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幸運のお守り、ド根性 『ネームレス・カルト』PC シナリオ通過後の彼女のキャラシです。 直接的なネタバレはありませんがご注意ください。 「初めまして。この度はご依頼ありがとうございます。御園芽城と申します」 「1ヶ月ほど前から家で怪音がする、との依頼でしたね。詳しく聞かせて下さい」 「…………なるほど」 「では、調査をする前にいくつか質問させてください」 「まず、害獣駆除の業者に調査を依頼しましたか？」 「家での怪音の原因は、そのほとんどが動物の物音だと言われています。実際に聞いていないので判断はしかねますが、今回もその可能性が高いかと」 「……え？なぜ業者より先にこちらに依頼を？」 「ああ、気に触ったようでしたらすみません。依頼して頂いたからにはしっかりと調査させていただきます」 「それでは改めて、本日はよろしくお願いします」 御園 芽城。21歳。女。 とある大学に通う3年生であり、探偵である。 彼女は元々オカルトが好きな少女だった。高校時代はオカルト研究部に所属し、主に校内でオカルトについて熱心に調査をしていた。 彼女はオカルトを信じていなかった。 都市伝説は非現実的な作り話。心霊現象は全て科学的に説明できるもの。そんな夢のない、どこか反逆的な考え方をしていた。 しかし、高校一年生の初夏に起きたとある出来事で彼女はこの考えを大きく改めることとなった。 現在では法学部に通う大学生であり、その傍らで心霊現象・怪奇現象についての調査を請け負う探偵をしている。 今は学生ということもあって事務所などは構えておらずネット上に自作のHPとSNSアカウントがあるだけだが、将来的には自分の事務所を持って活動したいと考えている。 ちなみに大学ではその整った容姿から周囲の目を引き、高嶺の花だと持て囃されている。告白されると「すみません。恋愛に興味が無いので」とバッサリ振られてしまうことまで噂になっているが、それでも告白する人は後を絶たないそうだ。 一人暮らしをしていて、家にはオカルトグッズのコレクションがある。 中でも気に入っているのは魔除けの効果があるとされる手鏡であり、高校生の頃からお守りとして肌身離さず持ち歩いている。実際の効果のほどは分からないが、本人はそこそこ信用している様子。

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