タグ： 眠れる月の歌姫は

代々の剣術を受け継ぐ家系に生まれた女の子。 堅い家柄のせいかおかげか、剣道の全国大会出場経験がありその結果として、その辺にいる雑草よりも頑強になってしまった。（断じて本人の望んだことではない。） 高身長なことをコンプレックスに思い、名付けられた名前も相まって、もう少し可愛くなることに憧れる。（命名者は母親。小鳥のように純真無垢に、そして自由に羽ばたいてほしいという意からつけられたが、本人それを知らずに引け目を感じていた。） 進学については放任されていたため、特にしたいことが無かったので持ち前の剣術を生かして都会の大学に推薦入学をした。 「私は誰かを傷つける力が欲しいんじゃない」 「私が欲しいのは目の前にある小さな灯を守る力だけ」 「そのために私は今持つ力を使いたいんだ！」 ことりと澪（以後は彼女と呼称）との出会いは小学校からだった。ある日、ことりの通っていた地方の小学校に先生に支えられながら笑顔で自己紹介をした彼女が転校してきた。いつも明るく天真爛漫に振る舞っていた彼女だが、その身体の弱さが祟って屋外の遊戯や体育の授業に満足に参加することが叶わなかった。その結果周りの子供たちは、転校当初ほどの興味を持たなくなり、彼女との関わりは希薄なものとなっていた。 「なんであの子はあんなに頑張っているのに報われないの？」「不公平だよ！」 力いっぱい努力しても周りの子ほど上手く身体を動かせない彼女に、幼いながらなにか共感することがあったのかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大学に入学した後、ことりの元に彼女から1つの相談が届いた。それは、家事の全般を代行する代わりに今住んでいる家を貸してほしいというものだった（ことりとしては条件なしに貸す意思があったが、それは彼女が反対した）。尚、それによりことりは充実した食生活を得ることが出来た。 ある日、彼女が「路上で演奏したい。」と口に出した。ことりにとってそれは、彼女の身体のことを思うと難しいことであり反対した（その理由は話していない）がいつまでたっても折れないため、ことりの方が「する時は私が同伴者としてついていく」と条件をつけて認めた（これなら自分が彼女を手助けできると考えたため）。 彼女の両親から電話があったとき、「彼女は安全に暮らしている」「自分の理念を押し付けるな」「少しは彼女自身の意思を尊重しろ」などの会話を彼女がいないときに行い、結果として今現在の暮らしを勝ち取った。 彼女の路上演奏に同伴し続けた結果、そこら辺の初心者よりもギターに関する知識を身に着け、演奏する曲の編集作業も補助できるようになった。 ・ことり自身は剣術とある程度の勉学以外は基本したことがなく、苦手意識がある。 ・暇なときは愛用している木刀の手入れや彼女の演奏に関することの手助けをしている。 生還シナリオ 「眠れる月の歌姫は」 「茹だる暑さの帰り道」（KPCとして）

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ