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ギリシャのとある島出身。その島周辺でも有名な貴族の末裔である富豪末娘。(因みに上に姉が2人いる) 先祖が黒魔術の類を使い一族の未来永劫の繁栄と引き換えに『直系血族当主の末娘を贄にする』という契約をしたという言い伝えが残っておりそれに当たる彼女は、産まれてすぐにその役目を背負う事になるのだが、具体的な場所から日時、方法に至るまで全て残されていなかった為、今日迄生きている。 しかし、産まれたすぐに原因不明の高熱に見舞われそれ以降も2、3度同じ様な事が起こり、その度に生死を彷徨う程の高熱に見舞われている。それが原因かは定かではないが高熱に見舞われ完治する度に視力が確実に落ちており、一般人に比べ重度の弱視の傾向がある。ただ、日常生活を送る分には支障がない（本人談）ため普段から視力矯正などはしていない。（瞳孔が朧げに見えるのは重度の弱視のため） 因みに１度目の高熱では大幅に視力が落ち、２度目には臓器関係が異常肥大並びに強靭（病的ではなく寧ろ健康ないし正常値の高得点）になり、３度目では、完治後体格変異（急成長期）が起きている。 原因不明の高熱以外にも幼少期には誰もいない所でまるで相手が居るかの様に話や遊んだり、神隠しになったりと割とスピリチュアルな体験を多く積んでいるため、多少のことには動じることもない。ただ、怖いものがないわけではないのだが、幼少期の体験や当代の末娘であたるという理由だけで両親や家族、一族とその関係者達は呪われた子…忌子として扱い迫害を受けている。が姉２人だけは例外で、彼女に対して愛情（但し姉妹愛より愛玩のニュアンスが強い）を向けていた。 実家では敷地内の別宅に幽閉されて生活している。幽閉されてはいたが、教養や作法等一般以上に身につけている。平たく言えば『良家のお嬢様』としての所作がある。 周りからの態度や反応をみて育った為、性格は基本的に冷静で、口数が少なく感情や欲求を表に出さないクールビューティーな印象を受ける。が実際は自己評価が低く後ろ向き。とても人見知りで大人しく内向的。多少の皮肉も口にするが自己評価の低さ故の皮肉であって、相手を卑下するニュアンスは全くない。寧ろ、他者に対してはすべてのものに対して尊敬の念を持っている。　要約すれば、『奥ゆかしくも思慮深い』性格である。 ある程度信頼関係が出来れば奥ゆかしく思慮深い所や後ろ向きな考えなのは変わらないが、優しく素直で生真面目な所や生真面目故頓珍漢な言動(天然言動)が垣間見れる。　 上の姉二人とは５歳ほど離れており、幼い頃から世話を焼かれて（ちょっかいをかけけられてる）いるために姉達には、頭があらない・・というかちょっと怖いと感じている節がある。が嫌ってるわけではなく寧ろ、自分と違い可憐で愛らしく小柄で皆から愛されるような外見と無垢で美しくこんな自分にさえ優しく接してくれる内面をとても好み敬愛している。 一族は基本身体的成長が遅い（老けにくい）のだが、彼女含め姉妹達は更に遅く、姉２人は日本でいう中学頃にはまだ小学４～５年位の成長でしかなった。 彼女も姉２人と同じ様に成長が遅かったのだが、就学前に２度目の高熱を起こしそれが完治すると、姉たちと比べてもまだとても小柄だった身体が大きくなってゆく。１学年進級するころには、姉達とあまり変わらないサイズ（身長）まで成長し高学年にあがってすぐに３度目の高熱の完治後にぐいぐいと成長し３か月程で姉達を追い抜き周りの同級生の中でも大きいな部類に入るまでの急成長を遂げており、今でもすこしずつではあるが身長は伸びている。因みに今の体格になったのは日本でいう中学１年の入学以降。但し「いまよりちょっと小さかった（165ｃｍ以上）」程度の大きさであるため、あまり信用ならない。 外見はスタイルが良く高身長なクール系美女で多くの人達に好まれる様な外見ではあるのだが、本人はその外見の事を凄く気にしている節がある。本人の価値観や理想像として『女性は小さく可愛らしい』姿(敬愛する姉2人の様な外見)が『この世で1番美しく良きもの』という考えがあるため、その価値かや理想からかけ離れ過ぎている己自身の外見がとてもコンプレックスで「自分は可愛くない」と真顔で言ってのける。(但し心中はとてもしょぼんである) 　己の外見以外にも、己自身が健啖家であることをコンプレックスとしている。彼女の体質や体格上、世間一般の女性より食べないと動けない事は当たり前ではあるのだが、そこは乙女心で『（異常なほど）たくさん食べる自分』が嫌いで、周りの目がある時などは食べ物や飲み物を最低限にしているのだが、結局自宅や実家で人気がなくなり自分一人になったりストレスがかかると食べてしまう。そして、それに気が付いてしょんぼりしてしまうという悪循環を繰り返している。因みにどんだけ食べてもすべてエネルギーもしくは筋肉になるらしく全く脂肪にならない。 趣味は読書と乗馬で乗馬は実家に馬小屋と乗馬場、馬を個人的に所有しているくらいには好きで読書も小説から漫画まで多ジャンルにわたり読んでいる。活字中毒まではいかないが割とそこにもうすぐ片足を突っ込みそうな位好き。

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