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クトゥルフ PC作成ツール
山羊 郵陽(ヤマヒツジ ユウビ)
ID:4015400
MD:22e5f9fff7427deb33a1994ddbe1c546
山羊 郵陽(ヤマヒツジ ユウビ)
タグ:
ろーて式
愛の言葉は珈琲と共に飲み込んだ
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
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幸運
知識
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SAN
現在SAN値
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(不定領域:
)
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技能
職業P
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(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
天才、異性が苦手 ◇ 汚い汚い世界の隅の、綺麗な綺麗なあの子の話。 愚かな僕は、今日も言葉を飲み込んだ。 ◇ 山羊 郵陽。29歳男。 最近注目の若手ミステリ作家である。 執筆活動を始めたのはかなり前のことらしいが、最近ようやく注目されるようになった作家。今まで出した本は全て長編ミステリで、どれも文鳥社出版となっている。 某童謡らしきペンネームの読みは「やまひつじ ゆうび」だが、読者からは「やぎ先生」という相性で親しまれている。相性も何も本名が「八木 夕陽(やぎ ゆうひ)」なので本名で呼ばれている気分らしい。 ◇ 「うちにそんなお金はありません」 「で、でも……」 「ごめんね。でも仕方ないことなの。お母さん1人では貴方を大学に行かせられない」 「……わかった。お仕事頑張ってね」 「そんなに生活が苦しくなるんなら、離婚なんてしなきゃよかったんだ」 なんて、言えるはずもなかった。 でももし、父さんと母さんが別れなかったら、 僕とメリーも、いつまでも一緒にいられたんだろうな。 夢だと気づいて現実に連れ戻されるその瞬間、メリーが僕に向かって笑いかけた。 懐かしい笑顔だった。 幼い頃の夢を見る度に、自分が老けたことを実感して苦しくなる。今日の夢見は最悪だ。よりにもよって昔の、苦々しい幼少期の夢。それでもメリーが笑いかけてくれたから、この最悪の気分もいくらか楽になった。 メリーは僕の妹。僕と正反対の白い髪の毛で僕と同じ金色の瞳の、可愛らしい女の子。メリーというのは僕が考えたあだ名で、彼女はそれを凄く気に入っていたと記憶している。 両親が離婚した時、僕は母に、妹は父に引き取られた。それぞれまだ5歳と11歳だった僕らは連絡先を交換することも出来ず、忘れっぽい彼女は僕のことなんて忘れてしまったかもしれない。 でも、僕はずっとメリーのこと忘れてないよ。 そう、僕は確信している。たまたま立ち寄った書店でそのペンネームを目にした時から、ずっと。 「牝羊めりぃ……」 ライトノベル作家、牝羊めりぃ。それは間違いなく僕の“メリー”だった。 あぁ、なんて偶然。もう18年も会っていないのに同じように物書きをしているだなんて。僕は嬉しくて仕方がなかった。何より僕がつけた“メリー”という名前を名乗っていることが。きっと僕を覚えていてくれたんだ、そうに違いない。 興奮する僕に呆れるようにスマホが震えた。見るとメリーがツイートした通知のようだった。内容は届いたファンレターに対するお礼……そうだ、僕もファンレターを送ろう。頭の良いメリーならきっと僕だと勘づいてくれるはずだ。 都合の良いことに原稿は数日前に書き上げている。デジタル原稿にしてから随分と効率が良くなったし、何より途中で無くなってしまうこともないのは素晴らしい。さて、ファンレターを早速書き始めてしまおう。善は急げだ。 B5の便箋2枚に文字を埋めるだけなのに、時刻はもう深夜1時を回っていた。特に予定がないとはいえ流石に熱中しすぎただろうか。 気づけば、起きてから何も食べていない。 頭を振る。いやいや、折角ここまで時間をかけて書いたじゃないか。あんな気持ちの悪い趣味はもう辞めたんだ。本当だ。 それに、自分の書いた文章なんて食えたものじゃないと分かっているじゃないか。 苦いのに妙に甘ったるく重い。その味を思い出しただけで吐き気が湧いてきそうだ。それなのに、その味を求めてしまうのは。 頭を振る。違う。そうだ。本当はもっと美味しいものが食べたいんだ。甘い洋菓子のような、それでいて素朴な……そう、母が焼いてくれたクッキーのような味。分かる。僕には分かるんだ。分かっているんだ。 きっと君の文章はそういう味がするって。 本棚に手を伸ばす。丁寧に並んだ本達をぐちゃぐちゃにして、3冊の文庫本を取り出す。あぁ、ごめんね。また買い直すから。 1巻を開く。栞を挟んでいたのは一番好きなシーンだ。雨上がりのまだどんよりとした空気に陽が差す描写。流石メリーだと思ったよ。ねぇ、メリー。僕はメリーのことが、メリーの書く文章が大好きなんだ。 いただきます。 ページを破って口に入れる。想像通りの控えめな甘さが口に広がって頬が綻ぶ。あぁ、懐かしい。ずっと昔の記憶が蘇るのに、苦しくない。甘くて優しい世界が見える。紙はそう簡単に溶けないし噛みづらいから、本当は小さくして食べるべきなんだけど、そんなことを考えている暇はなかった。空腹を満たすため、ビリビリとページを破いて次々に口に放り込んで、傍にあったブラックコーヒーで流し込んだ。 苦みはすぐ甘さで上書きされたのに、甘さの中にしょっぱさを感じて、あぁ、これはクッキーに間違えて塩を入れた時の記憶だと思い起こす。ねぇメリー。また一緒にクッキー焼こうよ。それも手紙に書いておけばよかったかな。ううん、会った時に言えばいいや。メリー、僕、やっぱりメリーのこと大好きだよ。もう少し待っててね。迎えに行くからね。そのために早くメリーの居場所を突き止めなくっちゃ。ねぇ、メリー。美味しいよ。きっと君が直接手書きしたらもっともっと美味しいんだろうから、今度食べさせてよ。メリー。大好きだよ。ずっとずっと。今日までずっとこの感情を忘れることが出来なかった。幼稚だと思うかい?あはは、君はもう僕よりずっと大人になってしまったかもしれないけど、でも、僕を見たらすぐ思い出してくれるよね。子供に戻ってくれるよね。あぁでも、あのクソみたいな両親のことは忘れようね。僕らだけになろう。メリー僕のこと大好きだもんね。沢山言ってくれたよね、お兄ちゃん大好きって。今度また言ってよ。そしたら抱きしめて頬にキスをしてあげる。僕ら以外誰もいないところまで行って2人だけで幸せになろう。それがいい。それがいいよ。 ねぇ、 メリー、 大好きだよ。 待っててね。
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歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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