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そこそこに裕福な家で生まれ育ち幸せに生きてきたが7歳のころ家に見知らぬ男が押し入り両親と弟を目の前で残酷に殺害される。 その後彼女自身性的暴行を受け殺されそうになったとき偶然来客が来たため命は助かるが、親戚から家の財産をむしり取るだけむしり取られ彼女自身は孤児院へと預けられ、トラウマとショックその他もろもろで一時は酷い恐慌状態に陥る。 その時期からほとんどの食事を拒否するようになり、今でも背が低くて華奢なのはその時の影響。 ヘレンやアシュトン、施設の他の子たちと触れ合い大分回復し、特にヘレンにあこがれ積極的に彼女を手伝うようになった。料理は作るのは大好きだけれど未だにあんまり食べれないし時々こっそり吐いてる。でも美味しそうに食べる子たちを見るのは好き。 ちっちゃい子抱えたり家事の色々で力はあるけど体力が追い付かないのですぐへばる。 未だに捕まっていないあの男にはひっそりと長年復讐を誓っており、拾ったナイフを磨き上げては記憶に鮮烈に焼き付いた顔に傷の残る男の姿を探している。 普段は面倒見のいいお姉さん役のつもりでいる。そこそこしっかりしているけど年下に物凄く甘いので家事や仕事は他の人の分までやってしまうことも。 やんちゃな子たちの喧嘩を仲裁したり傷の手当てをしたりには慣れてきた。 将来は料理の仕事を考えつつ、やっぱりこの施設に戻って働きたいなぁという思いもある。 怖いもの嫌い。おばけ嫌！ →ノア：歳の差が一緒。弟が成長したらこんな感じだったのかな。見たかったな。とっても賢い子。初めて会った日のこと、今でも忘れないわ。 →リック：また勝手に一人で！あんまり危ないことしちゃだめよ。でも頼りにはしてるのよ？とっても器用で頼りになるお兄ちゃんだわ。 →アル：私より前から孤児院にいるものね。貴方にとっての家族がこの施設なら、私はお姉さんの枠で居られるかしら？優しいいい子よ。 AF：ディオニュソスの腕輪：所持しているだけでPOW＋１、MP10入り(使い切り) 「夜の帳がおりたなら」後 　来年は自分がこの家を出ていく番、ということで、外の飲食店でアルバイトを始めた。パブの厨房スタッフで週に何日か働いている。よく働くのと境遇もあり店のスタッフからは可愛がられるし、余った食材などをよく貰ってきてる。 　将来はこの孤児院で働き続けたいというのが一番の希望だけれど、そんなにスタッフを雇えるほど此処の経営に余裕がないことや、無償で働き続けられるほど生活が甘くないことは分かっている。ので今のお店で経験を積んで紹介をもらいもっと大きな街へ出ることを考え始めている。探し人も兼ねて。 　どこで働くにせよ休みの日や毎年誰かが卒業する日にはここに戻ってきてまた料理を振る舞いたいなぁと考えているけど、大きな街に出るなら現実的にできるのかは定かじゃない。幼いころからの目的を優先するか大好きな人たちのいるこの町に留まるか、迷っている。一先ずアシュトンを送り出す日はたくさんご馳走を作りたい。彼の好きなものでテーブルを埋める予定。 ―――ここまで光(当社比)――― 　あれからあんなに経ったのに、私はまだ力のある人にとっては無力で抵抗もできない子供でしかないのね。ノアみたいな機転もアルみたいな度胸も、リックみたいな芯の強さもない。私には何があるんだろう。 　腕から鳥になり空へ落ちていくような悪夢に魘されながら考えても答えは分からない。そんな夢を見た日は腕輪を放り投げてしまうけれど、結局ないと不安で(POW減少)また嵌める。

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