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２０１５　小説家ベース 特徴表 ・格闘センスの持ち主（近接格闘の初期値が50%になる） ・バイリンガル（EDU*5の数値を３つまでその他の言語に振ってもよい） 【性格】 　決して明るいとは言えず、欲を表に出すことがあまりない。 　自分のことすらどうでもいいと思っている節があり、生活も誰かに促されない限りは不規則にしがち。 　人の行ったことが不快だと思えば注意くらいするが、それでやめないのであれば興味をなくす。 　周りに流されることもしばしば。 【設定】 　本を書くことでそれなりの収入を得ている専業作家。 　大学や海外で学んだ感情論や物語の展開の仕方を活かし、独特な世界観の小説を書いている。 　そのためか「雰囲気」があり、若い層で人気が出ているようだ。しかし大ヒットには到底及ばず、せいぜい書店の片隅でコーナーを設けられる程度である。 　それでも十分だという作家は多いのだが、雲透自身に欲がないためか建前上感謝こそするが嬉しいとはあまり思っていない。 　売れないよりは売れている方がマシ。その程度の認識である。 　欲が薄いとは言ったが、知識欲などはそれなりに持っている。 　仕事に使えるということもあるが、単純に知識を増やすことで人としての成長が感じられるからだ。 　新しく物事を知った時だけは、少々表情が明るくなる。目に見えて喜んでいることが分かるのは、その時くらいかもしれない。 　運動なども嫌いではなく、気が向けばランニングやストレッチをすることがある。 　生まれつきの恵まれた容姿のせいでストーカーにしばしばつきまとわれたことがあったため、撃退用に格闘技などの護身術を学んだのが原因だ。 　そうでなくとも、運動している間は考え事をしなくて済むため、頭を空っぽにしたいときに重宝している。 　友人は極めて少ない。 　スマホに入っているアドレスも、担当編集と父親、あと３～４名の海外や大学で知り合った者たちのものだけだ。 　雲透の世界はこれだけでほぼほぼ完成してしまっているので、交友関係を増やそうとすら思うことはない。 　成り行きで交換するならば、まあいいかといった具合に、積極的に連絡を取ることはまずないだろう。 【秘匿設定】（本人すら曖昧な部分） 　唯という本来女性に多い名前がついている理由としては、彼の母親が要因である。 　体力がなかった唯の母親は彼を生んだ際に他界してしまったのだが、亡くなり際に「ゆい」という言葉を漏らした。 　母親としては「ゆいと」と名前を呼びたかったのだが、あと一文字のところで力尽きてしまったのだ。 　両親はここまで彼の名前を決め切れていなかったため、残された父親は母の最期の言葉をそのまま受け取り「唯」という名前にしてしまう。 　こうして雲透 唯（くもすき ゆい）になった彼は、母親に似て体力面はあまり優れていなかったものの、あっという間に小学生になった。 　それと同時に、父親が再婚することとなる。 　仕事で忙しい自分では唯の面倒を見切れないと判断した父親は、仕事先で出会った女性と恋仲になり結婚。晴れて専業主婦になってくれたその女性に唯の世話を任せ、自分は生活を守るためにますます仕事に精を出し始める。 　しかし、それは唯にとっては悪夢の始まりだった。 　新しい母親は、美形な両親の血を引き同じように整った顔立ちになりつつある唯に異様な欲求を抱く。 　それから、唯は新しい母親から様々な虐待を受けることとなった。 　主なものとして、性的な虐待がもっとも酷かった。 　もともと体力がない唯を必要以上に嬲り、拒否すれば殴って無理やりいうことを聞かせる。 　そういった生活を送っているうちに、唯は次第に抵抗ができなくなり、抗議ができなくなり、要求ができなくなった。 「自分」を出すことがなくなり、新しい母親の人形となっていた唯はその頃のことをほとんど覚えていない。 　それが原因であるか、ほかにも要因があったのかは謎だが、深く思い出さなくても良いことだろう。 　結局、中学校で一年過ごした後に父親が虐待を知り、離婚とともに海外へと避難した。 　培った言語能力は、そのとき得たものである。 　それから日本に戻ってきて、高校から学生へと復帰した。 　虐待のせいで自分を出すことが苦手になってしまった唯に、友達はほとんどできなかった。 　親しい者がいなかったがゆえにトラブルなども起きず、唯はあっさりと大学へ進学。 　大学では２～３名ではあるものの友人ができ、彼のアドレス帳に人の名前が増えた。 　その頃には一人暮らしを始めており、持て余している時間を活かして小説なども書き出した。 　趣味を持てと周りに言われたのが原因で、一種の趣味ではあった読書に関係するものを持つことにしたのだ。 　そして暇つぶしに書いた小説を友人に見せたところ、大きく受けることになる。 　そのまま友人の勢いで出版社に持ち込まれ、デビューへと至った。 　 　２４歳になった現在でも、虐待の呪いは根強く残っている。 　ろくに食べものをもらえなかったがゆえに体力はつかず、身長の割に体重が軽い。　 　殴られた際にできた痣の痕は消えず、タバコの根性焼きやムチで打たれた背中は傷だらけで、見せたいものではない。（新しい方の母親は唯の顔が好きだったため、顔に傷は一切ついていない）。 　女性に対しての軽い恐怖症もあり、近くで話すことなどは可能だが、触れると過剰に反応を示す。 　自分から触れることはまずないし、触れられた際は大きく飛びのいてしまうこともある。 　特に電車の中は地獄で、乗らなければいけない状況の際はできるだけ空いている時間を選んで乗る。 　大きな移動の際は、父親が独り立ち祝いに買ってくれた中古の軽自動車を運転している。 　 　見た目が良いというのは全体的な評価につながり、女性から声をかけられたこともしばしばあった。 　しかし恋仲ができたことは一度たりともない。 　触れられないという現実がなかなか変わることはなく、皆離れていくのだ。 　それ自体を気にする唯ではないが、もし彼に恋仲と呼べる者ができるのであれば、それはきっと自分を生んでくれた母親に近い者かもしれない。 　母親の愛を知らない唯は、きっとどこかで母性を求めているはずだ。 　 　 　 　 【興味技能習得理由】 ・キック、こぶし、マーシャルアーツ 護身用、運動不足解消のためのジムで覚えたもの ・聞き耳、目星 小説に活かすための情報収集用 ・コンピューター 大学の授業にて。父親がいくらかPC関係に強かったため、その影響もある。

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