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関東最大のヤクザ組織、星侠会の三次団体である黒八鬼組の若頭。 黒八鬼組と親交が深い秋崎組の若頭である秋崎大地と彼の妹の秋華（※二人共、自探索者）と親交があり、 二人に武術を叩き込んだ師匠でもある。 秋崎兄妹にとって彼はもう一人の父親のような存在であり、雑賀もまたこの兄妹のことを実の子供のように思っている。 彼がこの世界に身を置くようになったのは、15歳のときだった。 両親からネグレクトされていたため自ら家を出てふらふらと彷徨っていたところを、黒八鬼組に拾われたのがきっかけだった。 拾われた後、彼はこの世界で生き残る為に何でもやった。 人を利用し、時には自ら鉄砲玉になり。大勢の屍を踏み越えながら、ヤクザとしてのキャリアを積んでいった。 当時の彼は誰も信用できなかった。そんな氷のような心を溶かしたのが、当時、秋崎組の若頭だった秋崎渉だった。 彼と親友になったのもその頃からである。 一匹狼だった雑賀が渉との親交を経て人になり、仲間に頼ることを覚えて。 そうして人として成長した彼は更に出世への道を進み、遂に若頭のポジションまで上り詰めることになった。 その数年後、秋崎渉は妻の蘭華と共に三好組に殺されてしまう。 葬儀に赴いた先で見たのは、彼らが遺した二人の兄妹だった。当時15歳だった大地と、その年に5歳になったばかりの秋華だ。 幸いだったのは大地がとても聡明で交渉術にも長けており、度胸があったことだろうか。 幹部で話し合った結果、大地が跡目を継ぐ事になり、彼が組長になった後は親交の深い秋崎組の支援を行っていた。 それと同時に暇を見つけては、大地、秋華に武術や極道としての生き方を教え込んでいた。 拳銃、武術、ナイフの扱い…彼が経験した全てを教え込んだ結果、大地も秋華もめまぐるしい成長を遂げた。 その中でも頭角を現したのは秋華だった。彼女はその心優しい性根とは相反する戦闘の才能を持っており、彼から教えを受けた事でその才能を開花させたのだ。 後に彼女は中学生になるが、その学校の修学旅行中にデスゲームに巻き込まれるなど、あまりにも過酷な状況を乗り越え続けた結果、 戦闘スキルはめきめきと上達し、今や「殺戮の天才」と呼ばれ恐れられる事になる。 彼女の性格を知っている雑賀は、時折自分の不相応の才能を恨んで泣く秋華に心を痛めるが、 その才能のおかげで彼女自身と大地の身を守れていることも知っているため、下手に言葉を掛けず、そっと見守るだけに留めている。 大地に関しては今や立派に若頭としての職務を問題なく全うしており、部下も自分の感情も上手くコントロールできているため、あまり心配はしていない。 寧ろ父親以上の才覚があるのではないかと思っているくらいだが、モテるのに特定の恋人がいないのはどうかと最近思い始めている。 とある落語家に執着して結婚する気配がない、雑賀自身の事は棚に上げながら。 ちなみにカポエラを習得しているのは、同じヤクザ仲間だった「歌舞伎町の黒狼」こと、日向（※自探索者）から教わったからである。 今はとある占い師の執事になっているようだが、元気にしているだろうか。 ※尊成＝たかなりと読む。 ※2015の暴力団の技能を取得。シナリオの指定により、STRを16→18にしました。 +------【後遺症】-----+ 仇討ちの傷 貴方たちは二人で薬を飲んだ。 薬の正体は依然分からなかったが、胸の奥底で相手と離れがたい気持ちになる。 不本意か、どうか、それは人それぞれだろう。 貴方たちはそれぞれが３シナリオごとに、一度も顔を合せなかった場合に互いの存在を認識できないことに、様々な感情抱くことになる。 不安や焦りイラつき、自由に決めてもらって構わない。 その場合に、SAN 値を１削る。 +------【関係者】-----+ ・紅薔薇 音愛 / 芸名：桃樂亭 月季（PL：しのぶさん） とても美しい容姿とは裏腹に腕が立つ落語家。雑賀と同じく甘いものが好き。 最初はシナリオ通り彼に突っかかって喧嘩もよくしていたが、今は恋人兼相棒として一緒に暮らすまでに至った。 ・水無月 菖蒲 （PL：しのぶさん） Phobシリーズで一緒になった精神科医の先生。戦闘面でもヒーラーとしてもとても頼りになる。 神話生物に好かれやすい体質なのか、結構苦労しているようだ。 ・四条 巴（PL：しのぶさん） イリス探偵事務所の所員。武闘派で戦闘狂のケがある、とても頼りになるお兄さん。 ヤニ仲間でもあるため、よく一緒に煙草を吸っているようだ。 ・氷室 恭平（PL：いなりさん） わんこ系の新米刑事。24歳だって。若いねぇ…。 刑事らしく正義感が強い性格で、戦闘面でも申し分ない実力を発揮する。 が、仲間内では一番年下であるため、可愛がられて坊主扱いされることが多い。 ・天鬼 火々知（PL：いなりさん） ネットタレントの27歳。この人も若手であるが、氷室さんと違って落ち着いている方である。 普段危ないホラースポットなどにも行っているからか、土壇場の度胸もあるようだ。 +---------------------+ 【シナリオ履歴】 ・ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち 生還。いろいろといざこざがあったものの、最後には丸く治るものなのだ。 ・Phobophiliaシリーズ（通常版） 　第一章：彼の話は本当か　→ Best Endingで生還。これが全ての始まりだったのだ。 　第二章：筺庭の遺言　→ 　第三章：”I Watching You”　→ 　最終章：Phobophilia　→

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