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若くして様々な山に登っている登山家。 彼女は鍛錬を積み重ね、十分な装備を整えては登頂し、頂上を目指す。 理由などはない。そこに山があるから登る。ただそれだけである。 今回も同様の理由で彼女は頂点を目指すことになるだろう。 前人未到の世界最高峰。その頂を目指すことは、彼女の揺るがない目的なのだから。 などという目的で登山しているものの、彼女自身の本来の性格はそんなにストイックなものではない。 ほんわかとした柔らかい雰囲気の女性で、本来は優しく、自信がない故に気弱なのである。 しかし、彼女は山のことになると目つきや性格が変わり、 登頂するまでは決して弱音を吐かず、先だけを見据え、ただひたすら登り続けるのだ。 そう、まるで「誰か」に取り憑かれたかのように。 中学生の頃にクラスメート全員が命の危険に晒される修羅場を経験している。 その時に左目を切りつけられ、縦に切られたような傷跡が残ってしまったがしっかり見えている。 修羅場の際、目の前で親友を亡くしており、 その親友がストイックで、目的に向かってただひたすら突っ走るような性格だった。 彼女の登山に対する姿勢は、無意識に親友の背を追いかけているが故のものかもしれない。 親友の形見のミサンガをずっと身につけていたが、 高校生の時に切れてしまったので、髪飾りに加工して今も大切に身につけ続けている。 親友を助けられなかったという後悔は未だに心に残っており、 二度とそんな思いをしなくて済むよう応急手当の手法を学び、他者を助けるための技術を身に付けている。 ※シナリオ「狂気山脈」で用いられている「登山家」の職業技能を取得しています。 【シナリオ履歴】 ・狂気山脈 ロスト。彼女は運悪く、登山中に命を落としてしまった。 しかし、真実を知らずに死んだ彼女はまだ幸せだったのかもしれない。

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