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初恋性ストックホルム症候群のKPCとして作成。 10年後のPCとは恋人同士であり、PCは目の前で事故に巻き込まれてその三日後に死亡する。 KPCは発狂し、PCを取り戻すための魔術に手を染めるようになる。それからKPCは数年をかけひとつの魔術を完成させた。それは時間を遡る魔術だった。KPCはティンダロスの猟犬に見つからないようにティンダロスの猟犬を惑わせる花の香水もその時点で作成している。香水は偶然の結果生まれたものであり、なおかつ時間を遡った事により器具がないためもう作ることは出来ない。今回の時間遡行で最後の香水を使用しているため、KPCを助けても最終的にKPCはティンダロスの猟犬に襲われて死んでしまう。 また、KPCが作成した魔術には欠陥があった。それは『PCがどうしても死亡してしまう』こと。KPCがPCを思い、PCの死を書き換えるための魔術は『PCの死だけを覆せない』魔術だった。過去に戻りKPCはPCを助けようとするものの、PCは『本来の死亡理由』に会う前に死亡してしまう。 これはKPCが魔術作成時に『PCの死に至るまでの三日間』を何度も思い出し、それが無意識のうちに魔術に組み込まれてしまったからだ。 KPCはさらにその未来を書き換えるためにもっと過去へ飛び、さらにPCは『前回の死亡理由』に会う前に死亡する。 それを繰り替えし、とうとうKPCは『PCがKPCと出会う前』まで飛んでしまう。 KPCはある程度時間遡行を繰り返すうちにPCが自分と接触してから3日以内に死亡してしまう事に気付いている。正気度がほとんど残っておらずまともな判断ができない、さらに正気度の関係で魔術ももう使えないKPCは『PCを監禁して何がなんでも3日間を乗り越える』ことにする。KPCにとってはこれが最後の時間遡行であり、チャンスである。 KPCは途中で「自分が接触したせいでPCが死ぬ。やはり代償なしに助けるのは無理なのかもしれない。ひとつの命にひとつなら、自分の命と引き換えにすればPCは死なずにすむに違いない」と思い込んでいるため、KPCが死亡した場合はPCは死亡しない。PCが死亡するのはKPCの魔術の影響でありKPCの思い込みだからである。 元々の性格は温厚だが、何度も時間遡行を繰り返す内に自分を見失い始めており時折感情が抜け落ちたかのような表情をする。PCとのなれそめはラストシーン参照。PCが自分を通して別の誰かを見ていることは気が付いていたがそれでもいいと思っていた。

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