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Ethan Cyril Claude（イーサン・シリル・クロード） 〈名前〉 ・Ethan 〈イーサン〉強い、激しい、引き締まった、厳格な　 ・Cyril〈シリル〉尊大な、壮大な、立派な、器量のある、指導力のある ・Claude〈クロード〉片足を引きずって歩く、つまる、足が不自由な 愛称:イース、イーサン アメリカ生まれ日本育ち。 公安の堅物として有名な刑事。顔が怖い。でかい。 仕事の時は厳格頭堅おじさんだけど、実は（言い過ぎたかな…）（体調管理ちゃんとしてるかな…）って心配してる不器用おじさん。 女運がなく、度々女に騙されては振られている。同僚が幸せそうに家庭の話するのを聞くのが好き。 銃火器が好きだが、扱えるのはサブマシンガンのみ。拳銃はバディのHO4のほうが遥かに扱いに長けている。 アメリカ生まれの純アメリカ人ではあるが、ずっと日本で暮らしているので英語はろくに話せないし、時代的に話せなくても問題ない（気がする）。 右足が義足（アンドロイドの足と同じイメージ）。このことは白瀬とその妹の心しか知らない。 「ニンジャ」という名前の愛犬と二人暮らし。 【HO4との関係】 割と気のおけない仲。 仕事終わりなどに飯屋で「あれは言い過ぎだっただろうか………」とメソメソするのを宥められたりする関係。 HO4が「旧型」であることにコンプレックスを抱いているのを知っているが、いつもの叱責ではないうまい言葉が見つからないため、見てみぬふりを続けている。 何故、彼は記憶喪失なのか。 （それに触れたら、真相に近づけば今の関係が壊れてしまう。……これは刑事のカンだ。） 【白瀬との関係】 自分の過ぎた正義感の末、白瀬にすべての罪を着せてしまったことへの深い後悔がある。 あのとき、自分が「真実に固執しなければ」と思い仰いだ酒の量は今日も嵩んで行く。 だが、同時に上の態度にかなりの懐疑を抱いているのも事実だ。 捜査の打ち切りが、今までに無かったわけではないが、何故白瀬の妹ーーー心のいなくなったタイミングで？ その捜査ができない状況にある自分が、そのようなことを考えても堂々巡りだとわかってはいるが。 今日も白瀬兄妹の情報は何も掴めなかった。 そんなある日、テレビで件のニュースを見た。 ふわりと、油の匂いが鼻孔を擽った気がした。 確信したのだ。「白瀬は自分を庇い辞職した後も、彼なりに捜査をしていたに違いない」と。 それと同時に嫌な予感が過る。「もし、これが事実でないとして、警察が何らかの理由で白瀬の居所を炙り出そうとしている？」 どちらにせよ、彼が未だこの国内にいることはわかった。 彼に合わなければ。あって話を聞かなければならない。 ーーーーーーー以下蛇足ーーーーーーーー 【イーサンの過去】 （この時代に電車があると仮定して練りました） 幼年期、右足を失った。 アメリカにまだ住んでいた2歳の頃。 イーサンの乗ったベビーカーは、故意に電車ホームに突き落とされた。 線路内に落ちたイーサンは運良く命、脳ともに別状無かった。だが、2歳児の可愛らしい小さな足は、その落下の衝撃をすべて受け止めた。ひしゃげた柔らかい骨は肉を突き破り、お気に入りのくまの靴下を肉色に染めた。 右足だけは切断せざるを得なかった。 犯人の女ホームレスは「アンドロイドに職を奪われ、子供に恵まれず旦那にも捨てられたわ。妊婦とかベビーカーを押してる女を見ると如何しようも無いほどに腹が立つの」と言っていた。女はここ1週間の余罪とともに現行犯で逮捕された。 まだ幼いイーサンの失われた右足。 これからどうするか毎夜話し込む夫婦のもとに、「日本に大変腕の良い義肢装具士がいる」との情報が舞い込む。 夫婦はかけがえのない一人息子のために日本への移住を即断した。 幼いイーサンは慣れない異物（義足）に不快感と痛みにずっと泣いていた。 小学、中学と上がる頃には義足というものにも慣れた。何より、つけ心地や見た目、何をとっても一級品の義足だった。 おかげで学友にもバレたことは無かった。 その、物の価値も、高校になればようやく理解し始める。 普通の義足よりも高価なものであることは明らかであった。維持費だって、そう安くはないはずである。 それでも惜しみない愛情をくれる両親はどこかむず痒く、同時に、今度は自分が守らねばならないと強く決意した。 大人になってから、足が痛むことが増えた。幻肢痛だ。 未だ治療法が確立されていないその痛みを、煙草と眠剤でやり過ごした。 警察が聞いて呆れる、と、自分の声が聞こえる。心の問題なのだと責め立てる自分の声に唇を噛み締め、表情を殺した。 その頃からだ、周りの人間から腫れ物のように扱われ始めたのは。 弱い自分を見せないために心を殺し、表情を殺し、仕事に打ち込んだ。 どんなにチープな事件でも、困っている人間が安らぎの表情に変わるのを見ると、自らの心も擬似的に癒される。 そうして伸した。 伸し上がった。 無表情で無慈悲に事件を解決していく彼のさまを見た人間は、「まるで大昔のアンドロイドのようだ」と揶揄した。 義足のことを知る白瀬と心は、こんな自分に気遣ってくれる。だが、この体が痛みを感じぬアンドロイドだったならどれほど良かったか。 心配してくれる彼らを前にそんな事は口が裂けても言えなかった。 件の事件から幾年か。 信頼していた白瀬と、彼の妹は行方しれず。 心の拠り所を失った。 いっそ、足を捨ててしまおうか。 そんな魔がさした時に、HO4と出会った。 拾ったのは気まぐれだ。 ただ、「この出会いで何かが変わる」、そんな気がした。 《特徴表》※フレーバー。能力値補正はつけていない。 ●3,5　銃火器の達人 銃火器とは何らかの縁があり、普段から親しんでいる。火器技能5つ（拳銃、サブマシンガン、ショットガン、マシンガン、ライフル）の基本成功率は50%である。 ●2,9　バイリンガル 日本以外の国で生活したことがある。［EDU×5］%を、最大3つまでの〈ほかの言語〉技能に割り振ることができる。 《VOID　特徴表》 【4-3 Knowledge is power.】 知識こそ力だ。広く浅く。 クトゥルフ神話技能を除く知識系技能の初期値が20になる。 ただしSTRかCONどちらか-1 【4-1 Might is right.】 終わりよければ全ていいのだ！力こそが正義である！ 全戦闘技能初期値40%（肉体、銃火器等） ただし雑だ。器用さのDEXロールに-20%補正。 《以下秘匿原文》ーーーーーーーーーーーー 【H03】 刑事/30代限定/サブマシンガン推奨 ■貴方は元公安第一課の刑事だ。 貴方はその能力の高さを活かし今までいくつもの事件を解決してきた。これまでの功績もあり貴方は周りから信頼を得ている。 ●任意のく交渉系技能>に+50。 貴方はとある事件の捜査で上に逆らい、異動を命じられた。今の警察の在り方に少なからず疑問を抱いている。 【過去】 公安第一課に所属していた頃、貴方は白瀬恭雅の相棒だった。貴方達は警察学校で出会い、それからは良きライバルとして、そして友人としてお互いを信じ合いいくつもの事件を共に解決してきたのだ。彼には妹がおり貴方もよく家に行っていたので、貴方達は3人 で遊びに行くほど仲が良かった。 10年前、この街で連続殺人・誘拐事件が起きた。被害者は家庭を持っている者がほとんどで、現場には親の惨殺死体だけが残されていた。そしてその家の子どもは行方をくらましており、遺体が全く出てこないことから、警察の方では犯人によって拉致されているのではないかと見解が出ている。 貴方達はこの事件の担当になった。捜査を進めていくにつれ、現場に残された部品や油の匂いから、アンドロイドが関わっているのではないかと貴方達は考えた。しかしそんな中、白瀬の妹が行方不明になったのだ。急に捜査の打ち切りを命じられたのもこの時である。納得がいかなかった貴方達はそれでも捜査を続けた。しかしそれを上に知られ、白瀬は貴方を庇う形で辞職、貴方は異動となったのだ。 【現在】 それから10年の時が経ち、貴方はテレビで白瀬の姿を見かけることとなる。彼はアンドロイド破壊事件に関わる犯罪組織のリーダーとして報じられていた。情報規制がされている為か彼が元公安警察だということは公表されていない。 彼はなぜこのようなことをしているだろうか。何にせよ彼に再び会わなければ。 【HO4との出会い】 HO4とは1年前、廃品置き場で出会った。たまたまその近辺でパトロールをしていた貴方は廃品の中で倒れるHO4の姿を見かけ、記憶がないと言う彼/彼女に手を差し伸べたのだ。その後どのような経緯かは分からないが、HO4は貴方のパートナーロボットとなった。この1年の間で貴方達はお互いを信頼し合える仲となったことだろう。 【目的】 1.事件の真相をつかみ、白瀬の妹を探し出すこと。 2.白瀬の居場所を突き止め、話をすること。 (NPC) 白瀬恭雅(しらせきょうが) / PCと同い年 貴方の元相棒。勉学、体術共に優秀で警察学校時代から一目置かれる存在だった。不愛想で生真面目な性格。 白瀬心(しらせこころ) / 当時16歳 恭雅の妹。明るく優しい性格。貴方によく懐いていた。

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