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◆ベース職業 クトゥルフ2015 / ホスト・ホステス 職業技能P / EDU*10+APP*10 → 170+150=320 特記：勤務時など、完璧な身だしなみを整えている際はAPP+2(技能ポイントは増えない) ◆特徴表 【4-2 方向音痴】 〈ナビゲート〉の基本成功率が１%になる。加えて、経験ロールで成長させることはできない。 1d6＝20% 【2-4 愛書家】 あらゆるジャンルの蔵書を持っている。＜図書館＞に+20。さらに図書館に出かけなくても、自宅の書庫で＜図書館＞ロールが可能となる。 ========================================== 佐倉 ちえり（さくら-智恵莉） 大人しく静かで小柄な女性。たまに子供と間違えられるが、本人はさほど気にしていない。 物静かな出たちとは裏腹に、口を開けばはっきりとした芯のある物言いをする。 趣味は読書で、幼い頃から活字を読むことを何よりも好んできた。 また、小説を書くことも趣味の一つだがあまり人に読ませたことはない。 本人曰く、あくまでも趣味だからとのことらしい。 普段は実家で接客や帳簿の管理の仕事を手伝いながら過ごしている。 実家は老舗のフルーツパーラー。 さくらんぼの乗ったプリン・ア・ラ・モードが看板商品。 一人称：わたし 二人称：あなた 「周くん」「まーくん」 「無理しないで。わたし困っちゃう」 「手冷たい。…んーん、気持ちいよ」 「すきよ。…聞き逃してもいいよ。何回でも言ってあげる」 「いじわるしないで。あなたに意地悪されると、とてもせつなくなってしまうもの」 ========================================== 育った家の価値観が古く、女は家にいるべきと言う考えから嫁に入る前なので手伝いをさせられている。 小説家を志したこともあったが、両親に認められることはないだろうと思い相談をしたこともない。 家では、本を読んだり勉強に熱を出すことにあまりいい顔をされない。 両親の他にも、クラスメイトにも本が好きなのは似合わないと言われて来たことから、人前で本を読むことは無くなっていった。 進学先、朝早くの人のいない教室で本を読んでいた時周に声をかけられてから目で追うようになり、いずれ思いを寄せるようになった。 彼に近づきたい思いで図書委員を希望したことをきっかけに、彼の横では気後れせず本を読むことができるようになった。 周は本を好きな自分も本を読んでいる自分のことも否定をしなかったことが、ちえりにとって居心地が良かった。 同じ学校へ通っていた頃は勇気が出せず思いを伝えられずに卒業をすることとなり、周とは特別連絡を取ることもなくなってしまった。 告白する勇気が出なかったことと同じように、連絡を取る勇気も出なかったからだ。 それからちえりの心から周が過ぎ去ることは無く、あの日勇気を出さなかった事を日々後悔をしながら過ごすこととなる。 そうした日々が続き数年後、ある図書館へ訪れれば焦がれるほど思い返した懐かしい面影があった。 憧れたあの日の彼とそう変わらない姿で、塩見周はそこにいた。 ちえりはこの再会を運命だとすら思い、いないと思っていた神に感謝すらする始末であった。 再会を機にちえりはその図書館へ通い詰めるようになるが、変わらない足取りで向かった図書貸し出しの受付カウンターで告げられたのは、無慈悲な報告だった。 自分はなんていくじなしで弱い人間なのだろう。どこから間違えていたんだろう。 最初から勇気を出せていれば、何か変わったのだろうか。 取り返しのつかない後悔を胸に抱えながら、誤魔化すように口をついて出たのは苦し紛れの祝福の言葉と、最初で最後のちえりからのデートの誘いだった。 もっとも、彼にとってはただの天体観測の誘いだったのかもしれない。 それでもちえりにとっては、愛する彼を送り出し筆を置くための一節の始まりとなるはずだった。 ========================================== IMAGE SONG クリームソーダとシャンデリア / mei × Henrii

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