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エンノイア・D・ビュトス　●技術研究所所長 蹂躙するは我が手にて　HO4 HO4：D国の技術研究所所長 戦死者の8割は貴方の開発した兵器により亡くなった ＿＿貴方は天才技術者であり、科学者であり、発明家である。 A国に多大なる武器提供をしていた為、貴方の国は戦争において最も政治的・経済的に成長し発展した。 ■国の概要 国名：デルウス共和国 首都：スロールム 面積：80,000km2 人口：500万人 •地理 島の北辺は北極部に入り、人口は南部に偏っている。しかし国土全体の年間気温が低いため、南部でも１年の約1/3は雪に覆われている。 そのため一次産業には乏しいが、周辺の保護領で農業や漁業などを賄っている。 首都スロールムは標高3700mの存在に位置しており、通称「天空の町」。 南部に位置するが標高が高く雪も多いこの街は、地面に暖房を備えており年中適温で過ごすことができる。 「本土近くには研究者の島として地図に記載されていない島があり、一度踏み入ると二度と戻って来ることができない」という噂がある。 また、本土には優秀な学者のみが居住できる地域が存在し、世界中の学者にとって憧れの地となっている。 •宗教 古くからの宗教国家。「へーミシュ・エクス・マキナ」という神を信仰しており、都市には大きな教会が建造されている。 教会には月に一度、町の代表者が「知」を収める決まりとなっている。 数十年ほど前から新たに「神の御子」という制度が開始され、知・心・技・体が特に優秀な者が男女各4名計8名抜擢された。 この神の御子というのは、優秀な者の体に特別な処置を施し、神に仕える者としてあらゆる面で国や民を守っていく義務を課す制度である。 特別な処置を施された者は、首の後ろに羽のような模様を刻印される。神の御子は国外へ出るためには国の厳しい審査が必要となる。 彼らの信仰する「ヘーミシュ・エクス・マキナ」の由来は、大昔とある国で発展した、機械仕掛けの神「デウス・エクス・マキナ」である。 その起源は国が生まれた時代まで遡る。そもそもこの国は、争いに敗北し安心して暮らせる場所を求めた弱い民族と神が手を取り合い、何もなかった土地を興し作り上げられた。 しかし神の力は不完全であったために、恵まれた土地にはなりきらなかった…と伝えられている。 この国には機械仕掛けの神が存在する。文字通りそのままの意味である。数十年前、聖典に則り人の手によって神は造られた。 しかし、この神は人間によって造られたために不完全である。この神を完全な存在に近づけることが国民の最も重要な義務である。 （ここまでつらつらとこの国の神と宗教に関して記載しましたが、この国が神として崇めているのは「知識」という概念そのものです。 昔の人々は自分たちの信仰している知識という概念にへーミシュ・エクス・マキナと名付けました。 そして、知識を形にしたものが、数十年前に造った神です。ヘーミシュはギリシャ語で「半分」という意味。不完全ということです。） 「神は、完璧な世界を不完全に模倣しこの世界を作り上げた。この世界は全く不完全である。 不完全を完全にするためにこの世界は存在している。 神は、我々人間を悲劇から救ってくださる。 神は、我々人間に救いを求めている。 神は、不完全である。」（マキニス教聖典より一部抜粋） •政治 最高執政官（統領）：ソフィアー・G・アイオン（くにでいちばんえらい） 最高神祇官：ヤルダ・D・バオート（エンノイアの師であり元研究所所長） 神祇官：エンノイア・D・ビュトス（研究所所長兼任だが殆ど仕事は部下に任せている） 神官：ヌース・プロパトール（エンノイアの部下。いつも仕事を押し付けられている） 宗教国家であるデルウスで神官は大きな影響力を持つ。また、知識を神として讃えるこの国では元研究員、研究員兼任という政治家は少なくない。 •軍事 小さな国で人口も少なかったことから、生き残るために周囲から奪うことで力を培ってきた。 独自の武器や兵器が多く、世界の武器庫と呼ばれる時代もあった。戦車・銃器の他にも生物兵器・化学兵器など武器の種類は多岐にわたる。 特にA国（デュイト）と貿易していたためか、空の分野に強くWWⅢでは強力な飛行戦艦を開発・使用した。 また、国特有の義手義足の技術を応用し、将軍など軍の先頭に立つ者を機械技術により強化している。人体改造も少し。 上記技術とは別に、神の御子という強力な兵器を有しているため人数は他国に劣るものの軍事は大国と渡り合える力を有する。 最近新しい兵器の研究に取り組んでいるらしい。 •科学技術ほか 未来の人間の形とされるポストヒューマンについての積極的な研究のほか、デルウスの発明家や技術者は医療技術、生物学、兵器、核技術、宇宙技術、ITなどに幅広く影響を及ぼしている。多様な研究者が存在するため特定の分野というよりも「研究・技術・発明」そのものに強いというのがこの国の特色である。 特に医療技術、工学、兵器の点においては数十年ほど前から目覚ましい発展を遂げている。そのあまりの発展速度から、数年前にどこか見知らぬ地域で強化人間の開発（ゲノム編集や改造・薬物投与など）を行なっている施設があるらしいという噂が立った。この国でも当然犯罪である。しかし噂が立つのみで、実際発見には至らず、この噂は次第に忘れられていく。 •治安 とあるちいきでとつぜんひとがいなくなることがあるらしい……こわい… •周辺諸国との関係 A国デュイト…商協定 研究・開発材料として金属を買っている。デルウスからは武器や戦闘機・戦車の設計を提供している。 デルウスとしては自国では再現不可能な、多くの「被験者」と大きな「実験会場」での兵器の使用ができるデュイトは大変貴重な存在である。 B国イルギス…貿易国 A国同様武器のやり取りが主。しかし割合自体はそこまで多くない。 独自の強化がされているイルギス軍艦に興味津々であり、正直そっちの話の方が気になっている研究者たち。 C国SIN…貿易国 第一次産業は他の地域頼りのデルウスにとって貴重な取引先。米はおいしいから。 代わりに医療技術を提供しており、病気の人間から体にハンデのある人までデルウス独自の療法で治療をしている。 SIN曰く、「人間として動かせる状態で返してくれれば良い」らしい。得意得意。 —————— ■エンノイア・D・ビュトスについて 優秀な研究者の国として名を馳せるデルウスの国家公認技術研究所所長。 幼い頃から研究施設で生活しており、技術者としての才能があり、努力の天才。 研究所一の変人であり、発明・改造オタクである。暇さえあれば機械を動かし、人体実験を計画し、より効率的で完璧な発明品を生み出すことに執心している。 特に人体の改造に熱心で、周囲の人間に実験を申し込んでは断られている。 知識と研究に飢えており、自分の好きなものを目にすると熱中しすぎて周りが見えなくなることがしばしば。 個を重要視する研究者にしては珍しく愛想が良く、部下からも慕われている。 また、数十年前、彼の手によって国の神である「ヘーミシュ・エクス・マキナ」は設計され創られた。 神の御子という制度を作ったのも彼である。 幼い頃に彼自身も彼の師と呼べる人物に人体改造を施されており、世界初の高度な人体強化の成功例。肩甲骨部に羽の刻印が施されている。 しかし非人道的であり技術が世界に知れ渡ると非常に危険であることから、国家機密として実験の具体的な内容は彼とその師、そして国のトップしか知らない。 また、実験の成果か老いる速度が通像の人間よりも遅く、実際の年齢よりもかなり若く見える。 幼い頃に受けた実験以降も、何度か自分で体に改造を施している。改造するのもされるのも好き。 その実験は当然失敗することもあり、既に彼の体は限界が近い…が、改造の影響か簡単に死ぬことはない。 改造で体の外面は丈夫になっているが彼自身の体は度重なる研究で虚弱になっており、興奮するとすぐに吐血をする。 連合軍に確保された後は死期を待つのみだが、それまではサンドバックとして有効かもしれない。 普段は研究者の島と呼ばれる島で研究・発明を行っており、WWⅢ開戦前から数多くの兵器を生み出した。 研究所では幅広い分野を扱っているが、特に医療技術・工学・兵器の分野において彼は強かった。 C国から輸入した材料とA国からの鉱物、B国に武器兵器を売った際に得た資金、それらを惜しみなく活用した結果、国は数十年ほど前から上記の分野において目覚ましい発展を遂げている。 ゲノム編集や人体改造の面においてかなり積極的であるのは、既に半分人間ではなくなってしまった自分と同じ仲間を作るためである。 神の御子はその成果であるとも言えるだろう。 未だ自分を改造した師を超えられないエンノイアは、幼い頃から育ての親でもある師を超えるべく研究に勤しんだ。 彼の家系はもともと研究者職であったが、研究による家庭の資金難により幼い頃両親に他の研究施設に売られている。人体の改造はその研究施設で受けたもの。 これに関して彼は特に悲しいとも辛いとも思っていない。もし自分が同じ立場であれば同じことをするだろうと思っている。 WWⅢについて自身の生み出した兵器の実験であり、より効率的で完璧な兵器を生み出すための通過地点であると考えている。 国＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜神＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜研究。 愛国心がないわけではないが、彼曰く愛国心は研究の材料にはなり得ない、とのこと。 彼は自身のことをDと名乗る。自国の神の作り手であり、様々な開発や研究に携わってきた。 不完全な創造主、デミウルゴス。模造がかくも不完全で、悲惨で崩壊する儚いものであるのは、模倣者の能力の欠如と、愚かさにあるとしか云いようがない。 「停滞とは死と同義さ。自分可愛さに身動きが取れなくなっているようでは、君は一生前には進めない。」 「人は自身の理解できない存在に見合った時、恐怖を覚え、遠ざけようとする…その恐怖心を忘れてはいけないが、理解する姿勢も大切だ。君は恐怖に飛び込む覚悟を持ち得なかった、それだけのことだ。」 「進捗はどう？手伝えることがあれば言ってね。そうだなあ、君の腕一本分でどうだい？」 「理不尽な現実は、いつだって突然やってくるものだろ？くれぐれも僕を退屈させないでくれよ」

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