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Howard・Ross 弁護士の家に生まれた次男。兄が一人と妹が一人いる。 王立陸軍大学卒業後、士官として陸軍であるデヴォンシャー連隊に入隊。 少し前に少尉から中尉に昇格した。 本連隊の活動は現在帝国全体の守備義務に費やされており、デヴォンシャーを中心に各地に隊を配置している。 現在はロンドンに駐屯する中隊に所属。 隊を指揮する少佐を、士官学校時の同級生である少尉、そして部下の下士官(軍曹)と共に補佐し、日々の訓練をこなしながらロンドンの治安維持に努めている。 好きなものは音楽とお酒。ちなみに自分では音楽はできない。 嫌いなものは近衛兵。何故か背中が痒くなる。特に嫌いな奴がいる。 （バッキンガム宮殿の前でいつも得意げにしてる奴だ） 基本的に明るく活発な好青年で、休日はロンドンの街を見て回るのが好き。 市民とのコミュニケーションを大切にしており、慕われている。 ※以下、「天使の密室と不浄のロザリオ」バレあり 実は真正の変態、ネクロフィリア。 先天性の屍体性愛者である。 兄は親にならい弁護士になったが、より「死」という存在に近付きたいため士官学校に入り、晴れて兵士となった。 自分が人と違う嗜好を持っていることに気が付いたのは、物心がつき始めた幼い頃。 目の前で起きたガールフレンドの“死”がきっかけだった。 死因は心臓麻痺。 いつものように公園で遊んでいた時のことだった。 とくとく、と脈打つ音色が消えていくところ。 光の宿る瞳から、その灯が失われていくところ。 血の通っている肌が、紅い唇が、だんだんと青白くなっていくところ。 奇跡のように、美しいことなのだと思った。 彼女の葬儀に参列し、『…お別れをしなさい』との母のひと声に、棺に眠るあの子に近付いた。 髪を梳き、化粧の施された紅い唇に口付けをする。 彼女の唇は、すっかり冷え切っていた。 それがとても嬉しいことだと感じた。 「彼女が埋められた後、掘り返そうと思ったんです」 あの夜に、彼女が眠っている墓地に訪れた。 薄暗い森に差し込む青白い月の光と、木々のざわめきの後に広がる静寂。 「でも、出来なかった」 もう一度、あの子の死体に会いたかったのに。 「バレたらまずいと、幼心に思ったのかも。」 成長し、大人になっても、何度も何度も何度も想った、あの追憶を。 夜の墓地で、一人佇んでいたことを。掘り返せなかった後悔を。 「でも結果的に良かったのかもしれない」 「だって……」 墓の前に立ち、自分の足元の下で眠る彼女の姿を、表情を、 「想像したら、今でもホラこんなに、」 「"たまらなく"なるだろ？」 //＞ω＜// 天使の密室と不浄のロザリオ　2019/9/2～2019/10/20 不定の狂気　６か月（短時間の心因反応（支離滅裂、妄想、常軌を逸した振舞い、幻覚など））

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