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通過シナリオ ソープスクール 焼き肉2時間3000円 うまずめのはら 鱗の眼 ワンルーム・ディスコン 幼少期に、両親が激しい喧嘩の末離婚したこと、さらに、その後親戚中をたらい回しにされ、誰にも顧みられることがなかったことをきっかけに、孤独に生きてきた凪川ヤナギは、いつか誰かを愛し、また誰かに愛されることを望んでいた。それは中学、高校時代に、家庭に問題のある女の子などと性関係を結び、無理やり寂しさを埋めようとする歪な人間に彼を変えてしまった。そんな中、養護教諭になった凪川は、生徒との禁断の恋に堕ちてしまう。しかし、彼は人の愛し方を知らなかった。学校にも家にも居場所がないのだ、という彼女を救って、愛してあげるための性行為から二人の関係はスタートする。しかし、いつしか凪川自身はそれに縋るようになり、杏を本気で大切に想う人間へと変わった。また、彼女も凪川を想ってくれたようだった。凪川は彼女のことを第一に考え、何よりも愛することができた。これでやっと本当に欲しいものが得られたのだ、と幸せの絶頂にいた彼。しかし、彼女の自殺の一報によって幸福な日々は終わりを告げる。彼女と誰もいない保健室で会う間は、彼女の悩みを聞いていたにもかかわらず、杏を救うことができなかった自分と、彼女を悩ませていた教師達に内心失望している。しかしながら高い精神力をもってして気持ちを抑えて表面上は穏やかな態度を保っている。 彼の白衣に隠された身体は、遠い昔に自分を愛してくれたはずの母が変貌し、物を投げつけてきたときの痣、高校時代に関係を持った女の子からの傷、そして、杏を救ってあげられなかった絶望による自傷の引っかき傷………愛を得るために努力し、叶わなかった痕でボロボロである。 凪川ヤナギへ 僕には、ずっと欲しかったものがありました。27年生きてきた人生の中でもう得ることはできないと思っていたもの。みんなが持っているけど、僕には絶対に手に入らない尊いもの。けれど、皆が僕に分けてくれた。僕は、凪川ヤナギは、美影杏にであえてしあわせです。赤羽くんと、竹林くんが初めての友達になってくれたことがしあわせです。僕は僕を愛してくれる人のために生きたいと思います。何度も死にたいと手紙に書いた過去の僕へ、ごめんなさい。死ぬわけにはいかなくなってしまったよ。僕、今、本当に幸せなんだ。僕なんかがこんなに幸せになっていいんだろうか。頬が緩んでしまう。次僕へと送る手紙はきっと楽しい内容になると思う。それでは今日はこの辺で。 凪川ヤナギより 血液型はAB型。誕生日は12/25。誰にもきちんと祝ってもらったことはない。しかし、今はきっと祝ってくれる人がいる。

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