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◯羽叶るちあ(ひなた・るちあ)/『静かなるテロリスタ』HO1:童子 【ハオルチア】：「小さな愛」 「HO1：【童子】あなたは少年、もしくは少女だ。」 ・星の煌めきの代わりに、たっぷりの夜風を蓄えてふうわりと棚引く濡れ羽根色の長髪を長く後ろへ伸ばし、丁寧に切り揃えている。そんな漆黒の夜空のような黒髪から零れ落ちた星の光に染まった、鮮やかな琥珀色。星が瞬くようにも、光が棚引くようにも、煌々としたかがやきを湛えている、まっすぐでどこまでも清らかな光の色。 　まだまだ発育途上の未発達で小柄な体をしており、年頃の子たちに比べてもかなり華奢。然し、目を見張るような美しい容姿をしており、小柄な体格と合わさって、等身大の人形とも勘違いされたことがあるほど。然し、感情によって整った容貌はころころと色彩を変え、飾らない自然な美しさと愛らしさを描いている。 　光を思わせる黄金色の双眸をしているが、色素の薄さから些か強い光に弱い。また、視力もあまりよくないため、瞳の保護と補助として、少しだけ色の入った特注のレンズを付けた丸眼鏡を掛けている。昔憧れたお姉さんがつけていたデザインとそっくりのためお気に入りで大切にしている。 ・人懐こく、無邪気で明るい性格。また、些か気が強めであり、ハキハキと常に明るく振舞っている。 　物怖じをせず、何事に対しても好奇心が強く、人と話すことを好んでいる。学ぶことへの意識が非常に高い。 　それらすべて、「素敵なレディ」の目標のためであり、また、他者のことを知りたい、知らない物事を知りたい、という知的好奇心から。 　だが、だからといって何事にもぐいぐいと踏み込むのではなく、その実きちんと他者を観察し、己が踏みこむべきタイミングを見極めて声をかけ、また物事へ触れるようにもしている。大きく意識をしている、というよりも、本来の性質が強い。用意周到、慎重派。それら含めて、他者と下手な諍いを起こさないためでもあるが、同時に、自分自身が傷つくことを避けるため、からの考えでもある。 　諍いを起こすよりも、お互い笑顔でいた方がええやん？ ・また、「考える」ことを常に意識している。幼く、何も知らないからこそ、知りたい。 　そして、知ったのならば、考えなきゃいけない。これはどういった意味を持ってて、これは、どういった意図で発せられたのか。 　考えて、ちゃんと理解したい。 　理解できないなら、ちゃんと知りたい。 　わからないことがある、のは、もったいないって思うから。 　だから、いろんなことを知って、見て、考えて、学びたい。 　学ぶことが楽しく、考えることが苦にならない、天性の努力家。 ・同時に、自分や周囲の人を着飾ることも好き。自分の容姿が整ってることを幼いながらにわかっており、「うち、可愛えやろ？」とにっこり笑える。 　可愛くなりたい、素敵なレディになりたい、と思っているため、頑張っておしゃれについても勉強している。 　まだお化粧はできないけれど、整っている容姿はしっかりと丁寧にしたいし、ちゃんと自分に似合うものは身に着けたい。 ・幼少期からの周囲の人々の影響があり、柔らかな関西弁で喋っている。 　基本的に誰に対しても口調は変えず、いっそ無邪気な関西弁で誰しもにふわりと声を掛ける。 　他人にも興味深々で話しかけることが多いが、警戒をしていないわけではない。 　むしろ、警戒をしてるからこそ、自身から一歩先に話しかけにいって、様子を見ているところもある。 　だが、それなりの頻度でやはり、好奇心が先行してしまうのは、幼さゆえ。 ・傍から見れば、俗にいえば、とても「いいこ」である。 　けども、その実、己の傷に触れられることをひどく厭うために、常に明るく振舞って、ある種線を引いている。 　傷付けられることを怖がっている節もある。 　慎重派といえば聞こえはいいが、裏を返せば臆病。無意識的に、「他者」への警戒心を少なからず抱いており、その警戒心を払拭するために、他者のことをきちんとしろうとするクセがある。 ・素敵なレディになるために、お料理やお裁縫、そして着物の着付けなどを施設や周囲の人に教えてもらっている。 　特に着物の着付けは、着物の柄や合わせ方などの組み合わせを考えることが楽しくマイブーム。 　元来の器用さと相まって、着物の着付けは幼いながらに上達している。 　お料理やお裁縫はまだほどほど、ではあるけれど。いつかそれらも、きちんとこなすことができる、素敵な女性になれればいいと夢を見ている。 ・また、その実身体が酷く弱く、力もない。 　幸いなことに周囲の環境が優れているために、体調をひどく悪化させることはないが、一度体調を崩すと、大きく崩してしまいがち。 　それもあって、おしゃれの一環もかねて、体調管理にはやはり、幼いながらに気を使っている。 　体調を崩してしまうと、自分自身ではどうにもならないことはよくわかっているため、周囲の人間にはきちんと頼る。それゆえに、他者に対しても甘えること、頼ることはうまいが、上記の性質があるため、本心から甘えれているわけではない。 ・るちあはラテン語で「光」の意味。小さな愛を、小さな光を。その身に、宿していれたらいい。 ・誕生日は12月13日。シラクサのルチア、聖ルチアの記念日。 【イメソン】 ・Henceforth(Orangestar) ・色彩(坂本真綾) ・大丈夫(RADWIMPS) ・星になる(lslet) 【カラーコード】 #FCF16E　シャトルーズイエロー 【フレーバー】 42：方向音痴　→　+50pt 24：愛書家 【花言葉】 6：ガーベラ 「希望」「常に前進」「辛抱強さ」 とにかく願っている、なにかを。とにかく想っている、なにかを。根拠などない、考えなどない。ただ、進めばなにかが動くと知っている。ならば進むしかない。 28：スイートピー 「ほのかな喜び」「門出」 どこか幼い。学ぶべきことが沢山あるだろう。成長する喜びを知るが良い。全ての障害が貴方を祝福するだろう。迷わず乗り越えるべきだ。 61：海棠（かいどう） 「温和」「美人の眠り」「妖艶」「艶麗」 貴方は優しい。皆を包む。天の使者だと言う人も居るだろう。貴方は自分の魅力を正しく理解し、それを行使する。愛する皆のために、幸せのために。 【通過シナリオ】 ・『静なるテロリスタ』 ・『問：死の定義を教えてください』エンドα ＜以下『静なるテロリスタ』HO1：童子　秘匿情報有り＞ ・”いいこ”でいることも、”素敵なレディ”になれるよう努力をしていることも、家族となってくれる人がいたときに、気に入ってもらえるように。 　素敵な女の子でいたら、…………いつか誰かと、家族になること、出来へんかな、って。 　淡い憧れのような、夢のような。誰にも話すことのない、ひそやかな夢を、ずっと抱き続けている。 ・家族がおらず、物心ついたときから施設で育っている。 　施設の子供たちも、先生たちのことも、心からだいすきで愛していて、ある種彼ら彼女らのことも”家族”だと認識して、とても大事にしている。 　子供たちとも非常に仲良く、先生にもなついており、施設の関係者や先生たちのお手伝いはよくしつつ、時折ちょっとしたお願いをしたりもしている。ちゃっかり。 ・ただ、その反面、上記のようにずっと”家族”へのあこがれも抱き続けている。 　本当の家族。 　その意味合いは、今もまだ、分かり切ってはいない。 　でも、ふんわりと、ぼんやりと。物語の中である、テンプレートにも近しく。 　”お母さん”と手をつないで買い物をしてみたり。 　”お父さん”から抱きしめてもらいたかったり。 　”お父さん”と”お母さん”と過ごすことが、どんな風なんだろうか。どんな気持ちなんだろうか。どんな、ことを自分は思えるんだろうか。 　自分の、両親はどんなひとなんだろうか。 　…………家族ができたら、どんな、ふうなんだろうか。 　興味と、好奇心と、憧れが。 　ずっと胸の奥にあって、静かにくすぶっている。 ・でも、それは何となく、誰にも言えずにいて。ずっと、胸の中に、隠しこんでいる。 　両親について尋ねても、先生たちには答えてもらっていないから。 　何となく、言いづらいな、の気持ち。 ・憧れていた、7つ年上の女性がいた。 　姉のように慕っていた彼女には、唯一甘えることができて。 　しかし、彼女はあるとき、一緒に出掛けた先でともに迷子になって。 　「道を聞いてすぐに戻ってくるから、待っててね」って、彼女が笑って手を離したから、頷いて、待って、いたら。 　彼女はそれきり、帰ってこなかった。 ・深く暗く寒い夜の中を、たったひとりきりで待っていて。 　何時間待っても帰ってこない中を、ただずっと待っていた。 　帰ってこないことを不審に思った施設の人が迎えに来てくれて事なきを得たけれど、しかし、やっぱり、彼女が戻ってはこなくて。 ・数日後、風の噂で別の場所で保護をされた、とは教えられたけれど。 　詳しいことは教えてもらえず、そして、それ以来、彼女と会うことはなかった。 ・だから、ひとりで置いていかれることが、今でも怖い。 　誰にも言うことはできないけれど。 　 ・たったひとりで置いていかれることは、こんなにも悲しくて寂しいから。 　ひとりは、イヤ。 ◯静なるテロリスタ　-「童子」 あなたは少年、もしくは少女だ。 □秘匿情報 　あなたは父と母親の顔や名前も知らず、物心ついた時から児童養護施設で育ってきた。それでも施設の職員や子供たちには心優しい者が多く、よく気にかけられている。一方、両親について職員に尋ねたこともあるが、あなたが幼いからか明確な回答は得られていない。 　また、あなたは時折、頭痛と共にある情景が頭の中をフラッシュバックのように駆け巡ることがある。それは仲睦まじい男女の情景。常に女側からの視点で進行していく。女の腹部は目に見えて膨らんではいないようだったが、男側がふざけて耳を当てる素振りをすることがあり、二人の関係が恋人同士か夫婦に近い関係であることは想像に難くはなかった。そんな情景を見た後はすぐにあなたの両親が頭をよぎるが、その男女の容姿や特徴といったものはすぐに忘れてしまうので、これといった手がかりは未だに掴めていないのが現状だ。 　そして、あなたは8才の誕生日を迎えた。その日、あなたは職員に呼び出され、ある吉報を受けることとなる。個別導入はここからはじまる。 個別導入では、なぜPCがエテルノ美術館へ向かうことになったのか、その動機や目的が説明されています。また、個別導入での内容は、本編が開始されるまでKPと該当HO以外のPCには秘匿するようにしてください。 □探索者設定 ・アジア系の血を引いており、日本の施設で育った。 ・個別導入時での年齢は8才。本編はその二年後のことで10才となっている。また、STR、SIZは2d6でロールし、EDUは4と設定すること。 ・姓名を自由に決定すること。ただし、それらを命名したのは戸籍法に基づきこの町の町長とされている。 ・職業は学生を選択する。ただし、職業技能はこれまでの経験によって自由に設定してもよい。 ・両親について知りたいと考えている。また、理由はどのようなものであれ家族がほしいとも考えている。 □推奨技能 <POW> ＜以下『静なるテロリスタ』HO1：童子　本編情報有り＞ ・時が止まった中で過ごした、100年の時間。 　それが、あまりなトラウマになっている。 ・止まった世界の中が、どんなに絶望に満ちたものか。 　有限の時間が、どれほど恋しいものか、尊いものか。 ・時間を止める、だなんて。無限だなんて、あんまりにも人には過ぎたもの。 　 あなたの使命は「二年前の真相を暴く」、 そして「母の行方を探る」だ これまでの百年間の経験があなたの糧となる EDUが4d6だけ成長する(上限なし)：→+18 〔ヨグ=ソトースの招来〕 - 今日 1:38 全なる神、外なる虚空の闇、門にして鍵とも呼ばれる存在。石造りの建築物にヨグ=ソトースをただちに呼び寄せる。ただし、その建築物は野外になければならず、日光、または月光が見えていなければならない。呪文の使い手は1d10正気度ポイントと任意の値のマジック・ポイントのコストがかかる。そして、この呪文の成功率は消費したマジック・ポイント×10%となる。また、呪文をかける度に召喚されるヨグ=ソトースの使者に生贄を捧げなければならない。その生贄は人間でなくてはならず、死体にしてから差し出さなければならない。 〔髪留め〕 - 2022/12/08 髪留めを手に取れば、それはひどく薄汚れており、金具の部分が壊れて開かなくなっていることが分かる。そして、さらにその故障の原因を探れば、金具に小さくひっかき傷のようなものがつけられていることも分かった。そのひっかき傷はある六桁の数字を表しているようだ。 「837378」 ・SAN値-11,芸術(料理)+10,クトゥルフ神話+7,EDU+18 ・SAN値-17,クトゥルフ神話+10,博物学+11,図書館+1 【怪物■■】 - 先週 金曜日 23:50 -命令- 戦闘中、HO童子は1Rを消費して怪物■■に命令を下すことができる。それぞれ攻撃行動・防御行動・その他行動に分類されている。命令を下す際、その内一つを選択すること。以下はその内容である。 -攻撃行動- 以下の二種類の攻撃方法から一つを選択する。そして、対象を選択、宣言することで攻撃行動はただちに行われる。また、〈POW×5〉に成功すれば、該当する攻撃方法の技能値に+30%の補正をかけることができる。 ◇かぎ爪:45%:1d3+2d6 ◇噛みつき:38%:1d6+2d6+のみこみ* *対象SIZが20以下であれば、対象はただちに消滅する。 -防御行動- 対象に対する攻撃をかばわせることができる。また、〈POW×5〉に成功すれば、もう一人を対象とした攻撃もかばわせることができる。また、防御行動はDEX順に関係なく、宣言することでただちに行われる。ただし、すでに行動を終えていた場合、宣言を行うことはできない。 -その他行動- 〈POW〉×5に成功すれば、対象を持ち上げる、または巨大な鳴き声を響かせるなど、上記に分類されていない様々な行動を命令することができる。ただし、それらは戦闘行動に準拠したものでなくてはならず、無意味な行動やあまりに複雑な行動は取らせることはできない。

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