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アベル=リコリス おうちにかえろうHO４罪人 フランスの田舎町に一人暮らす青年 草原の中にぽつんと佇む小さな木造の家でドライフラワーを制作し、ハーバリウムを作っている。 儚くも美しい作品で買い手もそこそこ居るので不自由なく暮らしている。日本にも商品を輸出している為 日本語でのやり取りもできる。 無口で自ら発言する事は殆どない、自ら話す時は「話していいのですか？」と他人に許可を得てから話す 人混みや人の多い所が苦手、話下手、自分で行動するのも苦手、人の言う事は素直に聞く。喜怒哀楽がない。 首を掻くのが癖。 「おうちにかえろう」 KPひまじおん　PL竹吉　なる　煎太郎 SAN減少-1　現在SAN:55 報酬：SAN+6 －以下HOネタバレ－ おうちにかえろう　HO４罪人 設定 ショッピングモール内で起こったテロ事件に巻き込まれた過去を持つ青年 愉快犯グループによる大量殺戮立てこもり事件の被害者であり唯一の生存者。 母・弟・自分の3人家族で平凡で幸せな暮らしを送っていた普通の少年アベルが 弟の誕生日に家族でショッピングモールに訪れていた所、テロ事件に巻き込まれる 犯人たちに拘束されていたが運よく拘束が甘く、一人拘束から逃げ出すことに成功 そのまま助けを求めに外へと逃げ出そうとした所を犯人グループの一人に見つかってしまう そして、引き戻されたアベルは愉快犯たちに逃げ出した罰として「母親をお前の手で殺せ」と命じられる。 命令に従わなければ、家族含め他の人質も全員殺すと最悪の二択を提示される。 渡されたのはサバイバルナイフ、母親は迷いなく「私を殺しなさい。」とアベルに伝え、そして犯人グループの主犯格に 「私を殺す代わりに、息子達は助けてあげて」と交渉する。 犯人グループはその旨をのみ、少年が母親を殺すところを見守る、少年が決断出来ずにいた所母親は自ら刃先に向かって倒れ 腹部を刺し目の前でゆっくりと息を引き取った。自分が選択を迷ったから母親に自ら死を選ばせてしまったのだ。 すると主犯格はアベルからナイフを取り上げそのナイフでアベルの頬を切り裂いた、「母親を殺せなかった罰だ」と。 その後は一瞬だった、犯人グループは無差別に人質達を殺していった。約束など端から存在しなかったかのように。 命乞いをする声、痛みに藻掻く叫声、子供は恐怖し泣き喚く、目の前は一瞬のうちに鮮血で塗れた。 気付けば生きていたのは、アベルと弟のみだった。 主犯格は自分達兄弟に銃口を突きつけ、まるでおもちゃを選ぶ子供かのように”どちらの命を先に奪うか”選び出した 咄嗟にアベルは母親から託された弟を守らなければという意思に 「俺を殺して、弟は誕生日なんだ、見逃してあげて」と持ち掛けた、主犯格はその言葉を聞きアベルに銃口を向けた、強く目を瞑る、死を覚悟したと同時に 母親の元へと行けると少しの安堵を覚えた。 銃声が聞こえた、しかしそれは自分の隣からだ、なぜか開く視界、死ぬのは自分なはずだった、しかし死んでいたのは弟だった。 「今日生まれて、今日死ねたんだ、ロマンチックな誕生日プレゼントだろ」と、男は言った。幼いながらにして絶望を経験した。 その後の記憶は定かではない、後から聞く話によれば 特殊部隊が突入してきたらしく、犯人グループもほとんどが射殺されたらしい。運よく自分は保護された。ただ一人だけの生存者だった。 家族を失ったアベルは親族を転々としていったが、生活は酷いものだった「厄神、お前が話すと災いが起こる、勝手な行動をするな」と 囚人のような扱いを受け続けた。親族家族から毎日罵詈雑言を受け暴力も受けてきた。 その間にもメディアが押し寄せ事件を思い出させる事ばかりを求めてくる、ニュースは事件で持ちきりだった。 流れるニュースからは被害者家族の「あの子供が余計なことをしなければ」等と行き場のない怒りや悲しみに満ちた言葉が聞こえて来た。 街を歩けば後ろ指を指され続けた、学校でもいじめを受けた、自分の居場所はなかった。生きているのに死んでいる気分だった。 数か月間ニュースで事件のことが持ちきりになったが、新たな事件がそれを塗りつぶしていき、今では過去の事となった。 ようやく20歳になった、今は親族の家を出て一人田舎町で暮らしている。過去の人間になった今でも偶に「あの事件の子」などと言われる事はあるが もう慣れたものだが、なるべく人が多い所にはいかないようにしている。 あの時の自分の身勝手な行動・発言がなければ、母親や弟と共に生きていれたのだろうか、はたまたあの場で家族全員で死ねていたのだろうか。 死ぬまで忘れられない呪いだ。きっとこれは弟より先に死のうとした罰だ。母親に自ら死を選ばせた罰だ。 毎日あの事件の夢を見る、生臭い血の匂い、床に散らばる肉片、おびえる人の声、嘲る犯人達の声、母親の死にゆく顔、鼓膜に残る銃声。 きっと死ぬまで続く夢に悩まされながら生きていく。 細かい設定 髪が長いのは母の髪が長かったから、べっ甲の髪留めとピアスは母の遺品 顔の傷は主犯格に付けられた頬の傷と親族家族やいじめにより付けられた傷。 PTSDを患っており、よくヒステリーを起こし、その度自傷行為に走ってしまう。手首には無数の自傷痕がある。 手の傷は花を扱う仕事をしているため酷く荒れている。ケアはする気がない。自分を大切にする必要が無いと思っているから。 首を掻くのもストレスからの無意識な癖。 元々髪は赤毛だがストレスにより白髪に。神のいたずらか視界に入る毛先だけは赤いまま。 贅沢な暮らしはしない、素朴な食生活と替えがない服、髪は伸びっぱなし、最低限の暮らしで生きている。 外に出るときはマスクを着けている。顔の傷で人を不快にさせたくないから。

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