タグ： ないぴょん

　ごく普通の家庭に生まれた少女。三人兄妹の長女であり、家族構成は両親と下に弟と妹がいる。普段は神社で巫女をしながら、アイドルとして活動するという二足のわらじをはいている。性格的には気が強いが、追い込まれるとジト目になったり、くっころ騎士みたいになる。その性格とは裏腹に豊富な山に関する知識とか植物や動物などに詳しいというギャップから徐々に人気を出している。基本的には誰とも仲良くでき、呼び方としては基本的にはさんづけで、仲が良くなるとあだ名だったり、名前を呼び捨てにしたりする。たまにふと、一人でいるときに家族写真を眺めたりする。その写真を見る目はとても寂しそうな目をしている。その理由としては、壮絶な過去があった。 　幼少期としては、ごく普通の一般家庭であり、両親が自営業を営んでいて多少裕福ながらも不自由なく過ごしていた。 　しかし、祭が中学を卒業し高校進学を控えたとある春休みの夜であった。突然、親に連れられそのまま車にのり、言われるがままとある山道におろされ、母親から手紙を渡されそのまま乗せられてきた車は去っていった。その親の表情はすごく悲しんでいる顔としていた。何もわからず、車を追いかけたが、途中で足を踏み外してしまい滑り落ちてしまう。突然の出来事に頭が追いつかず、そして滑り落ちてしまったことから傷を負ってしまい泣き出してしまう。それに呼応するように雨が降り出す。 　泣き止んだ後、幼いながらも何とかないといけないと思い、中学程度の知識でのサバイバル生活が始まった。それは幼い少女にとっては過酷なものであった。どこかの山すらもわからず、食料と水、そして拠点をなどを必死に確保し、時には高熱にうなされたり、食あたりや毒キノコによる毒などで、何度も生命の危機に脅かされた。だか、少女は待ち続けた。いつか下山し元の街に戻るまで、そして助けがくるまでをけなげに待ち続けた。 　そして、曜日感覚もなくなり、今がいつかわからなくなったある日、意を決してもう拠点に戻らない覚悟で下山を始めた。そして感覚だけで下っていき、日が暮れた頃になると、とある社が見え、感極まった少女はそれに走っていった。しかし、体はもう限界になりその場に倒れた所にその神社の宮司がやってきて保護された。季節はもう冬となっていた。そう、少なくとも半年以上は経っていたのだ。事情をはなし、この神社で巫女として働きながら生活していいといわれ巫女となった。その際、働きながら勉強しある程度の知識や教養を身につけた。 　巫女として働き始め3年が経ったとある日、ある団体が神社に集まっており、何事かと思いきや同年代のきらびやかな少女たちが現れ、何かの撮影を始めた。それが何かと同じ巫女である人に聞いてみると、今話題沸騰中のアイドルグループらしい。自分とは違って彼女達はすごく輝いて見えた。気がついたら釘付けとなった。すると、スーツ姿の男性がこちらに近づき、名刺を渡され「興味があるのかい？アイドルやってみない？」といわれ、最初は高校にも進学を決まっていたにも関わらず、よくわからないまま山に置き去りにされ進学できなかった自分がこの子達のように輝けるのだろうかという不安もだったが、それ以上に、有名になればまた両親と会えるのかも知れないと気持ちが勝り、アイドルになることを申し出たのだ。 　そして、アイドルになり２年後、徐々に人気ができてテレビや新聞、雑誌などにも名前がのるのであった。彼女は願う。いつか家族に会えることを信じて。 【ラズベリージャム】 名前：中御門　美姫（なかみかど　みき）年齢：１１歳 性格：おとなしい　なつくとくっついてくる 関係性：神社として働いてるところの宮司の娘さん 　助けてもらった初日に宮司に娘さんを紹介してもらうと、一瞬自分の妹とよく似ていたため見間違えて大声を上げてしまい、最初は距離を置かれていたが、徐々に打ち解けて今ではよく祭が遊び相手になっている

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