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ピノ・フォレスタ 14歳　160㎝58㎏ 一人称：俺、二人称：お前 「ピノ・フォレスタだ。別に仲良くしなくてもいい」 「歌うのは好きだ。でも、同じくらい畑仕事も好きだ」 「なにしてるって……。手紙を待ってる。お前には関係ないだろ」 南イタリアの小さな村にあるブドウ農家生まれの少年。 真面目で少しのことでは動じない。 聖母信仰のある家庭で育ち、両親・祖父母のほか年の離れた妹（パルマ）がいる。 甘いブドウと家族、歌うことと畑仕事が好き。 酸っぱいブドウと畑泥棒が嫌い。 畑仕事を手伝っているため機械操作などの知識があり、農業の勉強も自主的にしている。畑泥棒に悩む家族の姿を見ているので、畑泥棒絶許精神から自作トラップや電気柵などを仕掛けたりしている。 英語はそんなに得意ではない。そのため話し方がぶっきらぼうになりがち。 ピノの歌声は小さな頃から村でも評判で、いつかクワイアボーイズに選ばれるのではと言われていた。 とはいえ、本人も家族も本気にはしていなかったので、サンタ・アンジェリ少年聖歌隊への招待状が届いたのには驚いた。 家族も親戚も村の人も皆がピノを祝福し、盛大に送り出してくれたが、本人はブドウ農家を継ぐ気でいたので内心は複雑。 送り出してもらった手前、皆の期待に応えようと頑張ってはいる。でも、天使になることには消極的なため時々練習をさぼっている。 家族が月に何度か送ってくれる手紙や写真が宝物。すべてベッドの下のクッキー缶に大事にしまい、一人のときに見ている。 ブドウの世話をしながら、青空の下で歌うのが好きだった。 村のお祭りで、皆と歌うのが好きだった。 暖炉のそばで、父のギターに合わせて歌うのが好きだった。 妹のゆりかごの横で、子守唄を歌ってやるのが好きだった。 そういう生活が、ずっと続くんだと思っていた。

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