タグ： 誰がロックを殺すのか

古霊 一声(こだまいっせい)25歳 Sφhereのギターボーカル兼リーダー みんなのまとめ役。独特の圧がある。カリスマ性とも取れる。 性格は穏やか。だが我が強く、自分の考えはしっかりと前に出す。 滅多に怒る事はないが音楽について宇賀神とぶつかる事はしばしば。怒鳴ったりはせず静かに怒る。 父は母が一声を産んでしばらくした頃に他の女と家を出ていってしまった。 一声という名前は年の離れた音楽好きの姉(しらべ)がつけてくれた。 姉の音楽好きは父からの受け売り。 父も昔バンドをやっていた。そこそこ売れたらしいが家族のために定職についた。 しかし女遊びだけが辞められず浮気を繰り返していた。母は父の浮気に気づいていたが何も言わなかった。何も言わなければ父が出ていくことはないと思っていたから。 父に出ていかれたショックと過労で姉が12、一声が2歳の時に母が死亡 姉は自分に音楽を教えてくれた父を憎み切る事が出来なかったが、母が死んだのは自分たちを置いていった父のせいだと思っているし母を助けてあげられなかった自分にも責任があると思っている。 幼かった一声に両親の記憶はほぼない。 叔母の家に引き取られるも姉と一声は厄介者扱いを受けていた。 学校では親がいない事を馬鹿にされ、泣きながら帰ることもしばしば。 そんな中2人の心を癒したのは姉が好きだったロックだった。 姉が特に好きだったザ・ウィンドフォールズはよく聞かされたし、それが原因で自身もウィンドフォールズのファンになる。 姉はギター、一声はボーカルに強く引かれ、2人で演奏して遊んでいた。姉は「ギターも弾けた方がかっこいいよ！」とギターも教えてくれた。 姉にかっこいいって言われるのが嬉しくて歌もギターもめっちゃ練習した。 姉は高校時代軽音楽部に入っていた。 文化祭のステージをわくわくで見に行ったら周りのレベルまで落とした演奏をしている姉を見てキレたし泣いた。 この時に誰であろうと音楽に妥協するのが許せなくなる。(もちろん、自分も含む) その後姉は音楽とは関係ない職に就いた。 一声が高校生になったと同時に叔母の家を出て姉と二人暮しを始める。 そして迷うことなく軽音楽部に入部。 1、2年の時は遊びでやってた先輩らとはステージには立ちたくなかったのでステージには出なかった。(上手いので誘われてはいた) 姉が組んでいたバンドのボーカルをしていたのでライブハウスでライブはしていた。 鬱憤溜まった3年生。最後の文化祭。最初で最後のステージ。 メンバーは一声が集めたよりすぐり。 中には軽音部じゃないやつもいた。 緊張はない。出来る事は全てやったから。あとは出し切るだけ。 体育館は今までやってきたどのライブハウスよりデカいハコだ。 前に演奏した奴らの熱気覚めやらんステージにバンドメンバーの足音が響く。 マイクのスイッチを入れ、歪んだギターの音が周囲の注目を攫う。 1曲目 袖に引っ込む。後ろからはざわめきと歓声が混じった声が聞こえる。 ステージから見えた観客の反応は3つ。 音楽を理解出来ずに困惑しているやつと場の雰囲気で盛り上がってるだけのやつ。あと心臓掴まれたみたいな顔してるやつ。 割合は3:6:1ぐらいか、、、厳しいなー 俺にも改善点はもちろんあったけどやはり今のメンバーではだめだと思った。 俺がやりたい音楽をするために最高のメンバーを見つけなくては 高校卒業後は金銭面の事を考え、小さな食品会社の営業に就職。働きながらもバンド活動はしていた。知名度向上のためソロの弾き語り動画や路上ライブの様子をYouTubeにあげていた。そこそこの視聴回数を誇っていたが、コメントのほとんどは｢イケメン｣、｢カッコよすぎ｣など自分の容姿の事ばかりだった。 会社はブラックでパワハラやクレームばかり。好きなように音楽もできない。 流石の一声もこれではだめだと思い2年で会社を辞職。バンドだけで生きていくと決意する。 家族構成:母(他界)姉(他界) 好きな食べ物:豆腐全般(絹の方が好き) 嫌いな食べ物:匂いのきつい食べ物 地雷:家族のことを触れられること(幼少期はしょっちゅうだったが大人になってからはまじでない) 血液型:A型 身長:175.5cm 体重:55kg 誕生日:11月15日 星座:さそり座 メンバーカラー: イメソン:amazarashi/世界の解像度 好きな音楽ジャンル:ロック、ブラックミュージック、ジャズ 好きな飲み物:コーラ コーヒー飲める？:飲めるよ、ブラックで 好きな酒:コークハイ 酒は:得意、ザル ファッション傾向:古着、モードやストリート 得意科目:音楽 苦手科目:歴史 使用ギター:ストラトキャスター ピックの好み ホラー耐性:人並み以上にある。めったに驚かない。びっくりしたとしても声は出さない、ビクってなるぐらい グロ耐性:ある。スプラッター映画見ても平気。好きではない。 ＳorＭ:ドドドS。 小学時代:よく親がいない事でいじめられていた。昼休みは1人で音楽室に籠りいろんな楽器に触れたり歌を歌っていた。基本1人で過ごしていた。 中学時代:親がいないどうこうでいじめられることは殆どなくなる。けど休み時間は1人で音楽聴いてる事が多かった。話しかけられれば話す。音楽の趣味が合う友人が数人おり、その友人達とお遊びバンドっぽい事をしていた。けどだんだんと音楽を本気でやりたくなった一声についていけず解散。中二で初彼女ができるも一ヶ月で振られた。理由は一声が顔がいいだけの音楽バカだったから。 高校時代:姉との二人暮らしが始まり、より一層音楽に打ち込むようになる。 高校入学記念にピアスを開ける。(両耳、姉に開けてもらった)軽音部に入部する。歌とギターが上手いと評判になり先輩達にバンドに誘われるもレベルが低いので断っていた。なまじ実力があるため先輩達からは忌み嫌われていた。後輩から慕われる事が多かった。 高一の時の彼女で童貞卒業。おめでとう。女子からの人気が高くモテてた。 彼女にするのはいつも音楽の趣味が合う子。でも大体一声が音楽ばっかりなのが嫌になって振られる。体目当ての女も多々いた。 クラスに数人友達はいた。ガヤガヤしてるタイプではなくオタク気質のやつ。相手の趣味の話も聞けるし自分の話もできて楽だったから。 18歳〜20歳:就職して精神的にまいる 21歳〜:カラオケでバイトをしながらバンドに打ち込む 24歳:姉が他界。寂しさを埋めるために男女問わずとっかえひっかえし始める。 最初のメンバーは宇賀神。 高一の時、ライブ終わりに宇賀神の作詞作曲した曲を叩きつけられた。 見てみると修正点の多さに困惑した。 そこから度々ライブに来ては曲を突きつけられる。どんどん内容が良くなっていくので宇賀神に興味が湧いてきた。 高3の冬、最初に貰った曲を自分なりにアレンジした曲を演奏し、そのライブ終わりに宇賀神を自分のバンドに誘った。 バンド内で1番ぶつかるメンバー。 一声が細かいこと言いすぎて宇賀神がキレる でも宇賀神の作る曲は好きだし信頼してる Twitterが炎上した時はくそ怒った。 酔っ払った宇賀神の面倒を見る腕がピカイチ ジン加入時(18歳) 次はゆたか。 高３の文化祭後立ち寄った楽器屋でゆたかを発見。 楽しいと後ろめたい気持ちが混ざったような顔をしながらベースを引くゆたかが気になり声をかけ、軽音部に誘った。 1番慕ってくれていた後輩で、一声が卒業した後もよくライブを見に来てくれていた。 ゆたかのライブも何度か見にいっており、嬉しそうに音楽に没頭するゆたかを見てバンドに招待。即答でOK貰った。 ゆたかの前だと少し口数が多い。 良き相談役。 たまにゆたかのお菓子パチってる。 ゆたか加入時(20歳)会社辞めて本格的にバンドやるか！ってなってた時 最後がかなと。 最初の出会いはウィンフォルのライブ。 グッズ売り場に並んでた時にかなとに声をかけられる。 「それ限定のグッズっすよね！？俺も持ってるんす！よかったら待ち時間お話ししませんか？」から並んでるあいだウィンフォルの話で盛り上がる。 そのあとは連絡先の交換とかもせずに解散。 後日かなとがバイトしているライブハウスに一声、ジン、ゆたかがライブしに来る。 ライブ終わりオーナーとキーボディスト欲しいんですよねって話してたらかなとが 「おれ、キーボード弾けます！！」 って入ってくる。 早速弾いてもらっていいじゃんってなって加入を了承した。 弟のように可愛がってる。かなとには甘い所がある。 かなと加入時(22歳) かなと加入後にSφhereを結成。 【秘匿のやつ】 姉が死んだ。 享年35歳。ロックスターは27歳で死ぬと言われているからそれに比べたら長く生きたもんだ。 なんて、思ってみたけど 早すぎる。 死因は交通事故。 轢かれそうになった子供を帰宅途中の姉が助けたんだそうだ。 最期までかっこいい姉だよ。 けど、 一声に残った家族は姉だけだったのに 亡くなった日の朝。 いつも通り眠っている俺に小さく行ってきますって声だけかけて 俺もかすれた声で行ってらっしゃいって返して まだまだ姉には自分のバンドを見ていて欲しかったのに。 最近やっと人気ではじめたんだ。 いつかザ・ウィンドフォールズと対バンしてそのライブに姉貴招待して。どっちが良かったって意地悪なこと聞いてやろうと思ってたのに。 吐いた煙草の煙が空中へ溶ける。 気づいたら家に帰っていた。 日が暮れて真っ暗な部屋の中には自分と姉の骨。あと姉が大切にしていた黒い石のペンダント。 床に転がりながらペンダントを眺める。 闇のように黒いが時折虹のように表面が煌めく。裏を見てみると0801と彫られていた。 誰かの誕生日だろうかと思ったが今はどうでもいい。 音響石というとても珍しい石なんだと自慢していた姉を思い出し、もうあんなふうに喋ることもできないのを痛感した。

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