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マウリィ：ハワイ語ではmauli（マウリ） ・生命、心臓 ・魂、精神 【※以降秘匿全絡みしています】 「ねえねえお姉様。ボク、こうしたいことがあるんだけどちょっとうまくできないの。やり方、教えてほしいなぁって……」もじもじ 「んー取れないー！　ねえねえお兄様だったら取れる？　お兄様すっごくおっきいから、できそう！」 「……本当は、ボクだってできなきゃって、わか、ってるんだ……やれる、ように……でも……！　言うな、絶対にこのこと……！　ボクは自分でできるようになって、兄様に並びたいんだ、兄様に追い付くんだ！　じゃなきゃ……そのために、全部……！」 （……HO2には、ボクがお願いしてもほとんど聞いてくれないのわかってるし……見透かされてるみたいでやだし、近づきたくないな） 「HO1お兄様！　お疲れですか？　ご本お持ちしましょうか？　お飲み物いりますか？　――えへへっ、HO1お兄様がちょっとでもきついのなくなったら、ボクは嬉しいです！」 「……ひとりぼっちのお部屋、ひろくて……いいですよ（誰にも、見られないから）」俯き 　兄が優秀で、自分は見てもらえない。 　そんな時代が長く続いた家で形成されたのは、「何もできないが人懐っこくて明るいマウリィ坊ちゃん」だった。 　誰かに見てほしくて変なことをする。自分を見てほしくて明るく振舞う。誰かがしてほしいことがあったらできるだけ気づこうとして、それを手助けする。 　全部自分を見てもらうためだ。自分を見てもらえなくなったとき、このスポットライトが去った時、自分の体が真っ暗になったらどうやって見ればいいだろう。 　だから寮長に認められた時、とても嬉しかった。可愛がってもらえることが何より幸せだ。 　だからついて回る。してほしいことはないか聞く。兄に見せられなかった顔を、兄に求めた愛情を、優しさを、欲しがってしまう。 　けれどなんだか、それをしても空しい自分もいる。なんでだろう。なんで？ 　それが兄にして欲しかったものだとまだわからない。彼は13歳で、全ての愛情はまだ同じに見えるのだ。 　独りぼっちの部屋で布団に転がる度、何枚も付け替えた仮面を全て蹴飛ばすように、涙が枕を濡らす。空っぽの心が暗闇と混ざり合う。 　それをHO2に見透かされているんではないかと、少し怖い部分がある。 「栗毛の双子」の片割れが殺された時、自分の近しい人がいなくなったことが理解できなかった。 　だんだんと理解して、「もう会えない」「昨日も話をしたのに」と、心がぐちゃぐちゃになって、やっと自分のためからではなく他者のための祈りが生まれた。 　それが自分の祈り『友人の死を明らかにし、その眠りを安らかなものとする』である。 【職業技能取得基準】 　将来目指しているものがまだない＆一年生なので自分が生きるために得た技能として習得できたらなと思い選択しました。 【秘匿HO内容】 HO4:寮弟(ファッグ) 13歳。EDUは7固定。一学年。 あなたはこの学校に入りたてホヤホヤのひよこちゃんである。 なぜ自分がHO1のファッグに選ばれたかは分からないが、人望厚いHO1のことを尊敬し慕っている。 けれどもあなたは監督生であるHO2のことがどうにも信用ならない。 あなたは子供のころから人に語り掛けるのが得意だ。 あなたがうまく話すとだいたいの大人は言うことを聞いてくれたし、同い年の子供なんて一言くらいでいうことを聞いてくれる。 それなのに、HO2にだけはそれが通用したことはない。 だからこそ、あなたはHO2が信用ならないしできる限りかかわりあいたくないと考えている。 あなたは生来のものとして<説得><言いくるめ><値切り><母語:英語>すべてに+30の補正がつく。 また、寮生に対して説得に成功すれば特殊ギミック<協力要請>に成功したとし、次に判定する技能などに協力させることができる。 協力させた場合、判定技能に+20の補正が入る。 この補正は自分以外のPCの判定技能にも適用される。 また、あなたはHO1のファッグでありHO1を尊敬している。 ゆえに、あなたは「HO1の言うことをすべて聞かなくてはいけない」。言いつけを破った場合、ペナルティを受ける。 兄であるHO3をどう思っているかは自由だが、少なくとも優秀すぎる兄と心が通じ合ったと思ったことはない。 「栗毛の双子」として有名なNPC「パトリック・トーマス」「アーロン・トーマス」はあなたの大事な友人だが、そっくりな彼らを見分けることはできていない。 そんなあなたのために、双子はいつも決まった色のボールペンを胸ポケットに挿している。 兄のパトリックが赤、弟のアーロンが紫だ。 あなたの祈りは『友人の死を明らかにし、その眠りを安らかなものとする』こととなる。 (あなたにはルームメイトはいない。特別な意図あってのことではなく、偶然によるものだ) 他のPCについて HO1:寮長。貴族の生まれだと噂で聞いたことがある。 HO2:人望ある生徒だが、あなたは苦手としている。 HO3:あなたの兄。幼いころから非常に優秀であることを知っている。 寮内の生徒について:PCや友人以外はほとんど顔も名前も覚えていない。

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