タグ： 浮さんちの子

▶海果てトートロジー 18歳の頃にスカウトされてモデルになった。 自身の高身長がコンプレックスだったが、モデルになることでそれが活かされることになる。 18～22歳の間はそこそこ忙しく、雑誌や広告のモデルなどもしていた。 このままモデル業、ひいては俳優などを本格的にやろうと思い大学を中退。 これは天職かもしれないと思っていた矢先に友人であり同業者だった人物のスキャンダルに巻き込まれたことでイメージが下がる。 イメージダウンと共に仕事は減っていく。段々と高身長でスレンダーな女性よりも、等身大の女性モデルに需要が傾いたことも要因にあった。 仕事が減り、周りとの関係が希薄になっていく。マネージャーは自分と仕事を兼ねていた別のモデルにかかりきりになった。 誰も自分のことを見ていない、と感じたことで事務所を退所。 誰も自分のことを見ていないのは嘘。一人物好きな奴が自分のストーカーをしていることは知っている。 でももう何でもいい。何を見ても面白くない、自分が見てほしいと思った人たちはみんな自分を見ていない、何より自分が自分を見ていない。 「死にたい」という衝動は単純だ。数秒前までなかった衝動がある時突然、ふと旅行でも行ってみるかというかのように湧くものだ。 灰音もそのような漠然とした衝動で機会があれば死ぬか、と思い始める。どうせ自分一人がいなくなったところで自分の代わりはいくらでもいる。 悲しむ人も誰もいない。ストーカーくらいに憐れんでもらえるだけ幸福かもしれない。 どうせ死ぬなら綺麗に死にたいと思っている。自殺なんてどうやったって綺麗には死ねないけれど、海に身を投げるならまだマシかなと思って 死に場所を海にした。高身長が目立ってしまうから、仕事以外では履けなかったハイヒールを履いて身を投げる。遺書はない。 死ぬ間際になっても涙一つ出なくて乾いた笑いが出た。その笑い声すら綺麗な声じゃなくて嫌になった。もうなんでもいいから死なせてほしい。 ・家族との関係は良くない。両親は幼少期から共働きで忙しく、灰音は一人でいることが多かった。 家族はお互いがお互いに興味がないといった感じで、血のつながったシェアハウスのような状態。嫌気がさして大学進学と共に家を出た。 以降、連絡は取ってない。 ・タバコはモデルをやっていた時は吸っていなかったが、仕事が減ってきたあたりから吸い始めた。 家には灰がたまった灰皿が放置してある。 ・PC、KPC 獲得 AF『海果ての欠片』 いつの間にか持っていたあのオブジェ、その破片。硝子の部分でいつも海のように煌めいている。 これを持っている限り、互いに任意のタイミングで HP を譲渡することが出来る。譲渡する HP の値は現在 HP-1 で固定になるため、この AF を使用すると HP が確定で 1 になる。この AF を使うのに相手 PC の承諾は必要ない（KP、PL で話し合うのは可能）。 この AF は一度使うとひびがはいり、二度と使えなくなる。 生きるため、生かすためのもの。 ・一色優貴のことを弟のように思っており、自分の半身だと思っている。 そのため彼のことは信頼しているし心の支え。信頼しすぎて警戒心がない。同棲している(これはしょうがない)

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