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「まあ、ぼちぼちやってったらいいんじゃないすか」 「あんま暴走しないでくださいよ。フォローすんの、俺なんすから」 「生憎ですけど、仲良しこよしするつもりはないっすよ」 「俺は、絶対にあんたを許さない」 ・両親は、冷たい人たちだった。 共働きで、物心ついてから、両親と共に三人揃って食卓を囲んだのは、今思い返しても両の手で数えられるほどの回数しかない。 学校から帰ってきて、テーブルの上にポンと一万円が置かれていることの方が多かったように思う。 子供が一人ごはんを食べるのに、一万円なんて多すぎる。 そんなことも分からないような両親だった。もしくは、そんなことに興味のないような両親だった。 ・そのような両親だったからだろうか、あまり子供らしくない子供だった。 必要以上のことはあまり喋らず、興味のあることも特に思いつかない。 初めからそうであった訳では無いはずだが、「これが好き」「これが嫌い」、それを口にするのを諦めた。 自分はこれに興味があるのだ、という事柄自体に興味が無いのだ、と示されるのは幼い自分にとって少なからず苦しかった。 ・何がどうなってああなったのかは、覚えていない。 けれど、冷たいはずだった両親が自分を守ろうとしていて、その腕が温かかったのは覚えている。 あとは、鮮明な赤と、全てを壊した悪魔の顔。 それは、どんな表情をしていただろうか。 それは、どんな感情をしていただろうか。 憎い、という感情が芽生えたことで、自分が両親を愛していたことを知った。 ・HMUに拾われてからは、ひたすらに努力した。 武器の使い方、情報の集め方、人とのコミュニケーションの取り方。 口数も少し多くなった。 普段から周囲を関係を築いていれば、いざという時の局面が多少有利になるはず。 そうして様々な力をつければ、いつか、あの悪魔に報復できるのではないかと、そんなことをずっとずっと考えていた。 ・西本リンとは、気心の知れたルームメイトであり、仕事仲間であり、友人である。 少年誌であるような熱い友情なんてものがあるわけではないが、西本リンと過ごす時間は不思議と落ち着いた。 過去に彼に何があったのか、なぜこの組織に身を置いているのか。 詳しいことは一つも知らないが、特段知る必要も無いと感じている。 ・両親を殺されたことで、両親を愛していたという感情を知った。 じゃあ、両親を殺されなければ、自分は。 ・絶対に殺してやる。刺し違えたとしても。 自分に愛を知らしめた、あの悪魔が憎い。 ◆基本設定 【一人称】俺 【二人称】あんた 【カラーコード】 ◆特徴表 【3-8】信頼のおける人 【5-10】受け身 ◆名前の由来　本名：白星 光(しらほし ひかる) 白星：シリウスの連星の一つ、白色矮星より。（シリウス-ギリシャ語で焼き焦がすもの、輝くもの-） 有瀬：アルゴルが、ペルセウス座β星であることから。（無理矢理パーツを組み合わせました） 光：アルゴルが食変光星と呼ばれることから。（アルゴル-悪魔-） ◆フレーバー 【3】ベラドンナ・リリー「ありのままの私を見て」「沈黙」 物静かでよく出来た人物。しかしその影では「私を見て」と叫ぶ魂が見え隠れする。とても妖しく、激しい炎は、周りを静かに侵食していく 【47】三椏「強靱」「肉親の絆」 貴方は強い心を持っている。決して折れず、しなやかに受け流す心を。家族を守る貴方はとても美しい。 【94】鳥兜「美しい輝き」「人嫌い」「復讐」「騎士道」「栄光」 何者にも容赦しない。棘だらけの心を抱え、皆のため無心に突き進む。触れると周りを傷つけると、皆と距離を置くのが貴方だ。 思うからこそ離れる。それは貴方にとってなにも矛盾ではない。 ◆取得呪文 【ハスターの招来／接触】 【ビヤーキーの招来従属】 【ルリム・シャイコースの退散】 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【HO2：優秀な情報屋】 あなたは努力家であり確かな実力と信頼を10年ほどの仕事の中で獲得している。 あなたの所属するHMUは国からの依頼も受ける半国家組織であるが、中立を保つために国からの監視はされておらずボス個人が取り締まっている。 ▼秘密 あなたはHO1に両親を殺された過去を持つ。 何処かの部屋で自分を抱きしめる母を殴りつけ、止めに入った父をも殺した。 その後の事はよく覚えていない、ただひたすらに逃げていた時、組織の人間に助けてもらいそのままここで働くことになった。 ▼才能 あなたはCONを3d6+6で算出する。 忍び歩き+20%のボーナスがつく。 ▼悩み あなたは会社内で使われる合言葉をいつまでも覚えられないでいる。 聞こえはするがなんと言っているのか分からず嫌悪感を催すのだ。 優秀であるとされる自分の立場のためにこの事実を誰かに話したことは今まで一度もない。 ▼友人 あなたには同期の友人がいる、組織に入った頃から共に励み高め合ってきた親友とも言える存在であり、社宅で同室の同居人。 彼の名前は「西本 リン」という24歳の若者で黒髪に背の高い男だ。 あなたとはバディを組んだことは無いもののいつも近況を報告し合っている。 非常に穏やかな人柄で現場よりも事務仕事が多い、暗殺などに向いていない性格。 HO1の事は警戒しているようだがあなたなら大丈夫だろうと信頼している。 どのような関係性かはPLが好きに決めて良い。 好きな食べ物は鯖みそ。 一人称：僕　二人称：君　 ▼ボス：内常 冬至（44） HO2の上司でありHMUのボス、貴方の事を信頼しておりシナリオ開始時HO1とバディを組み監視するように伝える。 非常に優秀な上司で部下を大事にしているが、ボスとして冷酷な判断を下すときもある責任と判断力に優れた男だ。 裏社会に向いていない西本の事を気にかけて貴方にも西本を任せているところがある。 一人称：わたし　二人称：君 ▼個別推奨技能 拳銃、回避、交渉系技能 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2022/11/13【アイラスの双眼】END2：両生還 ◆後遺症 ・眼球交換：解釈はPLにお任せするが、探索者の片目が交換された状態で生きていく。 ・神性の破棄：CON-6

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