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※「クトゥルフ2015 P.6 精神科医」の職業技能を採用（医学・化学・心理学・精神分析・生物学・説得・薬学・ほかの言語） 「病は気から、と言うだろう。まずは、その目の下の隈が消えるように充分な睡眠をとりなさい。気休めになるなら薬も出してあげるから」 「私にできることはほんの僅かなことでしかない。それでも、何もやらないよりよっぽどましだと、私は信じているんだ」 「こら、肇。……全く、お前という奴は。いつまでそうして酒に呑まれているつもりなんだ？」 帝都で精神科医を生業にしている男性。落ち着いた声と雰囲気。単なる堅物というわけではなく、人付き合いも上手で冗談もそれなりに言う。 医者としての腕は良く、しかも人当たりも良く、世間話であっても患者に対して親身になって聴いてくれると評判である。 大正時代にはまだ馴染みが薄い職業に就く者として、少しでも患者の心に寄り添うことを信条にして治療に励んでいる。 悟が医者を志したきっかけは、4歳下の弟であり、妖怪や異界分野に精通した小説家（文士／ぶんし）の肇（はじめ／https://charasheet.vampire-blood.net/2993845#top）である。今でこそ嫁も貰わず、足も悪いのに帝都をあちこち駆け回り、厄介事だろうが何だろうが首を突っ込む明るい気性の弟だが、小さい頃は足も悪くて体力もなく、家を出ることが少なかったが故に友達もなく、布団の中で塞ぎ込む日が多かった。そんな弟に少しでも寄り添いたいと子どもながらに思い、悟は何度拒絶されても諦めずに弟の床にやって来て一緒に過ごした（《説得》）。結果として、いつでも側にいてくれた兄の存在と、兄が度々読んでくれた妖にまつわる御伽噺によって弟の心は救われたのだが、その後も草加家の跡取りとしてさらに勉学に励み（《心理学》・《化学》・《薬学》・《ほかの言語》・《医学》・《精神分析》）、できることを模索した末に今の職業に落ち着いた。なお、悟自身はこの職業は天職だと思っており、精神科医になったことを後悔していない。 中流階級とはいかないまでも、（悟自身の稼ぎもあって）生活に困らない程度になっている草加家からわざわざ独立し、妖にまつわる法螺話ばかり作る変人の弟と比べられることが多いが、弟が決して変人などではなく、家族に迷惑をかけずに生計を立てようとしているだけと理解しており、兄弟の人間関係は良い。 小さい頃から兄弟揃ってそこまで体力があるわけではなく、雨の日は少し調子が悪くなるため、常に折り畳み式の杖を持ち歩いている（《杖》）。ただし、診察中は自分の弱い部分は極力見せないようにしており、外套の裏側に隠し持つ形で携行している（《隠す》）。 趣味は読書（《図書館》）と詰将棋（詰囲碁）、特技は速読（《目星》）。なお、弟の書いた小説は全巻読破している。 ※現代社会に存在する「草加家」の祖先にあたる。なお、悟がロストしても肇がいるため、現代社会の草加家が大正時代で途絶えることはない。 なお、彼の名前の由来は、「この世界で目には見えないものを『悟』るなら覚『悟』をもって臨むように」という、猫からの細やかな言付けから。 経歴（※▼印＝KPCとして参加） ①「異説・狂人日記」END-A生還。探索者の血統に食屍鬼の血が僅かに混じる。 後遺症：探索者とその子孫が人体の一部を摂食した際の正気度減少時に、規定された減少の値を永続的に+1する。

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