労は推して知るべし。 普通に尊敬してるので仲良くしたいがプライベートな話はあまりしてくれないのでこっちからフルオープンである。 「鴎先輩、大変なんです……」から始まるのは８割がた惚気話である。仕事はする。ちょっとした休憩中の喫煙室に行く時とか目ざとくついて行く。多分良い人だと思うので出ていかないで聞き流してくれると思ってる。 元々好意を寄せる対象に性別は関係しないタチだが、そもそも惚れ込んだのは今の妻であるくくいのみである為……はい……。 くくいが気にするのであれば控えているが、くくいの仕事先の教え子達に差し入れなんかを持っていくしその時に大人気なく牽制を入れるし、自分の仕事が早く終わったなら迎えに行く。 過去の出来事から煌びやかな場所や人混みなんかはサーカスを彷彿とさせて事件の事が頭をよぎるので得意ではないが、くくいの為ならば普通に行く。多分サーカスに行った時には真っ青になってバレてしまい怒られた事がある。過去の事件について全部暴露したのはこの時でしょう。情けない…… その後サーカスには行かない、無理はしない、楽しむを約束してテーマパークなんかでもデートしている。 多分くくいは遠慮してお家デートとか静かな場所にしようとしてくれると思うけど、だってデートはしたいもん……で泣き落とした。 はぐれるとメンタルに大ダメージが入るので夏はともかく基本は手を繋いでもらってる。ごめんね！！ 指輪は贈ってるし、事実婚状態なので結婚式もした。 どっちもウェディング着たしお色直しではタキシードも着た。写真は寝室か玄関に飾ってるんじゃないかな。 くくい側のお家の事情もあると思うし反対とかされそうなので2人だけの結婚式をしました。いつか人呼んでもっかいやりたいね。 自分の家族については妹の事があったので多分気まずい関係。一方的に報告はしたけどあまり連絡は取ってない。家族側がどう思っているかは考えるだけでストレスなので考えたことは無い。 妹についてはずっと後悔しているし未だに夢に見る。当時の状況と、どうして置いていったの？と責められる悪夢。自己嫌悪とトラウマから来る被害妄想だと分かっているがそういう時はメンタルが死ぬのでくくいを抱きしめて寝てます。 生きていたらいいと思うが、生きていた場合の惨状を考えると素直に生きていて欲しいとは願えない。 しかし今でも行方を探している。遺体だけでも帰ってきてほしいから。 ・くくいについて。長い。馴れ初めです。 中学生の時からの仲だが、この頃お互い多く関わりはなかった。 当時は事件があってから1年も経っておらず塞ぎ込んで周囲の人物にもきつく当たっており、事件の噂話も広まっていた為孤立していた。しかし彼女だけは変わらぬ態度で接してくれていた。だからといって過剰に心配をされた訳でもない。 ──詰まるところ、彼女は当時の自身にとって1番して欲しい態度を取ってくれていた。 心配して欲しいから周囲に酷い態度を取っていた訳では無く、自身の不甲斐なさや自己嫌悪、恐怖、それらを上手く消化出来ない状態であっただけ。 くくいとはこれといって親しい間柄だった訳でもなかった。他人ほど遠くなく親しいという程近くない距離感が好ましかった。だが、それに気づくほど心に余裕は無かったのだ。1番自身にとって優しかった彼女にも酷く当たっていた。 進学してようやく少し落ち着き、自身の言動を恥じる。周囲に当たる事は無くなったが、その分無気力になる。ある種の現実逃避だ。この頃やっと同じ中学出身であるくくいの存在に気づく。 何と、余裕が無いにも程がある。高校1年生の中頃、席替えで前後になって初めて彼女に気づいたのだ。同じクラスである事すら認識していなかった。 酷い態度を取っていたにも関わらず、変わらず態度を変えることなく接してくれる彼女の事をやっと認識した。 それからというもの何だかんだと接点があり、親しい友人と呼べるまでに至った。 初めこそ、自身の事情を噂で知っているから優しくしているのだと思っていたが彼女は誰を相手にしていても相手を思いやる言動をしていた。彼女との関わりがあってやっと強ばっていた心身が緩んでいき、現実逃避を辞めるようになる。この辺りから刑事や司法系を目指すようになった。 想いを自覚し始めたのは彼女のバレエを見に行った時。こう、ストンと落ちた。元々グラグラしていたが、その美しい姿を見て綺麗に落ちた。トドメの一撃はその後会いに行った時の花咲く笑顔で嬉しそうに繰り出される「来てくれたんだね！」的なセリフ。ほんとに可愛い。 誰にでも優しいくくいが自分だけを見てくれたらな。なんて思ってしまったが最後である。 告白したのは自分から。本当は黙ってくくいがいずれ誰かしらと幸せになるのを祝福しようと思っていたが……まあ、無理だった。 先輩だか同級生だかの男がくくいに告白しに行ったと言うのを聞いてダッシュで割り込みに行ったのは今では笑い話である。当時はかなり焦っていたので、なりふり構っていられなかったのだ。 汗をかいて荒れた息を整える間もなくその場の勢いで当て馬男の前でくくいに「そんな男より、私の方がくくいを幸せに出来る」とか何とか言ってくくいを連れてその場から逃走した。可哀想なモブ男…… その後くくいを送り届けた時に、ちゃんと好きだと伝えて言い逃げした。 多分その後は返事が怖くてちょっと顔を合わせずらいんだけど会いたいので挙動不審だった。あと言っちゃった後なので普通にアプローチした。内心嫌われたら泣いちゃうので凄く緊張していた。 返事を貰った時はその場でくくいを抱いてくるっと一回りしたくらいには喜んだ。基本くくいに合わせるけどカミングアウトに抵抗はない。 変な虫がくっつかない様にピッタリくっついてた。 他にもくくいの足の故障による騒動や、中学時代を知る当て馬が巻き起こす騒動や、大学進学で生活が変わった事により登場する当て馬の騒動によって同棲を始めたなどあるが割愛。 アホウドリ 信天翁から アホウドリは3分の1がメス同士でカップルになるので。 アホウさんには流石にしたくなかったので信天を逆にして天信。

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