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元々は、とある非合法施設で唯一成功した実験体だった。 UGNが施設を破壊し彼女を保護したが、身元に繋がるものが発見されなかったため“レイヴン”「愛宕黒羽」の名前を与えられる。 うなじにコードナンバーが刻印されているので、いつもチョーカーか首のある服でそれを隠している。 ゴシックロリータに目覚めたのは、UGNチルドレンの友達が「絶対似合うよ！」と勧めてきたため。 いつもゴスロリに白衣、日によってはチョーカーもつけたまま大学に通おうとして止められたので、同じような趣味の服を着ている。 物心つく頃には実験体だったことと、保護されてからはUGNの施設にいたことからやや常識に欠けている。 大学では「ちょっと変わった子」として認識されているようだが知らない。 オーヴァードとしてはサポートなどを得意とする。 日常にいながらも非日常に憧れる人には腹が立つこともあるが、無い物ねだりなのはどちらも一緒だと最近悟った。 よくOMSを利用している。 「正直コードネーム変えたい」スレに自分のところのオーヴァードがいないかよく確認しているが、現状いなさそうだ。 コンボ技は「絶対の恐怖+彫像の声+錯覚の香り」の「プラズマの海」。自身のシンドロームの名前の元であるSF小説「ソラリス」を読んでつけたらしい。 「霧谷日本支部長、私は正常なんでしょうか」 「レポートが終わらない……」 「さあ、まやかしのーーーソラリスの海に溺れなさい！」 「ハーメルンの笛を吹いて、何人ついてくるかしら」 親兄弟に関する資料は皆無で、どんな実験をされていたのかも不明。 悪夢に魘されたり体調を崩すことも少なくないので、いつも薬を飲んでいる。 19歳という年齢も実は定かではなく、外見から判断されたズレがある可能性が高い。 ユニークアイテム<ハーメルンの笛>は、彼女が合成した無味無臭の物質。 部屋や自身に花の香りをよく漂わせている。 匂いは気分によって変わり、機嫌を判断する一種のバロメーターになっている。

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